VIT村正とは何ぞや?という疑問に対して大まかに説明してみようと思います。
まず「何故VITなのか」という点ですが、これにはまず両手剣の一種『村正』という武器の仕様を知らないといけません。
大幅なCri率・Aspd増加の快感が両手騎士を魅了してやまない、通称「妖刀」。
かつて0.1%だった呪われ確率は、途中パッチを経て5%に増加。
これ以降、呪いに対して無防備な量産型には使えない代物と化し、今に至る。
こうして、「村正型」と呼ばれる村正を使いこなすための専用ステータスが定着した。
【呪い耐性への道のり】
騎士スレテンプレ の ここ に書いてあるものを読めば大方わかるのですが。
呪いによる副作用は、ATK-25%、移動速度減少、強制LUK=0の三つです。
この中で一番やっかいなのは、減速効果です。
プリスキルの速度増加、ペコ乗りに関係なく最低の速度にまで減少します。
自然治癒には最大で約30秒間もかかります。
さらに、パッシブ攻撃一回ごとに判定が発生するので、秒間Atk数の多いAGI騎士ではほとんど常時呪われ状態。
これが、量産型に村正が使えない最大の理由です。通常狩りはまず不可能でしょう。
村正による呪いを克服する手段は以下の通り。
①アイテムに頼る(聖水・万能薬)
②ブレスを使用する
③耐性ステータスを上げる
①はTOM、②はプリに大迷惑。
村正型は③の耐性ステータスの道を選び、自力で村正を使いこなす騎士を言います。
呪いには耐性ステータスが二つ存在します。
確率耐性のLUKと時間耐性のVITです。
村正騎士は、このうちいずれかを最高値付近にまで高めなければいけません。
LUK型村正はメジャーなタイプであり、基本Cri率60%↑を誇る愉快で強い騎士です。
DEF貫通率の高さによる攻撃性能、何より見た目のインパクトに定評があります。
基本形は村正の性能と最大限にマッチするAGI-LUK型で、亜種として破壊力特化のSTR-LUK型が存在します。
一方、VIT型村正なんてのも存在します。VIT=100で完全耐性を達成するタイプで、目的はLUK型と同じでも、性能は全くの別モノです。
このタイプの特徴は、LUK型よりも地味で、ステータス設計がLUK型に比べてとても悩ましいということですね。
Cri率を上げたくても、耐性という観点で見るとVITとLUKを同時に上げれば上げるほどデッドポイントが生じることになります。
つまり、現実的にはCri率はおまけ程度しか望めません。クリティカル命なプレイヤーは100%LUK型に流れます。
じゃぁ村正の話ではなく、普段の戦闘力だとどうでしょう?
自論ですがクリ主体のキャラでは、威力×密度×確率の三要素のバランスが重要で、これらの調和性が村正騎士の総合火力に直結すると考えます。
つまり、どれかが極端に低すぎてはいけないということです。
威力=クリダメージです。
DEF軽減を受けにくい環境下では、STRがさらにパフォーマンスを発揮します。
高DEFの敵相手に真価を発揮するにも、出来る限りSTRを補強する必要があります。
密度=秒間攻撃回数=Aspdです。
手数が増えればそれだけ殲滅力が高く、一秒あたりのクリ数も増えることになります。転生VIT村正ではブーストスキルの性質上、特に重要です。
確率=Cri率です。これはわかりやすいですよね。
クリの数を増やす一番の近道です。LUK切りVIT村正だと60%程度が限界か?
