これは、実話であるが、少し小説仕立てで書くことにする。
とっても蒸し暑い日が続いているが、その日は葬儀場でお通夜があった。
お通夜が終わり、駐車場に止めてあった車に乗ろうとしたところ、外灯の下に車を止めてしまっていたので、小さな虫がいっぱい車に付着してドアを少しでも開けると入って来そうな気配である。
そこで、最小限さっとドアを開けて車の座席にすわった。
小さい虫は入ったかもしれないが、どうということはない。
と思った。
しかし、ハンドルを持つ手に異様な感触。
これは、いったい何だ!
急いで、その異物を振り払う。
そして、しばらくするとその正体がわかった。
黄緑の3cmくらいのよくいるバッタである。(イナゴというかもしれない)
もっと、怖ろしいものでなくて良かった。
右のウィンドウからバッタを出そうと開けるが、かえって、違うところへ飛び移り出ない。
仕方なく、車はそのバッタを乗せて走り出す。
走ること約20分。
シャッター付きの自宅の車庫に車が入ってしまうと、バッタを出しても車庫内にとどまる可能性が大きいので、自宅に着く手前で車を止めて、今度はフロントガラス左にいるそのバッタをハンカチを使って左の窓から出した。やれやれ。
そして、自宅の駐車場に到着して、車外に出た。
すると、あのバッタが車の屋根に乗っているではないか!
シャッターを開けて車の屋根にいたそのバッタを外へ出そうとするが、うまく出せずに見失う。
翌日、いつものようにカバンを持ち、車に乗るが、昨日のバッタの姿は見えない。
どこかへ行ったのだろう。
と思った。
そして、職場へ着き、カバンを机の引き出しに入れて1日過ごした。
帰るに際して、引き出しからカバンを取り出す。
その瞬間、黄緑の物体が出てきた。
何か?と思って見つめるとバッタだ。たぶん昨日の。
脚を少し痛めているようだが、まだ、動けそうな感じだ。
ティッシュでつつみ、帰りに草むらへ放してあげた。
じっとバッタを見たわけではないが、なぜか「さようなら」とバッタに言われた気がした。
一体、このバッタは何を意味するのだろう?
誰か今まで親しかった人が別れを告げに来てくれたのだろうか?
それとも、私の来世の姿の暗示だろうか?
世の中には変なことがあるものだ。
とっても蒸し暑い日が続いているが、その日は葬儀場でお通夜があった。
お通夜が終わり、駐車場に止めてあった車に乗ろうとしたところ、外灯の下に車を止めてしまっていたので、小さな虫がいっぱい車に付着してドアを少しでも開けると入って来そうな気配である。
そこで、最小限さっとドアを開けて車の座席にすわった。
小さい虫は入ったかもしれないが、どうということはない。
と思った。
しかし、ハンドルを持つ手に異様な感触。
これは、いったい何だ!
急いで、その異物を振り払う。
そして、しばらくするとその正体がわかった。
黄緑の3cmくらいのよくいるバッタである。(イナゴというかもしれない)
もっと、怖ろしいものでなくて良かった。
右のウィンドウからバッタを出そうと開けるが、かえって、違うところへ飛び移り出ない。
仕方なく、車はそのバッタを乗せて走り出す。
走ること約20分。
シャッター付きの自宅の車庫に車が入ってしまうと、バッタを出しても車庫内にとどまる可能性が大きいので、自宅に着く手前で車を止めて、今度はフロントガラス左にいるそのバッタをハンカチを使って左の窓から出した。やれやれ。
そして、自宅の駐車場に到着して、車外に出た。
すると、あのバッタが車の屋根に乗っているではないか!
シャッターを開けて車の屋根にいたそのバッタを外へ出そうとするが、うまく出せずに見失う。
翌日、いつものようにカバンを持ち、車に乗るが、昨日のバッタの姿は見えない。
どこかへ行ったのだろう。
と思った。
そして、職場へ着き、カバンを机の引き出しに入れて1日過ごした。
帰るに際して、引き出しからカバンを取り出す。
その瞬間、黄緑の物体が出てきた。
何か?と思って見つめるとバッタだ。たぶん昨日の。
脚を少し痛めているようだが、まだ、動けそうな感じだ。
ティッシュでつつみ、帰りに草むらへ放してあげた。
じっとバッタを見たわけではないが、なぜか「さようなら」とバッタに言われた気がした。
一体、このバッタは何を意味するのだろう?
誰か今まで親しかった人が別れを告げに来てくれたのだろうか?
それとも、私の来世の姿の暗示だろうか?
世の中には変なことがあるものだ。