イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

中国公害(イ)

2007-10-10 23:14:10 | Weblog
平成19年10月10日

中国のCO2排出量世界最大

中国が2006年度に米国を抜いて世界最大の二酸化炭素(CO2)排出国になったとオランダの政府系環境機関MNPが報じて居ます。

その量は62億トンで米国の58億トンを上回って居ると言うのです。 自動車の普及率は急上昇中ですし電力不足から石炭火力発電所の新設が続いて居る事がCO2排出量急増の2大原因です。 そして2007年は更に増え続けて居るのです。

航空機が吐き出すCO2も自動車の何百台分ですがこれ又中国では急激に増えて居り更には森林伐採や土地の砂漠化によって木が激減して居りCO2増加に拍車を掛ける事につながって居ます。

先進国がCO2を長期間にわたって無制限に放出して置きながら後進国が経済発展の段階で排出するCO2を削減しろと言うのは一方的であり受け入れられないと言う彼等の主張も判りますが今排出量増加を押さえ更には地球上に堆積して居るCO2を減らす努力をしなければ地球は死に向かう事になります。

私の親しい友人で元映画俳優そしてレ-サ-としても活躍した江原達怡氏は現在環境問題研究家として地球温暖化問題に取り組んで居ますが彼が最近書いた「死に向かう地球」と言う本は是非皆様に読んで頂きたく思います。 出版社は現代書林で価格は1,200円です。

CO2の排出量を減らすだけでは問題の解決にはなりません。 既に存在するCO2を減らす事が急務なのです。 併し先ずは自分達の周囲の無駄を減らす努力をしましょう。 小まめに電気を消すとか電気製品は使用して居ない時にはコンセントを抜くとか自動車のアイドリングは止めるとか冷暖房温度を下げるとかこんな小さな節約も皆が心掛ける事で何万トン何十万トンのCO2削減になるのです。 各国政府がそれぞれの国民に声を掛け小さな節約から始めて欲しいと心から願って居ます。 それこそ国連で日本が音頭を取って呼び掛けたらどうでしょう?

井上 出