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おしゃべりなゆび

いーちゃんと私と花と映画と木村さん  
日々思った事を書いていきます。

『本所しぐれ町物語』と『日暮れ竹川岸』

2006-04-25 | 本・雑誌
 読んでます・・藤沢作品。
今回、読んだのは
『本所しぐれ町物語』と『日暮れ竹川岸』の2作品。

 江戸の町に住む人々の話しです。
両作品とも 同じようなテイストです。
 しぐれと日暮れだし 心ウキウキなお話しでは無かったです。
(読む前に気付けよって感じかな~・・毎度の事ながら。
私には ちょっと苦手な部類の話しです。
はい・・藤沢作品の良さを まったく理解していない私)

奥さんが 若い男と駆け落ちしたとか
旦那が 浮気をしているとか
嫁姑の話し、不甲斐ない跡継ぎの話し、親を亡くした子供の行く末、
女に騙されてお金を取られた年寄り、
男に騙されて家を捨てた女房・・そんな話しの短編集です。
何か ドロドロした話が多い・・

 これはね~・・ドラマ化はしづらいだろうな・・

しぐれも日暮れも 町全体を包み込んでいる ゆったりとした流れがあって
そこに住む人、一人一人にとっては 人生を左右する重大な出来事が
日常では よくある事として 
その流れの中に 飲み込まれている感がします。

『日暮れ竹河岸』の中の ‘三日の暮色’
本当に短編ですけど 日常の些細な事 総てにイライラと文句を言う紙問屋の女房が 
今の自分の幸せに気付いて 回りに優しくなるって話は ほっこりしました。
 後、‘雪の比丘尼橋’これは 切なかったですね~・・(金残すぞっ!)

 はいっ。
次は 何を読もうっかな~??

いろいろ・・

2006-04-16 | 本・雑誌
 明日は 2週間ぶりのスマスマ~・・

タモリさんは 脇にどけて置いて
とにかく楽しみなのが 新曲初披露!
うたばんは?Mステは?って状況で スマスマだけが唯一かも?
なので 当然期待する所なんだけど
前回の Triangle も ‘今日だわ’と思いっきり楽しみにしてて
結果・・
私的には まったくいけて無い、あのプロモだっただけに
楽しみ~の中 一抹の不安もよぎるのさ・・
文字通りの一喜一憂。
 期待してます!スマスマっ!


 図書館で借りてきていた藤沢さん小説「用心棒日月抄 凶刃」読み終えました。

 長い間、幕府に秘密で
独自のスパイ(隠密)集団を持っていたある藩があった
やがてその存在が 幕府の知る所となり 
解体を余儀なくされる。

 解体が実行されている最中
隠密集団の頭が殺害されるという事件が起こる。
 犯人は?
そして、再び密かに動き出した隠密を影で操っている人物は誰なのか?
やがて その事件の真相は
藩の次期お世継ぎ候補にまつわる藩の重大な秘密へと
迫っていく事になる・・
って あらすじです。(あら過ぎ?)

 で 時代小説を読むにあたって 自分の重大な欠陥を発見!
藩で一番偉いのが お殿様だって事位は分かります。
でもその後に続く役職が ぼんやりとしか 理解出来ていないらしい私。

 理解出来ていなくても それなりに ストーリーは分かるけど
命令系統が 解ったら より面白いかも・・時代小説!!
 町奉行所辺りだと 理解出来ていると思うんだけど
藩は 役職が 山テンコあって複雑!
ちんぷんかんぷん。

 (殿様の下って家老でしょ?
  でも 家老職って一つじゃないよね・・
  国元にも居て 江戸藩邸にも居て
  何人も居てさ・・ややこしい・・。 
   誰が一番偉いの?誰っ??)
 

読書の春

2006-04-11 | 本・雑誌
 宮部さん、平岩さん、池波さんの書かれた時代小説は
好きで読んでいたけど
藤沢周平さんの作品に関しては
実は 『隠し剣秋風抄』が初体験だった私。
しかも “盲目剣谺返し”を読んだだけ。(残りも必ず読みます)

 木村くんの縁で せっかく藤沢氏に出会ったのだから
これを好機に捕らえ 出来る限り作品を読んでみようかな~って気になった。

 とりあえず メジャーな所で 「たそがれ清兵衛」に手を付ける・・
短編小説集で 8作品収録されている。
 映画の原作となったのはこの内の2つで 
「たそがれ清兵衛」と「祝い人助八」とのご案内あり・・。
映画の内容からすれば 助八の話が主だったみたい。

 この小説の中では 「ど忘れ万六」にツボを刺激され 大層面白うございました。
見た目で判断されがちな 独特の風貌をお持ちの8人の武士。
でも 実は凄腕の剣の達人って設定。
普段馬鹿にしていた者たちを最後に‘ギャフン(死語の世界)と言わせるのが
痛快でした。

 これを 約3時間足らずで 一気に読破した後
現在、「用心棒日月抄 凶刃」に取り掛かってます。
っていうか・・
この小説って 連続物で 前に3話、別のお話があるのですね~・・
調べてから 読めよっ自分・・。って感じです。