おしゃべりなゆび

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プリンセス トヨトミ

2011-06-02 | 映画

 ストーリー: 会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……。

「鴨川ホルモー」などで知られる人気作家・万城目学の直木賞候補にもなった小説を、『HERO』の鈴木雅之監督が映画化した歴史ミステリー。会計検査院による査察をきっかけに、約400年もの間守られてきた秘密が発覚し、大阪中を巻き込む大騒動に発展していくさまを描く。物語の要となる3人の調査官を、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生が好演。歴史に裏打ちされた緻密(ちみつ)な構成と、個性豊かな登場人物たちが織り成す奇想天外な万城目ワールドに魅了される。

 
  観てきました
大変 楽しみにしていた、『プリンセス トヨトミ』

 今作・・あまりレビューの評価がよろしくないですが(笑)
”世にも奇妙な物語”のロングバージョンだと そんな認識で観ると ちょうど良いのかも。

 原作は未読
が 原作と映像では 堤さん演じる松平さんの部下、鳥居と旭の性別が入れ替わっているそうで それが一番の違いらしいけど。

  堤さん演じる松平さんは 会計検査院・・つまり国民の血税が 適正に適所に配分され そして有効に使われているのか・・を検査する独立行政機関の人間
その松平さんが 部下二人を伴って 大阪へと調査に入る所から物語が始まる
少々のちっちゃい問題はありつつも予定通り 検査は進むが 5億にも及ぶ補助金先”OJO”と名乗る財団法人の検査に入った時 超ベテラン検査官、鬼と呼ばれる松平は ほんの些細な違和感をOJOに感じる・・そして それを追求していくうちに 大阪夏の陣にまでさかのぼる 壮大な謎に突き当たる・・

 
 以下  ネタばれあり~~~~

 

 奇想天外な空想話を 堤さん、中井さんという素敵な俳優さんが 四六時中仏頂面で 真面目に演じきっているところが 見どころ! それ故に ストーリーに多少なりとも現実感が生まれ  そして説得力もあった・・・
天然キャラの綾瀬さんに突っ込む 鬼の堤・・それを傍観しているクールな岡田さん・・という構図も楽しかった

 が 正直 コメディなのか ミステリーなのか 中学生のいじめとかも挿入されていて 視聴側のテンションが一定に成らないせいで どこかブツブツと感情が途切れてしまった
タイトルにもなっている 豊臣家の末裔である王女に 臣下が傅くシーンとかも欲しかったなぁ~。トヨトミさん、ほったらかしだもんね。

 大阪人の男子だけに 脈々と受け継がれてきた大阪国の壮大な秘密!
が 原作未読の私には 鑑賞後 旭ゲンズブールの出生が一番のミステリーだったと断言出来る(笑)  私は彼の謎を解くために きっと原作本に手を伸ばす事になるだろう・・・・(笑)

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