若手棋士による東日本大震災チャリティー碁会

が23日土曜日に行われました。
棋士の皆様は、周知から間もないことから、
参加者が殆ど居なかったらどうしようと
心配していたそうですが、杞憂に終わり
寧ろ160名余りの参加と盛況のあまりに、
暖房が不要なほどでした。

尚当初棋士14名で周知されていましたが、
そちらに名の無かった奥田あや二段も、
参加されておられました。

指導碁は2度に分けられ、山下本因坊・河野臨九段は
1度目の指導碁でそれぞれ6面打ち。
当たった方は本当に幸運でしたね。

中島美絵子二段・安藤和繁四段の夫婦公開対局
山下本因坊・河野臨九段の早碁公開対局
の2つとも、笑いあり感嘆の声ありと
よい企画だったのではないでしょうか。

チャリティー物販もサイン入りで盛況でしたし、
被災地に寄付金を送るとの第一の目的は、
達成されたのではないでしょうか。

今まで、愛好者のご支援を頂いて、
囲碁を打ってこられた。
今度は、棋士からお返しできることを
考えて行きたい。
復興までは、長い道のりになると思うので、
短期的なチャリティーイベントだけではなく、
今後も何らかの形で被災地に援助になるような
ことを考えていく旨を、棋士を代表して
山下本因坊はおっしゃっておられました。

そして山下本因坊自ら、募金箱を持って
募金の呼びかけをされておられましたね。
本当に、素敵な方でした。

観客に棋士会会長の小川誠子六段や
棋士会副会長の信田成仁六段の姿も見受けられました。
小川先生曰く棋士会でも、別途チャリティーを企図している
とのこと。

観客の中には、被災地で指導碁を行ってはいかがかとの
意見もありましたが、個人的には時期尚早と思います。
今後そのような企画も行われるのではないかと
思いますけれど。