新しいサイモン・シンの著作である
「代替医療のトリック」
を読み始めた。
これまで「フェルマーの最終定理」「暗号解読」「ビックバン宇宙論(文庫版では宇宙創成)」を読んできたが、どれも緻密な事実の積み重ねと、平易な解説で大変面白かった。
そして、今回の「代替医療のトリック」であるが、これまでの作品と比較して書き手であるサイモン・シンその人の思いが強く出ているように感じた。
まあ、その話はおいといて、まだ2章とちょっとしか読んでいないけれど、ちょっとした驚きがあったのでここに書いとこう。
それはフローレンス・ナイチンゲールという歴史上の人物の話。
ナイチンゲールといえば、戦地の看護で敵味方わけ隔てなく献身的な看護をして、その慈悲の心と行動で看護婦の模範となっている・・・と勝手に思っていたけれど、
実は彼女は統計学者であり、クリミア戦争における野戦病院での看護の経験とそのときに蓄積したデータから、衛生環境の改善が兵士の死亡率の減少にどれほど重要であるかを統計的に示し、社会科学の先駆者であったという事実をはじめて知った。
googleで検索をするとその事実は結構有名なようで、wikipediaにも記述があった。
科学的な思考と実践を武器に、社会を改善していくその姿に感動してしまった。
「代替医療のトリック」
を読み始めた。
これまで「フェルマーの最終定理」「暗号解読」「ビックバン宇宙論(文庫版では宇宙創成)」を読んできたが、どれも緻密な事実の積み重ねと、平易な解説で大変面白かった。
そして、今回の「代替医療のトリック」であるが、これまでの作品と比較して書き手であるサイモン・シンその人の思いが強く出ているように感じた。
まあ、その話はおいといて、まだ2章とちょっとしか読んでいないけれど、ちょっとした驚きがあったのでここに書いとこう。
それはフローレンス・ナイチンゲールという歴史上の人物の話。
ナイチンゲールといえば、戦地の看護で敵味方わけ隔てなく献身的な看護をして、その慈悲の心と行動で看護婦の模範となっている・・・と勝手に思っていたけれど、
実は彼女は統計学者であり、クリミア戦争における野戦病院での看護の経験とそのときに蓄積したデータから、衛生環境の改善が兵士の死亡率の減少にどれほど重要であるかを統計的に示し、社会科学の先駆者であったという事実をはじめて知った。
googleで検索をするとその事実は結構有名なようで、wikipediaにも記述があった。
科学的な思考と実践を武器に、社会を改善していくその姿に感動してしまった。