威力がないと、クリを出すこと自体の意味がありません。
確率が低すぎると、そもそもクリが出ません。
密度は単独でも効果が高く、むしろ残り二つを活かすための能力といえます。
しかし、VITは既に100付近まで振りました。この状態から、全てを完成域にまで強化するのは不可能です。
既に特化ステが一つあるにも関わらず、威力のSTR、密度のAGI、確率のLUKという、三つものステが同時に必要となります。
STRは威力だけでなく回復アイテムの所持量にも影響します。
AGIは回避も兼ねており、初期値は相当マゾいです。
Cri率は敢えて言えば装備補強するのがベターです。
Cri率に限界がある以上、命中率を底上げするDEXまで必要になります。
ということで、ステ振りには頭を抱えること必至。
単なるポイント効率だけでなく、育成過程も考えたプラン立てが必要です。
転生スキルを覚えると、それぞれの要求水準が下がるので格段に育てやすくはなります。
【VIT村正の二次的特徴】
VIT100による最高クラスのMHP、呪い以外の状態異常への強さが何よりの強みです。
クリの面白みに欠ける代わり、LUK型より抜群に安定し、オールマイティな活躍が期待出来ます。
転生後に限っては、ロードナイトの特性を最大限に活かすことにもなります。
必然的に晩成型となり、それなりのレベルになるまではどうしようもなく弱いですが、完成手前では純AGIとも純VITとも一味違う強さを発揮します。
先ほどステが難しいといいましたが、裏を返せばかなり振り方に自由が効くと言うことが出来ます。
「LUK村正」という言葉は暗黙の了解で『A-L型』と解釈されるのに対して、「VIT村正」ってステータスを連想しにくいですよね。その所以かと。
まぁ筆者の悪い癖で、かなりぐだぐだな文章になってしまいましたが、LUK型とVIT型の比較表で、最後にわかりやすくまとめようと思います。
【個人的なVIT村正観】
と、はっつけてみて思ったのですが、VITが難しいのではありません。
育成難度とか、ステ配分が難しいのでもありません。
一番難しいのは、『VIT型でありながら村正使うときが一番強い』という極めて特殊な騎士を、どのようにしてメイキングするか…なんですよね。
ただ使うだけなら、VIT型には誰でも使えますとも。
SV型の量産槍が、気分転換で振りまわして遊ぶのも村正です。
でも、それってVIT村正と呼べるでしょうか?答えは断じて否です。
完全耐性がついても、村正を普段から使えない(or使う必要がない)なら、それはVIT村正と呼ぶ意味がないですよね。
目指したかったのは、
『村正をおもちゃではなく生涯をともにする一振りとして使っていけるVIT騎士』です。
筆者が第一の命題とし、一番頭を捻ったのがこれでした。
実用的かどうかは別として、「そんな騎士なんて存在するの?」という疑問はおありかと思います。
自分では「存在する」と信じています。
ちなみに前回、なぜバランス型について説明したかというと、村正専用のVIT騎士というのが必然的にバランス型に近いステータスになる…と思うからです。
具体的に言うと、VIT村正には「VITバランス」に近いステが最もふさわしいんではないかと私的に思っています。
このブログでは以降、「村正を本気で使いこなすためのVIT型」騎士を中心に取り挙げて説明していこうと思います。
決して宣伝とか布教したいだけではなく、村正を使わない、使いたいけど使えない…という人たちにも参考になるような情報を提供していこうと思っています。
まず「何故VITなのか」という点ですが、これにはまず両手剣の一種『村正』という武器の仕様を知らないといけません。
村正 | |||
武器Lv4 | ATK:155 | 重量100 | 必要Lv48 |
特殊効果: クリティカル率+30%、攻撃速度8%増加。攻撃時に一定確率で自分に呪いがかかる |
大幅なCri率・Aspd増加の快感が両手騎士を魅了してやまない、通称「妖刀」。
かつて0.1%だった呪われ確率は、途中パッチを経て5%に増加。
これ以降、呪いに対して無防備な量産型には使えない代物と化し、今に至る。
こうして、「村正型」と呼ばれる村正を使いこなすための専用ステータスが定着した。
