毒を放出!

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今冬も伊吹山に登る

2013-02-15 21:49:00 | お山歩き
昨日は一日ずれてしまったが一応誕生日休暇ということで休み。
そんな昨日は天気が良いとの予報。
これは山に行かねばなるまいと前の日の晩妻に許しをもらって、40歳になって初の山行きはどこにするか考えた。

どうやら今年は雪が少ない。
少ないながらも一昨日比良山から見た伊吹山はまだそこそこ白かった。
今日を逃し来週再来週とか言ってるとそれこそ雪がなくなってしまいそうな気がする。
なので行く、今行く。
そう決めたらザックに要るものをパッキングし、サーモスボトルにアップルティを温め入れてから寝た。
そして朝6時過ぎ起床の6時半出発で8時現地駐車場着。


(左)クルマを走らせ北に向かうほど天気はスッキリしない、そして伊吹山も見えない。
おかしいな・・・と思ったら見事に雲の中だった(涙)
晴れじゃなかったのか?これは参った、登っても何も見えないでは楽しくないじゃないかと、テンションも下り坂。
それにしても伊吹山て意外に遠い、近いようで遠い。
(右)テンションは下がりながらもここまで来て帰るという選択肢はないので8時10分クライムオン。
駐車場のおばあちゃん情報でも今年雪は少なめ、昨日は一日雪が降ったりやんだりの天気だったらしい。
「今日の予報では晴れだったのにね~」とのこと。
天気が読めない。
でも行く。


(左)1合目でようやっとまともな雪が見れるようになったが、それでも積雪は少なく数センチ程度。
(右)例年なら山頂に向かってほぼ直登していくようなイメージだが、雪が少ないので夏山ルートを歩いていく。
雪はガチガチかと思いきや積もりたての新雪もあり、木にも雪が付いている。
おばあちゃんが言ってた通り前日もしくは夜間に雪が降って積もったようだ。
トレースは付いていて、見たところ新しいものもあるので先行者がいる模様。


2合目を過ぎ3合目近くで振り返ると雲海が広がりその上に霊仙山が頭を出していた。


(左)3合目でやっと伊吹山本体が見える。
遠めだが見える限り4名ほどの先行者がいる模様。
トレースは1本しかないので間違いなく新しく積もった雪だ。
(右)雪具合はこんな感じ。
トレース泥棒でこんな具合なのでトレースを外すともっと沈み込む。
ちなみに今までの経験と雪が少ないだろうという読みからハナからスノーシューを持って来る気なくてクルマにも積んでこなかった。
なのでツボ足で。
そして好みの問題でゲイターは無しで。


また振り返る。


(左)ようやく避難小屋が近づいてきた。
あそこからがここの登山のメイン箇所。
(右)その避難小屋の扉、「開放厳禁」と大きく書かれているが開放されていたのだろか、ダンパーがちぎれドアが外れてしまっていた。
残念だ。

そしてここで小休憩、腹が減ってきてたのでゼリーとチョコレートを補給。
斜度が出てきてハードな行程の前に腹ごしらえ。
そのゼリー(SAVAS)食べるときに気づいたが賞味期限が2011年5月となってた(汗)
気にせんと食ったけど(爆)
で、ここでクランポンをつけるか少し考えたがまだ無しでいけると判断し再出発。


(左)遠くの樹林帯の中になにやら黒く動く物体が・・・カモシカか?
(右)避難小屋から数百メーター登ったところで足元がおぼつかなくなってきたのでクランポン装着。


(左)先行者のトレースを辿りつつ登る。
いつもならば避難小屋から上はすり鉢状になる谷の中央部分を直登していくのだが、何故か先行者はその右にある樹林帯の方へとルートを取っている。
その中央部にはトレースが全くなくなっているところを見ると新たに雪が積もったことがわかるが、その雪が深いなど危険と判断して樹林帯へ向かっているのだろうか?
理由はわからないがトレースのない新雪積もる中央を突破する根性もないのでとりあえずトレースを辿る。
ウェアは上着にソフトシェルを着てきてたが暑くなったので脱いでアンダーウェアで行動してます。
(右)しかし風が冷たく強くなってきたのでジャケットを着込む。
天気はかなり良くなってきた。
下の方は雲の動きが早く一瞬にしてガスって見えなくなった。
非難小屋さえ見えない。
雲海の上は天気が良いという見本のような状態。


(左)それにしてもこの樹林帯ルート、斜度がきついぞ。
何度となく斜面をジグザグに切り替えし木々の間を縫っていく。
私が先頭だったら諦めてたな。
(右)樹氷がなければ飛行機の中から撮った写真のように見える。
これだけ晴れると山頂からの展望が楽しみ!


