2024.8.18(日)
台風直撃で道路が通行止め、森吉山が登山ができず、近くの「マタギ資料館」を見学する。
阿仁打当温泉に付属したマタギ資料館
阿仁町 森吉山周囲にマタギが多い 東北のマタギ分布図 森吉山、駒ケ岳、鳥海山、飯豊山などの周辺
マタギの由来 シナノキ(マタ)の樹皮をはぐマタハギ説、 アイヌのマタウンパ(雪山で狩りする人)説
マタギの、山の神信仰 山に入るときオコゼの干物を持って山の神に捧げる
マタギの狩猟対象はクマ、タヌキやキジ、ヤマドリなど
マタギ最大の獲物は熊 多くの人で、熊を包囲し沢から追い出す巻狩り
集団を作り、奥深い森林に入り数日間に亘って狩猟する
昭和初期のマタギ 宮沢賢治の「なめとこ山の熊」を連想させる
阿仁マタギの狩猟用具 火縄銃・槍
ナガサ 火薬・玉づくり・火縄
トラバサミ・ガバサミ カンジキ ワラダ(兎狩りに使う)
火打ち金 テッキャァシ(皮手袋) アブケグルミ(皮足袋)
熊の頭骨 熊の胆1匁が、金1匁と高額で売れた
☆阿仁マタギ資料館、古い伝説の様子が展示され、狩猟を生業とし山への信仰を重んじ、集団で巻狩する貴重な文化であると思う。
次号に続く
「エミシ」説を何かで読んだような記憶があります。
今も猟だけで暮らすマタギさんがいるようですね。
弟子入りする若者もいるとか。自転車旅で北上山地を眺めながら走ったことがあります。まさに文化ですね。
マタギは山深い森の奥に住んでいると思ったら意外と川沿いの明るい平地でした。動物保護で規制され生活は難しいでしょうが、続けてもらいたい文化です。