忍之閻魔帳

ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)。
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DOUBLEがなぜ声優を「XIII 大統領を殺した男」

2004年08月19日 | 作品紹介(ゲーム)

■PS2:「XIII 大統領を殺した男」


例えば、
近所の銭湯から爆笑問題が出て来てもさほど驚かないが、
細木数子や美輪明宏が出てきたらかなりビビる。
「こんなところにアノ人が」という違和感は、
人が無意識のうちにその人につけた
勝手なイメージとの差異が生むものだ。

最近、久々にゲームでその感覚を味わった。
タイトルは「XIII サーティーン?大統領を殺した男」
見た目も中身も純度の高い洋ゲーである。
64「007 ゴールデンアイ」やXbox「HALO」に代表される
FPS(ファーストパーソンシューティング)タイプの
アクションアドベンチャーだ。
アニメ調のグラフィックのせいか、視点移動の設定がうまいのか、
この手のソフトにしては3D酔いも少なく、
難易度も抑えめで遊びやすい。
発売元のマーベラスインタラクティブの営業に
教えてもらいながらではあるが、
FPSが苦手な私でもけっこう先まで進むことが出来た。
なかなかいいかもと思いつつ手にした資料には

「R&B界の歌姫、doubleが声優に初挑戦!」

と書いてあった。
思わず何度か目を凝らして読み返した。
確かに「double」が「声優」と書いてある。
「主題歌」ではない。
肝心の演技は、さして上手くもないが下手でもなかった。
抑揚のない棒読みを「クールなキャラクター」と
好意的に解釈した部分もあるが、
少なくとも「ナイナイの迷探偵」のナイナイよりは上である。

それにしても解せないのは出演理由だ。
スタッフに知り合いでもいたのだろうか?
それとも「声優」という響きに魅せられたか?
この作品に出演することで得られるメリットは、
doubleにもマーベラスにも無いような気がする。
doubleのCDを買っている人には
「XIII」のようなゲームは向かない気がするし、
洋ゲーフリークにおけるdoubleの認知度も低いと思うのだが。
それとも、それこそが私の思い込みなのだろうか。
doubleの出演が「XIII」購入のきっかけとなった人や、
「XIII」をきっかけにdoubleを知り、CDを買った人が、
実はかなりの数いるのだろうか。

ちなみに、マーベラスはその昔
パックインビデオという名前のメーカーだった。
パックイン時代にSFCで発売した
「マジカルポップン」というアクションゲームは、
可愛い絵柄の主人公(少女)の声を、
こともあろうに飯島愛に担当させるという暴挙に出た怪作である。
酒や煙草で荒れきった飯島愛のダミ声が
画面の少女と全く噛み合っておらず、
発売当時のファミ通でも「なぜ飯島愛が」と書かれていた。
社名は変わってもやり口は変わらない、ということか。

*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:XIII サーティーン?大統領を殺した男
  機種:プレイステーション2、Xbox
メーカー:マーベラスインタラクティブ 
 発売日:2004年8月5日
  価格:6980円(税別)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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