ストーリー:
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが、彼にとって日々は常に新鮮な小さな喜びに満ちている。昔から聴き続けている音楽と、休日のたびに買う古本の文庫を読むことが楽しみであり、人生は風に揺れる木のようでもあった。そして木が好きな平山は、いつも小さなフィルムカメラを持ち歩き、自身を重ねるかのように木々の写真を撮っていた。そんなある日、思いがけない再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく。
東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、世界的な建築家やクリエイターが改修する「THE TOKYO TOILET プロジェクト」に賛同したベンダースが、東京、渋谷の街、そして同プロジェクトで改修された公共トイレを舞台に描いた。
役所さん主演
淡々とトイレの清掃員としての日常を過ごしている平山
毎日毎日全く同じルーティン
夜明け頃起き公衆トイレを清掃して回る日々 その仕事ぶりはとっても丁寧
週イチの休日にはコインランドリーへ行き贔屓の店で少し飲む
休日が終わればまた夜明けに起きる日々の繰り返しが待っている
平山の楽しみは仕事終わりの銭湯と一杯 そして木の写真を撮ることだった
平山がどうしてそんな生活をしているのか語られる事は無い 過去も そして時折差し挟さまれるモノクロの映像の意味も語られない
ただ家族との間に何らかの確執があって現在疎遠になっているのが何となく伝わるだけ…
物欲もなく人と争わず干渉もせず でも、拒むわけでも無く その何気ない日々が平山がたどり着いた最高の日々なのだ
清貧…誰もが同じように生きれるわけでは無いけど 平山の生きる世界ではそれが完璧な世界、きっと
平山さんの日常を見てると あたしも丁寧に生きようって思えるけど まぁ、無理だよね… 物欲まみれだし
取り敢えず部屋の掃除くらいは丁寧にやってみるか…