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新雪の経ヶ岳

2016-03-03 22:57:03 | お山歩き
昨日は終盤を迎える雪山遊びのラストスパートということでぼんさんと福井県の経ヶ岳へ。

この山を選んだのは先月荒島岳へ登った時に「あの山かっこええな~」と見ていたところに、ぼんさんがタイミングよく「経ヶ岳に行かない?」と提案してくれたから。
私が荒島から見ている時はその山の名前すら知らなかったけど(笑)

そんなわけで昨日は午前7時現地集合で私は午前3時起きの3時半出発で集合場所の奥越高原青少年自然の家へ向かった。


(左)大野市街にて。
前日は日本海側を中心に雪が降ったので道中積雪があることを想定していたが、この時も降っていて道は真っ白け。
焦ったのは高速道路の北陸道敦賀を過ぎどこやらのトンネルを出ると一面真っ白に積雪していた時。
時速100キロで真っ白な路面に出ると焦る焦る。
(中)雪のことを考え少し早めに出たので予定より早く6時20分頃現地着でぼんさんと合流。
ここもご覧の通り一面真っ白け。
ここに来るまでに積雪量が増えるし坂は結構きついし大丈夫か?と思うほど。
ぼんさんは車中泊で前の晩に来てたとのことだが明け方に一気に雪が降りだし積もりだしたのでヤバいと思ったらしい。
(右)眠たかったのでちょっとだけ休憩してからスタート。
天気は雲も出ていたが切れ間から青空も出ているような具合。
そして歩き出して除雪ポイントを過ぎると即スノーシューの出番。


(左)トレースは全くなくフッカフカの吹けば飛ぶようなパウダースノーの中をスノーシューで行く。
故に沈み込み多く進まない。
早々にこれは山頂にたどり着けない予感も。
(右)地面も真っ白だが木々も真っ白。
まさに積もった瞬間に来たって感じ。
夏道がどこなのかさっぱりわからない。


(左)天気は雲が多いものの青空出て良好、向こうに見えるは荒島岳。
(右)交代でラッセルして上がっていく。


まっさらな深い新雪の中を歩くのはしんどいけど気持ちイイもんだ。


(左)斜度が落ち着いたかと思いきやまたもや急斜面が出てきて道が合っているかどうか疑心暗鬼になる。
(右)木々の間を縫うようにジグザグに、そして時に木に掴まりながら上がる(この新雪がなければ全然大したことない場所です、たぶん)。






振り返る向こうに見えるは大野市街。
その大野市街も真っ白だ。


霧氷の森をゆく。


この感じ好きだな~。


かっこええな~。

ここはたぶん保月山、ここまでに2時間50分程を要する。
無積雪期の参考時間が2時間程だから相当時間をロス。

そして細い尾根をゆく。

雪庇にっぽくなっているので崩れたり踏み抜いてどちらかに落ちたりしないかと思ってちょっと怯んだが、ぼんさんが先頭でガシガシゆく。
歩きながら雪庇をポールでつついてみるとゴッソリ落ちたりしておもしろい。
自分も落ちないように気を付ける。




再び斜面が出てきて上る。
この頃から天気は下り坂、ガスが出てきて風で吹き上げられた雪なのか降っている雪なのか定かでないが粉雪が舞う。


そして唯一の難所(?)牛岩に差し掛かる。
しかし雪に隠れていたので間近に寄るまでそれが岩だと気付かないぐらい。
その前にある尾根がまた細い!
ここでも足元から2×1Mぐらいの雪の塊がごっそり落ちて驚く。


(左)ぼんさんがその岩を(雪面にしか見えんけど)上る。
(右)岩の上(雪面にしか見えんけど)の向こうは絶壁でそこから降りるのは無理。
なので、


(左)岩の右に下りて巻いた。
(右)その岩下にて。
雪に隠れてその岩の大きさ感が把握できんが相当でかいのかな?

一番の難所であろう牛岩もパスし更に上を目指す。
しかしそこには更なる急登があった。
直登は全く無理なので斜めにスノーシューを踏み込んでいくが新雪で足が掛からない、ズルズル滑り落ちる。
ウィペットのピックを打っても新雪に阻まれ下の堅い層にまで届かない。
木を掴みつつ途中まで上るがスノーシューでは無理っぽい。
クランポンに変えるか?
しかしそれでも足が掛かる気がしない。

撤退することにしました。

上の方は暗く天気も下り坂だし、時間も想定以上に要していたし無理に上っても今度は下りも大変だ。
諦めるべし。


戻るのにもこんな場所を歩きます。
地面は歩いている場所よりかなり下なんだろうな。










ちょっと下って風が避けられる場所で昼飯タイム。
この場所、ホントに上手く風を避けられて快適だった。
飯の後、元の道に戻ったら風が吹いて寒い寒い。










大の字(笑)

山頂は踏めず残念ではあるが、今冬一番のふっかふかのパウダースノーの中をスノーシューで歩けてそれを忘れるくらいに気分が良かった。
これはこれで満足な一日。
山頂へ行くのはまたの機会ということで。


追記:下山後はぼんさんと別れた後周辺の温泉施設を検索し「六呂師温泉」に浸かって帰る。
ちょっと変わった名前からして秘湯っぽいイメージを持ってウキウキ行ったが、そんなことはなく古く狭い施設でちょっとガッカリ。
狭い内湯は熱過ぎ、ベランダ的なもひとつ狭い外湯は温く入ってられず、後から来るジイさんは掛け湯することもなく湯に浸かるのでちょっとイヤだった。
入泉料は¥550(だったと思う)。
傍には高原があって牧場がある模様、そして昔はスキー場だったのかな?という感じ。経ヶ岳に登っている最中に見えたのもここだった。
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4 コメント

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Unknown (木柄屋)
2016-03-03 23:51:23
先日の荒島岳から見た経ヶ岳がとても白く美しくて、ヤマレコ見てたらちょうど写真のやせ尾根が出てきたんだよねー。
荒島でお話ししたオヤジさんがあまり冬は人が入らないって言ってたけど行くんだねー(笑)
Unknown (ぼん)
2016-03-04 14:18:56
雪多い!
フカフカで楽しかったが、沈むから苦戦したし滑るから登れないよね

その後気温はグングン上昇してますし、こんな雪はもう楽しめないでしょう

木柄屋さん (PEANA2)
2016-03-04 22:21:17
人が入らないから行くんです!
静かさと独占感を求めて!
ぼんさん (PEANA2)
2016-03-04 22:23:24
あれだけの雪を楽しめたのだから良しとしよう!
山頂は踏めなかったけど十分だ。

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