こんばんは。
さっそくですが昨日の続きです。
昨日は余剰電力の買取金額が21円になった場合、1年間と10年間の電気代がいくらになるか、までお話しました。
今日は、太陽光パネルを載せなかった場合、電気代がどうなるかについて、それと35年間(住宅ローンの返済期間)の電気代についてのお話です。
単純に売電単価を0にしただけですが(^^;
で、これによると1年間の電気代が ¥110,386.です。
10年間で¥1,103,860.
ちなみにこの金額は、太陽光パネルで発電した自家消費分も含めた金額です。
実際に太陽光パネルを載せないとなるともっと電気代は上がります。
こうして3つを比べてみると結構な差だなぁって思いません?(^^;
10年間で約100万円の差が出ます。
次に、「じゃぁ35年間でどれくらい差がでるか」をみてみます。
前回、余剰電力の固定買取は10年間だといいました。
11年目からは固定買取はなくなりますが、買取の単価が0円になるわけではありません。
現時点で中電からは11年目以降は「7.15円で買い取る」ということになっています。
これをもとに、11年目以降住宅ローン返済期間終了までの25年間を合わせて計算してみると
固定買取単価が21円の場合、35年で¥1,915,795.
太陽光パネルなしの場合、35年で¥3,863,510.
その差は...¥1,947,715.!
ちょうど半分です。
肝心な太陽光パネルですが、だいたい6kwで150万~200万くらいです。
「200万ならほぼ相殺されるけん意味ないがん!」
って言われる方もあるかもしれません。
それに途中のメンテナンス費用のことも考慮にいれておかなければいけませんね。
今言われているのは、途中で必要になるのは「パワコン」と呼ばれる変換装置だといわれています。
パネル自体はそう劣化せず使い続けることができるそうです。
パワコンの交換費用に約30万かかります。
これを含めて太陽光発電システムを住宅ローンに含めると、だいたい月1万くらいアップします。
そうすると、今回のモデルケースでは太陽光発電で得られるメリットがほぼ相殺される形になりますね(^^;
でも、実はもうひとつ大きな問題があります。
「電気代の上昇」です。
弊社のセミナーで過去に何回か「電気代の請求書のミカタ」というのを開催しております。
その中で過去から現在までの電気代の上昇について語っている部分があります。
上昇率はかなりのものですよ(><)
今後はさらに上昇していくことが予想されています。
さらに、今回のサンプルでは、太陽光発電の自家消費分については考慮していないので実際はもっと差が出てきます。
電気代の上昇も含めて考えると、導入費用も含めても太陽光発電システムは載せておいたほうがよい、と思いますがいかがでしょうか?
ただし、冒頭いいましたが「大前提」があります。
基本的な家の性能を「確保していること」です。
断熱性能、気密性能等まずはそこをしっかりしておき、その上でもし資金計画に余裕があるならば、太陽光パネルは載せるべきだと思います。
最後にもうひとつ。
家を建てる際には様々な補助金を活用できる場合があります。
大きなものでは「長期優良住宅」、「ゼロエネ住宅」には100万程度の補助金制度があります。
利用するには枠やタイミングがあるので、必ず使えるというわけではありませんが幸い弊社の場合、ここ数年建てさせていただいた方には皆様に100万円程度の補助金を活用いただいております。
うまく補助金を活用できればさらに太陽光発電システムのメリットを享受できます。
さて、以上長々とかいてきましたが最後にまとめます。
太陽光発電システム採用についての考え方です。
固定買取金額が下がってきていわゆる「元が取れる、取れない」の話や、投機的な目的でいうと今は面白くない話だと思います。
が、本来の太陽光発電の目的は「あくまで自家消費である」と考えます。
高気密高断熱にする目的の一つはできるだけ電気を使わなくて済むようにすることです。
今後ますます上昇していくことが予想される電気をできるだけ安く買う。
昼間より夜間のほうが電気代はかなり安いです。
昼間は太陽光発電で家庭で使う電気をできるだけ賄うようにする。
今後は蓄電池も災害時の非常用だけでなく普段使いにも活用されていきます。
新築時にはご予算の都合で太陽光発電システムの採用が出来なくても将来活用できるよう、しっかりとした性能の家を建てておくということも大事です。
ということで太陽光パネルを載せるべきかどうかを実際の電気代の請求書から検証してみましたが、いかがでしたでしょうか?
