京大入試問題が試験中にネット流出…受験生投稿の疑い
25、26日に行われた京都大学の2次試験で、数学と英語の問題の一部が試験時間中にインターネットサイト「ヤフー知恵袋」の質問掲示板に投稿されていたことが26日、分かった。京大は「受験生が携帯電話を使い、不正に投稿した疑いがある」として調査を始めた。また、同一とみられる人物が、同志社大(京都市)の文学部と経済学部の英語の入試問題も漏えいさせていた可能性があることが判明した。
インターネット検索大手「ヤフー」内の「ヤフー知恵袋」に投稿したのは、ハンドルネーム「aicezuki」を名乗る人物。個人情報は非公開だが、携帯電話からアクセスした形跡が残っている。
「文系数学」では全問が流出した。試験は25日13時30分から2時間行われ、実際の入試問題は確率、関数、連立不等式、数列など小問を含め7問が出題された。
掲示板への質問書き込みは、試験開始7分後の13時37分から始まった。14時11分までに出題順通りに計6回質問。早いものでは、試験開始後約40分後の14時9分に回答が寄せられた。結局、試験時間内に回答が寄せられたのは5問分。投稿者は回答者に「ありがとうございます」と、お礼を顔文字付きで試験時間内に書き込む余裕も見せている。
26日9時30分から2時間行われた英語では、試験開始8分後から和文英訳の2問が書き込まれた。うち1問については、約6分後に回答が寄せられている。
また、同大でも同一人物とみられる「aicezuki」による“流出”が確認された。試験日は2月8日で学部は文学部と経済学部。英語は午前10時から100分間行われたが、試験開始から約5分後に和文英訳の問題が書き込まれ、約14分後に回答が寄せられている。
問題が書き込まれた「ヤフー知恵袋」は質問を投稿すると、それを見た別のユーザーが回答を書き込む仕組み。インターネットにアクセスできる環境があれば、携帯電話からでも閲覧できる。ただ、今回の回答が正解かどうかは不明だ。
京大では、25、26日に10学部の前期日程が行われた。投稿は学内関係者を名乗る匿名の人からの指摘で発覚した。試験中は携帯電話を切り、カバンなどに入れるよう指示しているが、投稿者以外にも回答を見た学生がいる可能性もある。2次試験は27日まで行われる予定。京大はこの日、「仮に不正行為などが発覚した場合には厳正に対処する」とのコメントを発表した。
25、26日に行われた京都大学の2次試験で、数学と英語の問題の一部が試験時間中にインターネットサイト「ヤフー知恵袋」の質問掲示板に投稿されていたことが26日、分かった。京大は「受験生が携帯電話を使い、不正に投稿した疑いがある」として調査を始めた。また、同一とみられる人物が、同志社大(京都市)の文学部と経済学部の英語の入試問題も漏えいさせていた可能性があることが判明した。
インターネット検索大手「ヤフー」内の「ヤフー知恵袋」に投稿したのは、ハンドルネーム「aicezuki」を名乗る人物。個人情報は非公開だが、携帯電話からアクセスした形跡が残っている。
「文系数学」では全問が流出した。試験は25日13時30分から2時間行われ、実際の入試問題は確率、関数、連立不等式、数列など小問を含め7問が出題された。
掲示板への質問書き込みは、試験開始7分後の13時37分から始まった。14時11分までに出題順通りに計6回質問。早いものでは、試験開始後約40分後の14時9分に回答が寄せられた。結局、試験時間内に回答が寄せられたのは5問分。投稿者は回答者に「ありがとうございます」と、お礼を顔文字付きで試験時間内に書き込む余裕も見せている。
26日9時30分から2時間行われた英語では、試験開始8分後から和文英訳の2問が書き込まれた。うち1問については、約6分後に回答が寄せられている。
また、同大でも同一人物とみられる「aicezuki」による“流出”が確認された。試験日は2月8日で学部は文学部と経済学部。英語は午前10時から100分間行われたが、試験開始から約5分後に和文英訳の問題が書き込まれ、約14分後に回答が寄せられている。
問題が書き込まれた「ヤフー知恵袋」は質問を投稿すると、それを見た別のユーザーが回答を書き込む仕組み。インターネットにアクセスできる環境があれば、携帯電話からでも閲覧できる。ただ、今回の回答が正解かどうかは不明だ。
京大では、25、26日に10学部の前期日程が行われた。投稿は学内関係者を名乗る匿名の人からの指摘で発覚した。試験中は携帯電話を切り、カバンなどに入れるよう指示しているが、投稿者以外にも回答を見た学生がいる可能性もある。2次試験は27日まで行われる予定。京大はこの日、「仮に不正行為などが発覚した場合には厳正に対処する」とのコメントを発表した。