3歳児を起こすときの私は、ジャンボジェット機を離陸させる機長のようだ。少々のトラブルは予想に入れつつ、それでもひるまず事を進めないことには、飛ぶものも飛ばなくなってしまう。今朝もふとんにうつぶせる3歳児を「おはよー」とゴロゴロ転がしてみると、天使のような寝顔がいきなり悪魔のような不機嫌な顔に。それでもかまわずカラダを横から縦にし、目覚めさせるために話しかける。3歳児の機嫌を取り戻すには、なんといっても食べ物の話題だ。「ねえ、起きてリンゴのパン食べる?」「や。」…出ました、爽やかな朝に3歳児の第一声、「や」。ここで売り言葉を買っていると親子の朝は共に失速してしまうので、穏やかに次の提案をする。「じゃあ、ウィンナーパン食べる?」「や。」第二声も「や」ときたか…。「じゃあ、何食べる?」「リンゴのパン。」…結局うれしそうにリンゴのパンを食べて出かけた今朝の3歳児であった。
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