電気代や電気代の請求書については結構目からウロコなことがあります。
弊社のセミナーでは保険のセミナーが人気ですが、実は電気代の請求書のミカタもかなり面白いです。
ご希望ありましたら個別でも開催しておりますので是非お申込みください。
お申込みはこちら!(電気代のセミナー希望と書いてください)
↑ 上記をクリックしていただいたらお申込みフォームに行きます。
さっそくですが昨日の続きです。
昨日は余剰電力の買取金額が21円になった場合、1年間と10年間の電気代がいくらになるか、までお話しました。
今日は、太陽光パネルを載せなかった場合、電気代がどうなるかについて、それと35年間(住宅ローンの返済期間)の電気代についてのお話です。
単純に売電単価を0にしただけですが(^^;
で、これによると1年間の電気代が ¥110,386.です。
10年間で¥1,103,860.
ちなみにこの金額は、太陽光パネルで発電した自家消費分も含めた金額です。
実際に太陽光パネルを載せないとなるともっと電気代は上がります。
こうして3つを比べてみると結構な差だなぁって思いません?(^^;
10年間で約100万円の差が出ます。
次に、「じゃぁ35年間でどれくらい差がでるか」をみてみます。
前回、余剰電力の固定買取は10年間だといいました。
11年目からは固定買取はなくなりますが、買取の単価が0円になるわけではありません。
現時点で中電からは11年目以降は「7.15円で買い取る」ということになっています。
これをもとに、11年目以降住宅ローン返済期間終了までの25年間を合わせて計算してみると
固定買取単価が21円の場合、35年で¥1,915,795.
太陽光パネルなしの場合、35年で¥3,863,510.
その差は...¥1,947,715.!
ちょうど半分です。
肝心な太陽光パネルですが、だいたい6kwで150万~200万くらいです。
「200万ならほぼ相殺されるけん意味ないがん!」
って言われる方もあるかもしれません。
それに途中のメンテナンス費用のことも考慮にいれておかなければいけませんね。
今言われているのは、途中で必要になるのは「パワコン」と呼ばれる変換装置だといわれています。
パネル自体はそう劣化せず使い続けることができるそうです。
パワコンの交換費用に約30万かかります。
これを含めて太陽光発電システムを住宅ローンに含めると、だいたい月1万くらいアップします。
そうすると、今回のモデルケースでは太陽光発電で得られるメリットがほぼ相殺される形になりますね(^^;
でも、実はもうひとつ大きな問題があります。
「電気代の上昇」です。
弊社のセミナーで過去に何回か「電気代の請求書のミカタ」というのを開催しております。
その中で過去から現在までの電気代の上昇について語っている部分があります。
上昇率はかなりのものですよ(><)
今後はさらに上昇していくことが予想されています。
さらに、今回のサンプルでは、太陽光発電の自家消費分については考慮していないので実際はもっと差が出てきます。
電気代の上昇も含めて考えると、導入費用も含めても太陽光発電システムは載せておいたほうがよい、と思いますがいかがでしょうか?
ただし、冒頭いいましたが「大前提」があります。
基本的な家の性能を「確保していること」です。
断熱性能、気密性能等まずはそこをしっかりしておき、その上でもし資金計画に余裕があるならば、太陽光パネルは載せるべきだと思います。
最後にもうひとつ。
家を建てる際には様々な補助金を活用できる場合があります。
大きなものでは「長期優良住宅」、「ゼロエネ住宅」には100万程度の補助金制度があります。
利用するには枠やタイミングがあるので、必ず使えるというわけではありませんが幸い弊社の場合、ここ数年建てさせていただいた方には皆様に100万円程度の補助金を活用いただいております。
うまく補助金を活用できればさらに太陽光発電システムのメリットを享受できます。
さて、以上長々とかいてきましたが最後にまとめます。
太陽光発電システム採用についての考え方です。
固定買取金額が下がってきていわゆる「元が取れる、取れない」の話や、投機的な目的でいうと今は面白くない話だと思います。
が、本来の太陽光発電の目的は「あくまで自家消費である」と考えます。
高気密高断熱にする目的の一つはできるだけ電気を使わなくて済むようにすることです。
今後ますます上昇していくことが予想される電気をできるだけ安く買う。
昼間より夜間のほうが電気代はかなり安いです。
昼間は太陽光発電で家庭で使う電気をできるだけ賄うようにする。
今後は蓄電池も災害時の非常用だけでなく普段使いにも活用されていきます。
新築時にはご予算の都合で太陽光発電システムの採用が出来なくても将来活用できるよう、しっかりとした性能の家を建てておくということも大事です。
ということで太陽光パネルを載せるべきかどうかを実際の電気代の請求書から検証してみましたが、いかがでしたでしょうか?
電気代や電気代の請求書については結構目からウロコなことがあります。
弊社のセミナーでは保険のセミナーが人気ですが、実は電気代の請求書のミカタもかなり面白いです。
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