イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

中国自動車(イ)

2007-10-23 04:04:38 | Weblog
平成19年10月20日

中国の自動車産業の将来

現在中国には自動車メーカーは大手と言われるところだけでも14社もあります。 その他に全マ-ケットの10%を占めるメ-カ-が数十社あると言われて居ますがその大手14社は2010年には合計で1,600万台の生産を計画中との事でこの数字が実現すれば中国は日米を追い越し世界最大の自動車生産国に躍り出る事になります。

中国の国内需要は底固く現在は輸出が30万台程度で殆んどが自国消費ですが将来は生産量の1/3は輸出する意向との事で2010年迄には年間600万台の輸出を目標にして居るとの事です。 併し果たして海外の需要家が中国車を買うかどうかは未知数で仲々難しいと私は考えます。

国内需要も仲々厳しく過剰設備・過剰生産の結果市場では一部で値引合戦が始まって居りメ-カ-の利益は圧縮され始めて居ます。 この事態を重く見た中央政府はメ-カ-の再編を促すと共に増産計画にブレ-キを掛けて居ます。

所得が増え生活に余裕が出て来れば自動車を持ちたいと言う動きは中国も一緒で最近婚期を迎えた中国の女性達の結婚対象男性の3大条件は① 家を持って居る事 ② 自動車を持って居る事 ③ 自分で会社を持って居るか大企業の経営者である事 と言うのですから自動車が相手の風貌や学歴より上位にあると言う事で今後も中国国内の自動車需要は増え続ける事間違いありません。

上海だけでも毎日自動車が5,000台増えて居ると言うのですからその吐き出す排気ガスは環境を汚染し住民の健康を脅かして居ます。 北京は青空の見える日は殆んどなくスモッグで終日街が覆われて居ます。 オリンピック期間中は工場の生産を止めたり自動車通行制限をしたりして空気の浄化を図る計画との事ですがこんな一時凌ぎの方策ではなく中国政府は本腰を入れて環境汚染問題と取り組む必要があります。

井上  出

煙草(イ)

2007-10-23 04:01:51 | Weblog
平成19年10月19日

煙草について

日本でも煙草の吸える場所はドンドン少なくなって来て居り愛煙家には暮し難い国になって居る事でしょう。 それでも北米と違いレストランで禁煙や分煙をして居るところは未だ少ない事から私の様に喉が弱い者には食事中に隣りのテ-ブルから流れて来る煙には悩まされます。

寿司屋は未だ禁煙や分煙のところは殆んど無く隣に座った若い娘がプカプカやる事で寿司を楽しめない事も度々です。

日本では関東よりも関西の方が喫煙者の数は圧倒的に多いのですが女性喫煙者は東京の方が多いと言う面白い現象が先日ニュ-スになって居ました。 男性喫煙者は減って居るにも拘らず若い女性の喫煙者が増え続けて居る現象を見ると出産の折問題原因になると言われる煙草を何故彼女達が吸うのか私等には全く理解出来ません。

昨日偶々取引先の人と食事をして居たところ隣りのテ-ブルに親子連れ(両親と息子と娘)の4人連れが座ったのですが唯一人その娘だけが四六時中煙草を吸い続けて居ました。 親は注意しないのでしょうか?

今回中国に旅して街中やレストランでの喫煙者の数が減って居る事に気付きましたがこれは中国政府がオリンピックを控えて禁煙キャンペ-ンを展開して居る事の効果と思われます。

北京では9月からタクシー運転手が車内で煙草を吸うと200元(約3,400円)の罰金を課せられる様になりましたし乗客も吸えなくなりましたが中国の事ですから徹底させる迄には長い時間が掛る事でしょう。

上海は未だ禁煙条例が出来て居ませんがこれも時間の問題で愛煙家には中国も住み難い街になりそうです。

井上  出