【呪い耐性への道のり】
騎士スレテンプレ の ここ に書いてあるものを読めば大方わかるのですが。
呪いによる副作用は、ATK-25%、移動速度減少、強制LUK=0の三つです。
この中で一番やっかいなのは、減速効果です。
プリスキルの速度増加、ペコ乗りに関係なく最低の速度にまで減少します。
自然治癒には最大で約30秒間もかかります。
さらに、パッシブ攻撃一回ごとに判定が発生するので、秒間Atk数の多いAGI騎士ではほとんど常時呪われ状態。
これが、量産型に村正が使えない最大の理由です。通常狩りはまず不可能でしょう。
村正による呪いを克服する手段は以下の通り。
①アイテムに頼る(聖水・万能薬)
②ブレスを使用する
③耐性ステータスを上げる
①はTOM、②はプリに大迷惑。
村正型は③の耐性ステータスの道を選び、自力で村正を使いこなす騎士を言います。
呪いには耐性ステータスが二つ存在します。
確率耐性のLUKと時間耐性のVITです。
村正騎士は、このうちいずれかを最高値付近にまで高めなければいけません。
LUK型村正はメジャーなタイプであり、基本Cri率60%↑を誇る愉快で強い騎士です。
DEF貫通率の高さによる攻撃性能、何より見た目のインパクトに定評があります。
基本形は村正の性能と最大限にマッチするAGI-LUK型で、亜種として破壊力特化のSTR-LUK型が存在します。
一方、VIT型村正なんてのも存在します。VIT=100で完全耐性を達成するタイプで、目的はLUK型と同じでも、性能は全くの別モノです。
このタイプの特徴は、LUK型よりも地味で、ステータス設計がLUK型に比べてとても悩ましいということですね。
Cri率を上げたくても、耐性という観点で見るとVITとLUKを同時に上げれば上げるほどデッドポイントが生じることになります。
つまり、現実的にはCri率はおまけ程度しか望めません。クリティカル命なプレイヤーは100%LUK型に流れます。
じゃぁ村正の話ではなく、普段の戦闘力だとどうでしょう?
自論ですがクリ主体のキャラでは、威力×密度×確率の三要素のバランスが重要で、これらの調和性が村正騎士の総合火力に直結すると考えます。
つまり、どれかが極端に低すぎてはいけないということです。
威力=クリダメージです。
DEF軽減を受けにくい環境下では、STRがさらにパフォーマンスを発揮します。
高DEFの敵相手に真価を発揮するにも、出来る限りSTRを補強する必要があります。
密度=秒間攻撃回数=Aspdです。
手数が増えればそれだけ殲滅力が高く、一秒あたりのクリ数も増えることになります。転生VIT村正ではブーストスキルの性質上、特に重要です。
確率=Cri率です。これはわかりやすいですよね。
クリの数を増やす一番の近道です。LUK切りVIT村正だと60%程度が限界か?
威力がないと、クリを出すこと自体の意味がありません。
確率が低すぎると、そもそもクリが出ません。
密度は単独でも効果が高く、むしろ残り二つを活かすための能力といえます。
しかし、VITは既に100付近まで振りました。この状態から、全てを完成域にまで強化するのは不可能です。
既に特化ステが一つあるにも関わらず、威力のSTR、密度のAGI、確率のLUKという、三つものステが同時に必要となります。
STRは威力だけでなく回復アイテムの所持量にも影響します。
AGIは回避も兼ねており、初期値は相当マゾいです。
Cri率は敢えて言えば装備補強するのがベターです。
Cri率に限界がある以上、命中率を底上げするDEXまで必要になります。
ということで、ステ振りには頭を抱えること必至。
単なるポイント効率だけでなく、育成過程も考えたプラン立てが必要です。
転生スキルを覚えると、それぞれの要求水準が下がるので格段に育てやすくはなります。
【VIT村正の二次的特徴】
VIT100による最高クラスのMHP、呪い以外の状態異常への強さが何よりの強みです。
クリの面白みに欠ける代わり、LUK型より抜群に安定し、オールマイティな活躍が期待出来ます。
転生後に限っては、ロードナイトの特性を最大限に活かすことにもなります。
必然的に晩成型となり、それなりのレベルになるまではどうしようもなく弱いですが、完成手前では純AGIとも純VITとも一味違う強さを発揮します。
