イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

家族(イ)

2007-10-02 23:58:04 | Weblog
家族のあり方

「家族のあり方」については考えさせられます。 

フランスでは生れて来る子供の1/2近くが日本で言う「私生児」と言われて居ますがこの流れは世界中に広がって居ます。

カナダも例外ではないと言う事なのでしょうがカナダの中でもフランスの影響を強く受けて居るケベック州あたりでは恐らく「私生児」の数は全国平均よりも高いと思います。

先進諸国では正式に結婚したカップルの子供でも「私生児」でも同じ扱いをして貰えますが日本では戸籍上私生児は長男とか次男とかと言う表示はされず息子/娘とのみ表示されて居る事から戸籍上から直ちに判るのです。 

遺産相続でも「私生児」は差別されて来ましたが最近はイコ-ルに扱われる様になって来た様です。

男親が1人で子育てをする映画確か「クレ-マ-・クレ-マ-」と言うのがあったと思いますが子育てにはやはり母親が必要だと私は考えるのですが父親と母親が裁判でどちらが子供を育てるかと言う争いになると昔と違って父親が親権を得るケ-スが米国では増えて居ると聞きます。

私の妹のケ-スでも両親の離婚が子供達に大きな影響を与えて居る様子を見るにつけ「別れるなら子供を作るな!!」と私は主張したいと思います。 

「子供は欲しくない」と言うカップルは日本でも増えて来て居ます。 

余裕ある生活をしたいと言う事と所詮は子は去るものだと言う考えがその原因の様に思われますが少子化の流れを食い止める事は難しい様に思われます。

日本ではパラサイト症候群と呼ばれる若者が多いのですがカナダでも親に寄生して生活する若者が増えて居ると御聞きするとこれ又世界的な傾向と言えましょう。

田舎に行けば今でも3世代4世代が一緒に暮して居る家が今でも残って居ますがそんな家庭で育った子供達は年配者から沢山の知識を吸収する事が出来ると共に世間の常識を身に付け年長者を敬う心を学びます。 

更には自分達の遠い祖先に思いを巡らせ自分の存在が過去と強くつながって居ると言う事を実感する事が出来るのです。

核家族が世界的に増えて居る事は人類の将来に決してプラスにはならないと私は考えます。

井上  出

補選(イ)

2007-10-02 23:47:59 | Weblog
平成19年10月2日

ケベック補欠選挙について

レポート大変興味深く読ませて頂きました。 フランス系ブルジョアの本拠地と言うモントリオ-ルのウ-トルモンで自由党を捨てNDPを選ぶと言う驚天動地の異変が起きたとの事。 先日の日本の参議院選挙同様有権者は変化を求めたのでしょう。

ケベックの分離独立の動きは世代交代によってその力を失って行くと思われますし又カナダにとってもケベックに住む人達にとっても好ましい事だと思います。

日本も社民党あたりがもっと力を持って自民・民主・そして社民が三つ巴の戦いをする様になれば改革も進み役人の不正も減る事でしょう。

ところで日本の安倍首相の突然の退陣と派閥の党首達に担がれて新首相になる福田氏についてカナダのマス メディアはどの様な捉え方をして居るのでしょうか? 御聞かせ頂ければ幸です。

石油価格が年内には1バレルUS$100に達するのではないかと言われて居ますがこれでカナダのオイルサンドから抽出したオイルの価格も上昇しアルバ-タ-州のみならずカナダ全体が潤う事になりカナダドルは私が繰り返し予測して来た様に恐らく年内には米ドル以上の価値を持つ事になりましょう。 カナダドルへの投資の好機を逃して終い残念ですし将来の移住先候補のバンク-バ-に移り住む事が難しくなって来ました。

井上  出

カナダドル(イ)

2007-10-02 14:44:23 | Weblog
9月25日付カナダこのごろの「ドルをめぐって」 を拝読しました。 カナダドル高は輸出産業にとっては大きなブレ-キになる訳でオンタリオやケベックの製造業が苦戦して居るとの事で私の様にカナダドル高を唯はやし立てるだけでは駄目な事は良く判ります。 併し石油や鉱物資源を中心にカナダの一次産品(農産物や水産物)の輸出は世界の市場拡大と価格が急上昇して来て居る為に増え続け大きな利益をもたらして居る事から全体としては輸出は今後も増えると思われます。

特に石油に関しては中近東全体の埋蔵量の数倍と言われる程膨大なオイルサンドが存在して居ると言われて居ますので将来世界中のバイヤ-がカナダ詣でをする様になるかもしれません。

巨額の財政赤字で苦しんで居る米国や日本と違いカナダは健全財政を堅持し続けて居り先進諸国の中では唯一の黒字国と言われて居ますから今後もカナダドルは値上りを続けると愚考します。

井上  出