STORY OF INSURANCE

保険って?
生命保険・損害保険・第3分野の保険
この保険はどこから入るといいんだろう?

対物賠償

2007-12-05 15:26:48 | 自動車保険(任意保険)
対物賠償保険は、対人賠償保険と同じく相手方への賠償の保険です。

契約している自動車の事故で、相手の自動車や建物など他人の”物”を
壊してしまった時に支払われます。

対物賠償固有の免責事由

 ○本人の所有または、管理する財物の場合
 ○契約自動車を運転した人の父母・配偶者・子の所有または、管理する
  財物の場合
 ○本人の父母・配偶者・子の所有または、管理する財物の場合

 などがあります。

自分や家族の住んでいる家を壊してしまったり、家族の車に損害を与えても
対物賠償にはなりません。

マイカー何台か連なって行楽地などにむかう光景を見たことがありませんか?
わき見運転をして前の車に追突しても、それが家族の車の場合は”対物賠償”
では、修理の費用はでないのです。

前にペットも”対物”にあたることをお話しましたが、自分のペットが他人の車に
ひかれた場合、対物賠償が適用できます。
この場合、どのような状況でひかれたかによって、飼い主の過失が割りだされ
その割合に沿って治療費などが計算されますが、一般の事故と違って保険金の
支払いかたはケースバイケースのようです。

動物といえば、ペットとは違ってお金を稼ぎ出す競馬馬などは、とても高額な
”物”であるため、運搬している運転手さんは、馬に怪我をさせないための
運転をすると聞いたことがあります。
事故に巻き込まれないように、そんな車を見かけたら、
なるべく離れて運転した方が....。

対物賠償には何種類かの特約があります。

    ・他車運転・・・(特約名は会社によって違う)
     他人の車を借りたときの事故で自分の保険を優先させるもの

    ・臨時代替・・・
     自分の車の修理中臨時に借りた車の事故で自分の保険を優先させるもの

    ・対物超過・・・
     相手の車の修理費が時価額を超えた場合にその超過分を払うもの

    ・弁護士費用・・・
     相手から追突されたなど自分に過失が無いときの示談交渉をしてもらうもの

   などがあります。

対物事故で示談までに時間がかかるケースがあります。
年式の古い車をピカピカにしてお金をかけて乗っている人がいますが、その車に
損害を与えてしまった時などがそうです。

保険会社では”時価”(現在の価値)を限度にしか保険金を支払わないので、
たとえば車両価格を20万円と判断された時、修理費が50万円掛かっても
保険会社で支払うのは20万円までです。

これでは車の所有者は納得できませんよね?
「とにかく元通りにしてほしい」と思うのは当然です。
そこで出てきたのが、この”対物超過”の特約です。

私のおすすめは”対物超過”かな。






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