平川インテリア施工例ブログ|埼玉県川口市

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カーペット張替え フエルトグリッパー工法

2016-02-04 | カーペット(タイル・オーダー・敷詰め)

地元の知人からご自宅のカーペットの張替えをご依頼をいただきました
知人の名は一級建築士の増井君、後学のために施工の体験・見学をご希望。
研究熱心な彼ならではのレポートを自身のブログに掲載されましたが、
一般の方にとてもわかりやすい内容ですので全文転用させていただきます。

2016/01/28

朝礼終了後、自宅3階の寝室にてカーペットの張り替え工事を体験。グリッパー工法で固定されたカーペットの交換工事をセルフビルドで行うことができるものなのだろうかの実験をしてみたいということで、今回は職人さんと一緒に体験してみることにしたという次第である。ちなみにグリッパー工法というのは、釘のようなものの出た板を部屋の床の端っこに打ち付け、その釘にカーペットをひっかけて止めるというものである。

グリッパーというのは写真のような細い木の棒である。これを端っこから少しだけ放して取り付けるのだけれど、この隙間はここに最後にカーペットを折り込むためのものである。こういうことは作業の最終形を知らないとできないのでやっぱり何でも体験してみることが大切だ。



グリッパーの内側にはフェルトを貼りつける。これはボンドを使って貼るのだけれど、この作業自体はたぶん誰でもできる、セルフビルド向けの作業だ。



問題はここからである。オーダーのカーペットというのはその部屋のサイズに合わせて注文する。大きさは3640×何メーターというのが最大寸法で、それ以上のホールなどの場合は継ぎ手を作って溶着することになる。通常の住宅であればまずこの最大寸法に収まるわけだが、この大きな絨毯をそこまで運ぶこと、そして運んだ絨毯を設置できるように振り回すことがなかなか大変なのだ。



絨毯を設置したらいよいよ固定である。専用の工具は以下の写真のようなものを使うのだけれど、カーペットを両側に思いっきり引っ張ってひっかけて固定するという一連の作業には結構な熟練を要する。しかもこのような作業に適した道具はあまり一般的ではなく、僕も20年間もこの業界にいるけれど実際に使うことはないものであった。



一日体験しての感想として、このようなセルフビルドのカーペット工事を計画するならば大きな部屋全体ではなく、例えばリビング全体のうちのソファーを設置する予定の部分の6畳程度だけをカーペットにするような平面計画をあらかじめ行うというような設計上の工夫が有効であるように感じた。

僕の部屋の寝室の様に直角でない部分があったり、建具の枠の切り込みや柱型の切込みがあったりすると、とてもじゃないけれど素人が自分でやるのは難しい作業であるように感じた。でもある程度の小ささで整形な状態であればなんとかなるのではないかとも思うのである。セルフビルドを追求するには、初めの新築段階での設計もそれに合わせて行う必要がある。今回はこれまで体験をしたことがなかったカーペットについてのとても有意義な体験ができたと思う。





以上、増井真也日記から転用させていただきました、ありがとうございます。


もう一件施工例をご紹介、マンションのカーペット張替えです
こちらのお宅はリビング・洋室2部屋・WIC・廊下と水回り以外全ての床がカーペット。
ご入居前にご依頼いただき各室毎に色違いのカーペットを施工しました。







ちなみに当店・事務所・我が家も水回りと階段以外全てカーペット仕上げです
カーペットのご相談は専門店の当店へお気軽に

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