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だれかが設計?   蝶のナビゲーション・システム / チョウの羽 聖書

2019年10月26日 | 日記

 

 

【だれかが設計?】

「蝶のナビゲーション・システム」

■ ボールペンの先ほどの大きさしかない脳。そのちっちゃな脳を使って,オオカバマダラはカナダから3,000㌔も離れたメキシコの小さな森まで旅をします。
どうして迷わずにたどり着けるのでしょうか。

考えてみてください: オオカバマダラには,太陽を基準にして方向を見定めるための太陽コンパスが備わっています。
しかし,それだけではありません。太陽の動きによるずれを補正するために,驚くほど正確な概日時計(24時間周期の体内時計)を用います。
オオカバマダラは「これまでに研究された昆虫や動物とは全く異なる方法で概日時計を機能させている」
と,神経生物学者スティーブン・レパート博士は語っています。

科学者たちがオオカバマダラの体内時計の秘密を解き明かしてゆくと,人間や他の動物の概日時計についても理解が深まるかもしれません。
さらに,神経系の障害の新たな治療法を発見できるかもしれません。レパート博士はこう述べています。
「わたしは,脳が時間と空間の情報をどのように処理しているかを解明したい。オオカバマダラはうってつけの研究対象だ」。

どう思われますか: オオカバマダラの複雑なナビゲーション・システムは,偶然の産物でしょうか。

それとも,高度な知性を持つ設計者の手によるものでしょうか。




「チョウの羽の表面」

● チョウの中には,見る角度によって色が変わる美しいメタリックカラーの羽を持つものがいます。
あるチョウは,羽の色が非常に鮮やかで澄んでいるため,800㍍離れていても見えるほどです。
その羽にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。

考えてみてください: オオルリオビアゲハの羽の表面の鱗粉には無数の溝があり,様々な仕方で光を反射します。
例えば,溝の中央部分は黄緑色の光を反射し,縁の部分は青い光を反射します。
また,溝の中央に当たった光は直接反射しますが,側面に当たった光は幾つもの層に反射するため,光の波が増幅され,部分的に偏光します。
この複雑な過程を経て最終的に出来上がる色は,構造色と呼ばれます。

研究者たちは10年かけて,チョウの羽の表面構造を単純化して再現することに成功しました。
そうした科学技術により,偽造しにくい紙幣やクレジットカード,また太陽エネルギーをもっと効率よく集められる太陽電池の開発が期待されています。
しかし,チョウの羽の表面をそっくりまねるのは容易ではありません。ケンブリッジ大学ナノサイエンス・センターのウルリッヒ・シュタイナー教授はこう述べています。
「光学に関する科学知識が深まったにもかかわらず,自然界に見られる驚くほど多様な色彩のほうが,テクノロジーによって生み出される光学的効果よりも往々にして優れている」。

どう思われますか: チョウの羽の表面は偶然に出来上がったのでしょうか。

それとも,だれかが設計したのでしょうか。



「チョウの羽」

チョウの羽は,少しの塵や数滴の水が付着するだけで飛べなくなるほど,薄くて弱いものです。
ところが,汚れや水が付いたままにはなりません。一体なぜでしょうか。


考えてみてください: ディディウスモルフォ(Morpho didius)について研究している,オハイオ州立大学の研究者たちは,
このチョウの羽は肉眼では滑らかに見えるとはいえ,表面がかわらに似た細かな鱗粉で覆われている,ということに気づきました。
それらの鱗粉の表面には平行に並んだ微細な溝があるため,汚れや水滴はすぐ転げ落ちます。
技術者たちは目下チョウの羽をまねて,産業機器や医療機器に汚れや水の付着を防ぐハイテク・コーティングを施そうとしています。

人は様々な生き物の造りを科学的に模倣しようとしていますが,チョウの羽もその一つにすぎません。
「自然界は,極小の物から極大の物に至るまで,工学技術の驚異で満ちており,これまで幾世紀にもわたって人間を啓発してきた」と,研究者のバラト・ブシャンは述べています。

どう思われますか: チョウの羽は,進化によるものでしょうか。

それとも,だれかが設計したのでしょうか。