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囲碁棋士合格 船橋の大西さん

2012年01月23日 | 囲碁(ニュース)
朝日新聞

高1、1位で囲碁棋士合格 船橋の大西さん、「ヒカルの碁」きっかけ  

 千葉県船橋市の東葉高校1年大西研也さん(16)=市川市=が、囲碁のプロ棋士に合格した。来春からプロとして活動するが「世界で戦える棋士になりたい」と新たな夢を膨らませている。

 小学1年生の時、囲碁ブームを起こした「ヒカルの碁」のアニメを見て興味を持った。「ほかのゲームは、こうすれば絶対勝てるという方法があるが、碁は変化があり、自由で無限。おもしろいと思った」

 茨城県に住む祖父や近所のお年寄りに習ったが、わけもわからず石を取られるのが悔しかった。強くなりたいと思うようになり、2年生の時から毎週土曜日、船橋市で碁を教える山下功さん(74)の塾に通った。

 20年以上、少年少女を指導している山下さんは、大西さんを「このレベルで、この一手が出るか、と思わせるひらめき、キラッと光る感性がある。しかも勝負強い」と評する。

 小学4年の時に出場した日本棋院主催の少年少女囲碁大会全国大会で準優勝。これを機に、山下さんの薦めもあって、プロを目指す日本棋院の院生に。週末は東京都内の棋院に通い、家では棋譜を並べたり、ネット碁をしたりの生活を続けた。

 院生は小学生から高校2年生まで約80人いる。プロ試験は、トップクラスの院生に院外の実力者を加えた戦いだ。大西さんは中2、中3と受けて失敗し、10~11月にあった今回が3回目だった。

 「これまでと違って、形勢が悪くなってもプロになりたい一心で、あきらめずに打つことができた」と振り返る。16人中、12勝3敗の1位で合格した。

 26日、船橋市役所に藤代孝七市長を表敬訪問し、20歳で最年少名人となった井山裕太天元(22)が目標と語った。昨年、大阪で手合わせを頼んだ。「思った以上の手応えで負けたけど、うれしかった」。次はプロとして対局を思い描く。

毎日新聞

囲碁:高校生プロ棋士誕生 東葉の大西さん、3度目の挑戦で 漫画「ヒカルの碁」にあこがれ /千葉
 日本棋院生で船橋市の東葉高校1年、大西研也さん(16)=市川市=が、11月の囲碁のプロ棋士採用試験に3度目の挑戦で合格した。プロを目指す院生は約100人いるが、高校生でプロになるのはごくわずか。近年は中国、韓国勢に押され、低迷が指摘される日本の棋界(きかい)で、大西さんは「世界に勝てる棋士になりたい」と夢を膨らませている。

 市川市のサラリーマン家庭の長男。小学1年のころ、漫画「ヒカルの碁」にあこがれ、茨城県高萩市の祖父の手ほどきを受けたり、近くの公民館で大人と手合わせ。石を取られるのが悔しく、ルール本などで勉強し、同2年からは船橋市内の私塾「山下塾」に通い、プロを目指す同世代の子ども相手に力をつけた。

 その後、同4年で挑戦した少年、少女向けの全国大会で準優勝。これがきっかけでプロ入りを目指す気持ちが固まり、院生になった。山下塾で指導した山下功さん(74)は「過去二十数年間に教えた約300人の中でもずば抜けている。こっちが感動するようなすごい手を打つときがあった」と振り返る。

 常に実力が試される院生。成績順のクラス分けでも、上位と下位のクラスを行ったり来たり。中学2年、同3年で受けた試験も合格せず「つらかった」と話す。

 院生に在籍できる17歳の年齢制限も迫る中、今回の試験は「形勢が悪くなってもあきらめない」との気迫で臨んだ。その結果、16人のリーグ戦を経て選ばれた2人の合格者中、12勝3敗のトップでプロ棋士の資格を獲得した。

 日本棋院所属のプロは約300人。大西さんは来年4月から、プロ棋士としてタイトル戦に挑戦していくことになる。「小学4年から目指していたプロになれるので本当にうれしい。20歳4カ月で史上最年少名人となった井山裕太九段のようにタイトルを取って日本の棋界を強くしたい」と話している。

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新初段シリーズが今週掲載されており、遅いBlogですがご容赦を。
片岡九段に残念ながら及ばずでしたが、若いのですし飛躍を期待しています。