としょかんのひとりごと

市貝町立図書館・歴史民俗資料館

『図画工作のいろは』

2016年12月01日 | 歴史民俗資料館

皆さんこんにちは、生涯学習課の三村です。今回のテーマはものづくりです。

  

現在、市貝町立歴史民俗資料館では『ミニギャラリー展』と題し、町民の皆様が制作した絵画や手芸作品を展示しています。

今回の展示は市貝町芸術祭の番外編ということで、町ギャラリー展に出展された作品をもっと多くの皆様に見て頂きたい

という気持ちから始まった企画です。平面作品も立体作品も力作がそろっています。ぜひご高覧下さい。

 

さて、ブログをご覧のみなさまのなかで、なにか工作を始めてみたいけど、どうせ続かない…不器用だし…など、

作ることに対して苦手意識をお持ちの方も大勢いらっしゃると思います。

原因は様々ありますが、そのひとつに初歩的な道具の使い方や手の動かし方が分からないということがあげられます。

授業で色相環(色のつながりの輪)や遠近法(画面の中で遠くと近くを描き分ける方法)を習った方はいると思いますが、

筆の使いかたや絵具の溶きかた、刃物の動かしかたや手入れの仕方など、具体的な道具の使い方や材料の仕込み段階を

習った人はほとんどいないのではないでしょうか。

たとえば木材を切るさい、不器用(と言われている人)はノコギリを一生懸命動かすぐらいしか気にしていません。

ところが上手い人は、きちんと図る・しっかり固定する・切れ味の良い刃物を使う、など切る前の段階が見えているわけです。

このように、小さな作業の積み重ねがものづくりの腕を支えているのですが、こういった視点はきちんと教えてもらわないと

気付けなかったりします。とはいったものの、今さら人に聞くのも恥ずかしいし、教室に通いたいけど遠いと時間もとれないし…

そんなあなた様に今回は耳寄りな情報があります。

 

市貝町の教育委員会では『城見ヶ丘大学』という名前で、教室や講座を開講しています。

料理、語学、民俗講座、ボランティアなどの他に、絵画教室や各手芸教室も実施しており、講師陣は親切な先生ばかり。

筆の持ち方から教えて!という生徒にも丁寧に指導してくれます。ジャンルも幅広く開講しているので、きっとあなたにぴったりの

講座が見つかるはずです。募集は毎年4月に始まります。興味のある方は中央公民館に問い合わせてみましょう。

 

諦めてしまった工作ライフ、もう一度初めてみませんか?

 

                            市貝町教育委員会生涯学習課 文化担当 三村

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新刊が入りました♪ | トップ | もうすぐクリスマス♪ »
最新の画像もっと見る

歴史民俗資料館」カテゴリの最新記事