「女優 岡田茉莉子 デビュー60周年記念」
「霧ある情事」
土建会社常務の愛人になった女が、ふとした偶然が重なって、誤って人を刺してしまった社長秘書と逃避行する羽目になる。安易な生活に流されてきた女の諦めを見事に演じている。
「四万人の目撃者」「モダン道中 その恋待ったなし」と立て続けに見て、今更ながらであるが、つくずく1958年頃の岡田茉莉子の美しさに参っております。
今回の特集でも、その年代を中心に鑑賞できればと思います。
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「不良性感度100%オンナノコ列伝 東映牝蜂NIGHTS」
「前科おんな 殺し節」
マキ(池玲子)は政代(杉本美樹)たち女子刑務所の仲間の助けを借りて、殺された父の復讐をする。『女囚さそり』の脚本家コンビだけに刑務所内の描写は同シリーズのムード。東映ピンキー路線を支えた両輪、池玲子と杉本美樹の最後の共演作。
東映ピンキー路線のライバル関係にあった池玲子と杉本美樹。
やはりこうして見ると役柄、演技、肢体と池玲子が目立ち、杉本美樹はマイナー感があるよな。
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「鈴木清順 再起動」
「探偵事務所23 くたばれ悪党ども」
ヤクザから獲物を掠め取る強盗団の黒幕を探るため囮捜査員となった探偵事務所ツースリーの所長・田島。しかし、田島の正体を疑うボスは・・・。大藪春彦の原作を大胆に脚色。二転三転するスピード感溢れた脚本と素晴らしい演出でアクション・コメディの金字塔
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「東北映画紀行」
「モダン道中 その恋待ったなし」
当時、楽屋落ちの連発というナレーションがふざけ過ぎと松竹からお目玉を食らったという野村芳太郎のラブ・コメ。
楽屋落ちというのは一歩間違えると嫌みになったり、白けたりするものだが、なかなかどうして、本作のセンスのバランスが絶妙で楽しめる。
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