いつも勝ち気で男嫌いなジダマ。
そんな彼女がついに恋をするのです
"あずきちゃん"全作品の中、最初で最期の貴重な恋物語。
木の葉も落ちきり、コート着用。すっかり冬ですね。
そんな放課後の帰り道。
「この頃あずきちゃん、ちょっと変わったよねぇ。なんか前より落ち着いてるっていうか…」
かおるちゃんに言われ、照れながらも少し嬉しそうにするあずきちゃん。
そう、勇之助君とはもう相思相愛。愛に満たされ、すっかり大人っぽくなってしまったのです
するとジダマは自身ありげに「さては算数の成績上がったとかー?」
色気の欠片も無い発言に「違うわよジダマ、勇之助君と上手くいってるからじゃない。」とかおるちゃんに突っ込まれます。笑
焦るあずきちゃんに、「うふ」と微笑むかおるちゃん。
かおるちゃんも何だか最近イイ女~
しかしそんなおませな二人にため息をつくジダマ。
恋なんてするから悩まなくていい事で悩まなくてはならない。
恋をしていない私は悩みがない分、いつでも前向きに生きて行ける。
少しは見習った方がいい。
2人を背に先頭を堂々と歩きながら、ジダマはそう言います。
このような事は今までにも何度かあり、いつも少し拗ねたようにする2人でしたが、
今回、そんなジダマをあずきちゃんとかおるちゃんは落ち着いた表情でニコニコと見つめます。
お互いに違う形ではあるものの、恋愛のターニングポイントを迎えた2人。
恋をして、辛くて苦しくて沢山悩んだ…しかしそれ以上に、恋でしか味わえない甘い悦びがある事を2人は知っているのです。
だいずと一緒に商店街を歩くあずきちゃん。
そんなところにパトカーが通ります。
そして後を追うようにチャリンコを飛ばすケンちゃん。
どうやらジダマの家に強盗が入ったようで。
心配したあずきちゃんはケンちゃんと共にジダマ宅へ向かいます。
そこにはちゃっかりまこと君もいて、テレビの取材が来るかもしれないからと髪のセットを始めます…
友達の一大事に相変わらずノーテンキですなw
そんなまこと君が大好きです
そしてそんなまこと君の真似を必死でするだいず…可愛いすぎ。笑
玄関から出てきた普段通りのジダマ見て一安心するあずきちゃん。
…とは打って変わり、
強盗は何人組だったんだ?!ピストルは持ってたのか?!と興奮状態のケンちゃんとまこと君。
そして強盗ではなく空き巣に入られただけと知った2人は、
「え~ただの空き巣~?」
「何だ~つまんねぇの~。」
ww
不謹慎極まりない発言にあずきちゃん激怒!!笑
このところロマンスモード全開なあずきちゃんでしたのでちょっと久々。笑
しかし当のジダマはそんなケンちゃんとまこと君に怒る事もせず…
少しぐったりとしていて、いつものような元気が無いジダマを心配するあずきちゃんなのでした。
翌日。
(どうでもいいけど勇之助君がシマシマじゃない!笑
こっちのがイイよ~)
ジダマの様子がなんだかヘン。
休み時間もぼーっと木に寄りかかり、
「また空き巣に入られないかなぁ…」
なんて呟やいたり、
給食もまともに食べません。
まこと君やケンちゃんには大袈裟に騒がれる始末。笑
そこでかおるちゃんはピンときます!
