反省を知らぬ役人どもが、アルツハイマー病を中心とする記憶障害症状のことを「認知症」などという訳の分からぬ呼称に決めたらしい。
どうせ、御用学者や世間知らずの「見識者」をご招待しての諮問委員会で、国民から預かった貴重な時間と税金を無駄づかいした結果に決まっているが、それにしても今回の「認知症」という呼称は、かつて、あの例えようもなく美しき海と心優しき海の民を地獄の底にたたき落とした“水俣病”を . . . 本文を読む
“六月の空気はうまし恋妻よ小鳥の声で話をしよう”
この強烈な相聞歌の存在を教えてくれたのは、1999年6月13日付け朝日新聞「折々のうた」の筆者である詩人・大岡信氏だった。
大岡氏によれば、歌人の筆名は“高辻郷子”と女性っぽいが、実は北の大地・網走で代々農業を営む骨太の男性歌人らしい。
この相聞歌にひとめ惚れした私はさっそく「折々のうた」を切り抜き、仕事場のボードに貼りだした。
カミ . . . 本文を読む