Absolute ZERO

オールウェイズ低空飛行(墜落寸前)な精神状態で綴る雑多オタク(主に舞台。あとラノベとアニメと漫画とゲーム)な雑記ブログ。

「あらしのよるに」

2005-12-24 19:51:29 | 映画
※注:とっても歪んだ感想ですので心のピュアな人や『あらしのよるに』のファンという方は以下見るのやめてください。(きっと私に石投げたくなるから。)

昨日も映画に行き、更に翌日に2本見るという荒業をやらかしました。
オマケに同じ日に見たのが『男たちの大和 YAMATO』なので、何と言うか中村獅堂スペシャル?
原作読んだ事もなく行ったのですが、いやはやこれはコメントしづらいですね…。
映画は原作に忠実なんでしょうか?セリフとかは映画だけなんでしょうか?
失礼ながらごく一部の女性にこの映画が変にウケていた理由がわかったような、でもわかりたくなかったですよ…。(意味わかんない人はわからないままにしておいた方が大変宜しいかと思います。)
この映画を見終わった後に中学生くらいの女の子が、感動したのでしょう、泣いていて、それを見るともなしに眺めながら「汚れたなぁ…。この映画では泣けないわ、私。」と思いました。
何でしょう。別に一部の女性受けがどうこうという以外に、感動の大作、とは言えないものが…。
原作の7本くらいを1編の映画にしているようですが、そのせいなのかやや冗長な感じがありますね。
原作の方がおもしろそうな気がします。絵本愛読者の友人には映画ではなく原作を薦められました。
映画は、友情って尊いよねって話なんだと思いますが、何もかもを捨てて山の向こうの緑の森に辿り着かない限り、オオカミとヤギの根源的な対立関係を抜けられないあたりに、如何ともし難い現実を反映してるなと思いました。(だから童話映画見てそういう事考えるあたりが汚れてるんだって…)
そして、信頼という名の下に手放しに友情を謳ったメイよりも、葛藤を繰り返しつつも尚友情を守るべく生物的な本能に抗い続けたガブの方が苦労してんじゃないかとか考えてしまいました。
嗚呼私って汚れてるー…。
いや、口だけじゃなく信じ続ける事って難しいですからね。メイは凄いですよ。うん。(取って付けたような言い方なのはお気になさらず。)
ただどうにも、どちらかと言えばガブのほうが共感しやすいので…。
何にしても、この映画見て「ご都合主義?」とか思ってしまった私のような者はちょっくら己を反省すべきでしょう。
心の綺麗な目でまっすぐに見れば素敵な物語、のはず。多分。

蛇足ですが市原悦子がメイの祖母(ヤギ)の声をやっていて、最初「どっかで聞いた声だけど思い出せない…何だっけ?」と悩み、「…あ!日○昔ばなし!!」と確信。しかし名前は思い出せず最後のスタッフロールを見てようやく名前がわかったという。
すいません。でも、「あれだよ。『看護婦は見た』の人!」とか言った母よりマシだと思います。しかも間違ってるから!!ハウスキーパーであってナースじゃないから!
(アホな話で終わってすみません。)


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2 コメント

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観ましたか…。 (さとし)
2005-12-25 21:29:53
自分は逆に原作しか読んでないんですが

あえてコメント。



あのシリーズは、『子供たちには最高の友情を、大人たちには至上の愛を』ってカンジのアオリ文がついてたんですよ。

いわゆる「男は狼なのよ」て事ですね



絵本という媒体は特に抽象性が高くなりやすいものですから

原作ではあまり違和感はなかったです。

初期にあった朗読(?)カセット(?)ではメイ役を市原悦子さんがやってます

(だからお祖母さん役だったんだと思いますが)



映画における所々の問題点は、完全に友情に支点を置いた(具体化した)にも拘らず、内容を抽象的にしたままにあるのだと。



まぁ、これはこれで楽しめるとも思いますがね。
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さとしさんへ (管理人・藍)
2005-12-26 00:55:32
コメントありがとうございます。

とっても勉強になりました!

原作7冊あるもので買おうにも手が出せず…。



ある意味どうとでも取れるのがひとつの魅力とも言えるものだったんですね。

映画は正直浅い感じがしたもので、どうせ映画化するならもう少しきちんと手を加えた方が良かったのかもしれません。

別に子供向けだから作りが甘くていいなんて思いませんが、映画の観客対象は子供かなぁという感じでした。
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