「あれは絶対恋をしている顔よ…」
そしてかおるちゃんの妄想は暴走し始めます。笑
"空き巣に入られないかな…"と呟いたジダマの発言から、犯人に恋をしたのだとかおるちゃんは推測するのでした。
「泥棒なんて好きになるかなぁ…」と半信半疑のあずきちゃん。
そりゃそうだ。笑
帰宅すると、自宅のマンションの前にはパトカーと人集り。
どうやら同じマンションの一階でまたもや空き巣事件が勃発したようで。
すると、どこで情報を嗅ぎつけたのか、ジダマが走って現れます。笑
そして何故だか積極的に警察に駆け寄るジダマ…
そんな様子を見たあずきちゃんはそのままをジダマを家に呼ぶ事に。
そこでジダマは恋をしてしまった事を初めてあずきちゃんに打ち明けます。
甘く切ないこの気持ち…きっとこれが恋なのねとうっとりするジダマ。
こんなに乙女なジダマはもう2度と見れないと思うと、本当に貴重な一回ですね
そして恋に恋するあずきちゃんやかおるちゃんをバカにしていた事を謝り、素直に相談を持ちかけます。
誰だかは聞かないでと言うジダマ。
そんなこんなで話を進めていくと、かおるちゃんの言っていた"泥棒説"が濃厚に…ますます心配になるあずきちゃん。
ついにはあずきちゃんがしている交換日記を羨むジダマ。
"無理だよ…泥棒と交換日記だなんて…。"
泥棒と交換日記www
あずきちゃんはとても真剣なのだろうけど、笑っちゃう心の声です。笑
そしてすぐさまかおるちゃんに相談するあずきちゃん。
「かなり熱あげてるよ!泥棒の事、"彼"なんて言ってるんだから。」
やっぱりちょっと面白い。笑
ジダマの事を真剣に悩む2人、微笑ましいです。
…が、
結論『私達、自分の事で精一杯』www
数日後、空き巣の犯人が捕まったと報じられます。
1995年…ちょうど、今から20年前になりますねぇ。(遠い目)
心配する2人ですが、ジダマは何故だか超ゴキゲン。
どうやらジダマのいう"彼"の住所と名前がわかったそうで。
今度警察へ会いに行くので、あずきちゃんとかおるちゃんも付き添ってほしいというのです。
警察と聞いたもんだからすっかり泥棒と確信してしまっている2人。
ついには勇之助君に相談を持ちかけるあずきちゃん。笑
勇之助「でも家族じゃないのに面会なんて出来るのかなぁ?」
あずき「電話があったんだって、警察に来るようにって。」
勇之助「おかしな泥棒だな…。」
この会話www
そして、ついに"泥棒"との面会当日。笑
ジダマは着物を身に纏い、現れます。
かおるちゃんと仲直りした時のスカート姿より断然似合っていて、とっても素敵です
そんなところにケンちゃん現る。笑
「着物なんて着ちゃって盆踊りでも行くのかー?」
盆踊りw
「やだぁ、デートよ。」
デートではないだろw
デートではないにしても、きっとジダマは"デート"という単語を使ってみたかっただけなのです。
初めての恋。
たとえそれがケンちゃんであろうが、誰かにのろけてみたくて仕方ないのでしょうね
ついに警察署に到着し、乙女モードなジダマとはウラハラに、完全に萎縮気味のあずきちゃんとかおるちゃん。
警察署は20年前であっても今とほとんど変わりはありませんね~。
"刑事課"と書かれた部屋に1人で入り、なかなか出てこないジダマに不安は募る一方。
廊下で待つ2人の前に手錠を掛けられた男が通った際には、
「私、もう帰りたい…。」
と、べそかき始めるかおるちゃん…。
あずきちゃんは怖がりながらもしっかりしてます!!
そしてついに、警察官のイケメンおにーさん(杉田さん)と共にジダマは部屋から出てくるのでした。
おにーさんのあまりのイケメン具合?に2人も若干ときめいちゃってます。
おいおい。笑
「帰りは杉田さんが送って下さるそうよ。」
着物に見合った上品な言葉遣いです
どうやらジダマは会いに行くとかこつけて、
おにーさんが空き巣の犯人から取り返した貯金箱(ジダマの私物)を受け取りに来ただけだったようなのです。
そしてジダマの好きな人は警察官のイケメンおにーさんという事が発覚します。
すっかり拍子抜けのあずきちゃんとかおるちゃん。笑
ジダマ、爆笑。
まぁ、早とちりは"あずきちゃん"あるあるの1つなので。
にしてもジダマは随分年上の人を好きになりましたね…推定、20代半ばくらい??
同級生の興味が全く湧かなかったのには納得。
そして、ジダマが渡したお弁当のお礼にと、そのまま杉田さんの家に招かれる事になった3人。
お弁当、一生懸命作ったんだろうなぁ
しかし…杉田さんの家に着き、玄関から出て来たのはなんと奥さん。
杉田さんは既婚者だったのです。
ショックを隠しきれないだろうに必死で笑顔を作るジダマには心が痛みます。
いてもたってもいられなくなったジダマはそのまま走り去ってしまうのでした。
急いで追いかける2人ですが、なかなか見つかりません。
「そっとしておいてあげよ。私がジダマだったら1人になりたいって思うもん。」
と、涙ぐむかおるちゃん…。キュン
次の日、ジダマは男の子を囲って警察署の中の話で大盛り上がり。
そんなジダマの姿を見て、事情を知るあずきちゃんとかおるちゃんは胸が痛むのでした。
今回、ジダマの初恋は見事に砕け散ってしまいましたが、この事を機にジダマはあずきちゃんやかおるちゃんの恋する気持ちに共感し、更に心強い味方となるのです。
そして、複雑な想いを抱えつつもジダマを
必死で応援するあずきちゃんとかおるちゃん。
また3人の絆も深まったのではないでしょうか。
乙女モードなジダマもいいけれど、やっぱり元気で強くて男勝りなところが彼女の一番の魅力だと思います。
という事で、貴重である乙女モードのジダマにしようか迷ったのですが、あえて冒頭にこの回唯一普段のジダマっぽいシーンを載せる事にしました
これらも、バシバシとジダマ節を発揮して欲しいですね
でもやっぱり最後に…
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