(左)しかしこの樹林帯ルート、やっぱりきつい。
そこまでバランスをとりやすいという理由から2本のポールで来たが、斜度がきつく雪面も沈み込むので片手で雪面に手を付いたり掻いたりすることが出てきてそのままでは邪魔で不安を感じるようになった。
なのでポールを仕舞ってアックスに切り替える。
斜面で停滞しながらザックおろしてアックス出してポール仕舞ってると足が攣りそうになって焦る。
それぐらいの足場不安定な場所。
写真撮ってますけど(笑)
(右)以降アックス片手に登る。
石突きを雪面にさすのはもちろん、ピックを雪面に打ち込み、ずり落ち防止に使ったり体持ち上げるのに使う。
体勢保持のためにピックを打ち込み登るなんて初めて、それぐらいの段差や足場の悪いところがあった。
そしてここでピックを打ち込み体持ち上げながら登るなんて思ってもいなかったので結構緊張した。
早くやり過ごしたいと。


そんな感じでビビリながらも山頂着。
下界は雪は少ないとはいえそこは山頂、ご覧の通りの積雪で一面雪の世界で青い空も出て美しい。


先行者に撮ってもらった。
行動中に目視で4名確認してたが山頂には1人しかいなかった。
他の人はどこ行った?

で、展望はご覧の通り、サイコーです!

毎度おなじみになりつつありますが、能郷白山、加賀の白山。
大好きな能郷白山を今回も見ることが出来て幸せだ。


左から乗鞍、そして御嶽。
こう見ても雪少なそうだ。


ヤマトタケル。


後から来た登山者をモデルにして一枚。
どうです?この広がり感。



飯はカップヌードルメガベジタブル。
ザックにぶら下げてたマグカップはデザートのおしるこ用として持ってきた。
このおしるこ餅が入っていない、残念。
更なる食後のお菓子は妻と娘が作ってくれたクッキー。
で、満腹満足。


景色見て、写真撮って飯食って、また景色見て写真撮ってをしたら撤収準備。
その時間帯に登山者が次々に上がってくる(次々言うても数名ですけど)。


こちらは西方面。
今日は見える雲がほぼ眼下にある。


下りるのはいつものルートで。
私は先行者のトレースをたどり樹林帯を登ってきたが、後着の人はいつものルートで登ってきたようだ。
そしてそれに続いて人が登ってくる。
今日は皆来るのが遅い気がするのは気のせいか。
結構な高度感でしょ?


それを下から見上げてみた景色がこれ。


南斜面だが山頂直下はまだ樹氷がついている。
青い空と樹氷、キレイだ。


(左)非難小屋付近でまたガスが出てきた。
そしてここでクランポンを外し、ジャケットを脱いでザックに仕舞う。
クランポンを外し歩き出したらすぐのところで滑ってこけた(笑)
(右)私の靴跡、ビブラム・ムラツのソール。
この足跡を今日は私以外のものでたくさん見た。
いろんなブランドのブーツで使われているのでそれだけよく見るというところか。


(左)天気が良くなったので雪がとけ2合目より下は足元泥だらけになった。
なので下山後ブーツを洗う。
私が利用している駐車場ではそれ用のブラシを貸してくれるのでありがたい。
(右)帰り際に伊吹山を見る。
朝の雲がウソのように晴れ渡りスッキリと山を見ることが出来た。
やっぱり雪がついてないところもあって雪は少なく感じるな。
でも登山としては満足できるだけの雪はあった。
今季も登れて良かった。
遊ばせてもらってありがとう。

帰り道、随分離れたところからも非難小屋から山頂まで続くトレースが見えたのは驚き。
コメント (4)
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