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銀座寿司処 まる伊 銀座総本店|寿司は旨いが全てにおいて気が利かない

2016-10-24 | 食べる/飲む

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キヤノンの銀座ショールームを出て、ショールームの1本裏通り。
平日ランチをどこで食べようかとブラブラ歩いていると、
並んでいる寿司店が気になった。

土日に関係なくこの時間帯、この通りを通ると並んでいる状況が記憶にある。
開店時間の11:30前から多くの人が並ぶ寿司店。
1Fが満席になると2F席という流れ。

メニューを見ると確かに旨そう。
銀座でこの価格、並んでも食べてみようか。



12時ジャスト、外のベンチに並ぶ順番待ちの客。
11:30から入った客が出てくるには、早くても30分かかる。

店の入口の案内表示には、こちらにお座りになって順番にお待ちくださいとある。
店内で名前を書かないのか不安になるが、ただ並ぶだけであった。

初めての客は皆さん名前を書くのかしら?と悩んでいる姿。
ちょっと気が利かない気がした。



客が何人か出ていったタイミングで、新たに来た4人客が店の扉を開けて、
「名前を書いてから待つんですか?」と聞くと、
女性ホールスタッフが待っている客を無視して「どうぞー」と店内に案内しようとした。
4人客のほうが、「え? こちらに並んでいる方は?」と伝える始末。


「あ、じゃー先にどうぞ」と、並んでいる客がいるかどうかを確認しない姿勢に、
帰ろうかと思うも、まぁ食べてみようではないかと我慢。



僅か10分待ちで店内に入れた。
1Fは満席で、1人なので案内されたのは2Fの6席あるカウンター席。
カウンター席には先客のオバサマ2人と、私の前に案内されたオバサマ1人、そして私。

2Fはカウンター席、3テーブル8席、1座敷4席。
注文取り、片付け、運び、これらをたった1人の若い男性が担っている。
とにかく片付けで多忙極まりない雰囲気で、話しかける隙すら与えない仕事ぶり。
店内スタッフでは一番若く、板前の服を着てはいるけれどまだ追い回しかな。

片付けが終わるまで注文するのは待ってあげようと気遣う私と、先客のオバサマ。
食器の片付け、セッティング、料理を運ぶ、それだけで手一杯。
10分放置されたまま茶も出されない。

茶も出さずいつまで待てばいいの?と声をかけようか、黙って帰るか考えていると、
貫禄も気品もあるオバサマが先に声をかけた。
「ちょっと、随分待っているけれど注文はいいかしら?」

オバサマと私の注文を受けるも、茶を運んできたのはオバサマの分だけ。
私の茶は寿司が運ばれてきた時に、お願いしてから出された。



追い回しくんの多忙さでは、全体に気を利かせることもできないだろうし、
客の視線や雰囲気を感じとることは不可能であろう。
彼が不手際なのではない。
これだけの仕事量を彼一人にさせていることが原因とハッキリしている。
1Fは板前さん3人がカウンター内で寿司を握り、ホールを1人の女性が仕切っている。

忙しく動き回る追い回しくんに、客からも1Fホール女性からも声かけと指示をされるも、
ふて腐れることなく爽やかに受け止めて働く姿勢には、むしろ好感を持てる。

しかし、客をとりあえず2Fに放り込んでおき対応しない、
接客が行き届かないランチタイムのこの営業姿勢には不愉快しか感じない。


2F席の全ての客が、「すみませーん!」と声をかけなければならない店。

メニューから選んだのは、握り1.5人前(1,300円)
確かに寿司は旨いし、盛付けも美しく、
この価格で食べられるのはスバラシイ。


でもランチタイムに二度と利用したいとは思わないし、
こういう気の利かないランチ営業をしている店を、夜でも利用したいとは思わない。




常連客がランチタイムに並んでも食べたいと思い、
毎日並ぶ客が絶えないのは、やっぱり銀座でこの価格、
美味しさを求めてのことなのでしょう。

11:30前に並んで1F席を利用するか、
13:30以降に利用するかなら満足できるかもしれません。

人によって何を優先するかによって満足度は異なりますね。



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銀座寿司処 まる伊 銀座総本店
東京都中央区銀座3-8-15 銀座中央ビル1F
月〜日|昼の部 11:30〜14:30
月〜金|夜の部 17:00〜22:00(ドリンクL.O.22:30)
土・日|15:00〜20:00(L.O.20:30)


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