先ほどステが難しいといいましたが、裏を返せばかなり振り方に自由が効くと言うことが出来ます。
「LUK村正」という言葉は暗黙の了解で『A-L型』と解釈されるのに対して、「VIT村正」ってステータスを連想しにくいですよね。その所以かと。
まぁ筆者の悪い癖で、かなりぐだぐだな文章になってしまいましたが、LUK型とVIT型の比較表で、最後にわかりやすくまとめようと思います。
LUK村正 | 比較点 | VIT村正 |
高DEF相手ならVIT村正を凌ぐ。それ以外だとほぼ互角 | 攻撃 | 基本Cri率の低さが悩み。STR自体は意外と上げやすいか? |
AGI量産型とほとんと同じ。LUKによる完全回避はおまけ程度に思った方がいい。 | 防御 | 高いMHP、耐性により安定する。回避がないと村正でのソロ狩りはかなり辛い。地味にオートバーサークの使い勝手がいい。 |
ソロではVIT村正より優秀と思われる。 | 活躍の場 | ソロもそれなりに出来るが、明らかにVIT過剰。専用装備を揃えてPT前衛や、Gvでも活躍したいところ。 |
オーソドックスに決まりがちな印象。BaseLv<LUK必須であり、装備補正をどこまで入れるかが悩みどころ。 | 改造性 | VIT100の達成方法に悩むが、95↑あればLUK型と違ってアバウトでもよく、わずかにステポイントを浮かしやすい。カスタマイズの自由度は高いが、かなり知識を使うため初心者にはオススメ出来ない。 |
狩場はAGI両手と同じになりやすい。完成には時間がかかるが、必要なステータスは早い段階で揃う。装備や消耗品への初期投資がかなり少なくて済む。 | 育成難度 | AGI先行では村正の耐性獲得が遅れ、VIT先行では中盤のソロ狩りが非常に困難になる。いずれにしても晩成型であり、育成難度は高い。膨大な投資が望め、PTに参加する機会があるならVIT先行のほうが育てやすく、LUK型より完成が早まる。 |
極めるならうんと低DEXで完成させる必要があり、武器は村正しか使えない可能性が高い。まさに村正型の名に相応しい。属性付与でクレイモア以上の殲滅力を出せるが、並DEFの無属性Mobは苦手。楽しさ・派手さ重視の浪漫型。 | その他 | Criによる命中に頼りきれない以上、最低限のDEXは確保する。村正以外の武器を使うことも可能。場合によっては村正がサブウェポンになってしまうが…。ともすれば、VIT『村正』とは呼べないキャラになる可能性を秘めている。VIT型でなおかつ、「村正が一番得意な騎士」になるのが最大の難関じゃねぇの? |
【個人的なVIT村正観】
と、はっつけてみて思ったのですが、VITが難しいのではありません。
育成難度とか、ステ配分が難しいのでもありません。
一番難しいのは、『VIT型でありながら村正使うときが一番強い』という極めて特殊な騎士を、どのようにしてメイキングするか…なんですよね。
ただ使うだけなら、VIT型には誰でも使えますとも。
SV型の量産槍が、気分転換で振りまわして遊ぶのも村正です。
でも、それってVIT村正と呼べるでしょうか?答えは断じて否です。
完全耐性がついても、村正を普段から使えない(or使う必要がない)なら、それはVIT村正と呼ぶ意味がないですよね。
目指したかったのは、
『村正をおもちゃではなく生涯をともにする一振りとして使っていけるVIT騎士』です。
筆者が第一の命題とし、一番頭を捻ったのがこれでした。
実用的かどうかは別として、「そんな騎士なんて存在するの?」という疑問はおありかと思います。
自分では「存在する」と信じています。
ちなみに前回、なぜバランス型について説明したかというと、村正専用のVIT騎士というのが必然的にバランス型に近いステータスになる…と思うからです。
具体的に言うと、VIT村正には「VITバランス」に近いステが最もふさわしいんではないかと私的に思っています。
このブログでは以降、「村正を本気で使いこなすためのVIT型」騎士を中心に取り挙げて説明していこうと思います。
決して宣伝とか布教したいだけではなく、村正を使わない、使いたいけど使えない…という人たちにも参考になるような情報を提供していこうと思っています。