宗葉の、チョイト思う事。言いたい事。

意見のあわない方は、御容赦。

●道新文化センターを引退

2020-04-10 21:32:49 | 好学庵日記
59歳で広告代理店の制作を早期退職し、専門学校の臨時講師としてデザインを担当。
知り合いのコネを頼り、ねじ込んでチャンスを得る。広告店に務めている時は、常にプレゼン、プレゼンで競争の世界。
勝負を勝ち取らないと自分の存在が無い、そんな世界に、学歴も無く専門の教育も受ける事無く、デザインの先生に徒弟制度のような環境から始まり、
何とか定年まで無事に、楽しく、周りの方に迷惑をかけながら身を置く事30年。
専門学校では丁度生徒の質が大きく変わる時にあったのか、ろくでもない生徒には会わずに済んだ。
自分の時間と、お金も自由になる事も幸いしお茶の世界を覗く。50歳から居合いを習っていたが、我が流派「戸山流」は、抜刀ではないが、
試斬を取り入れ「切れればいい」と、形にはあまりウルサくない所が有り、その部分に自分なりに不満を感じ何か「ガンジガラメ」になる物は無いかと考えるに
「茶道の世界」に飛び込んだ次第!武士茶道を狙ったのだが、札幌では大名茶道の遠州流しか無く縁あって札幌支部員(飯田社中)となる。
私には逢っていたのか先生がいいのか5年で師範の教授の認可状を受ける。何をとち狂ったのか、「人に教えたい」「お茶は男の世界だ」と思い込み。
レポート用紙1枚にある事無い事纏め上げ、道新文化センターに持ち込みプレゼン。
話しに乗っていただくが、会場の空きがないため待って欲しいと打診されるが、そんなに待つ事無く
平成19年1月「男の茶道塾」を開講。第1第3週、金曜日7時から月2回10名から始まる。ただし記念すべき第1回目の日には私め、欠席。
胃癌の手術で退院が遅れ出席ならず。先生に代理を頼む始末。波瀾万丈の始まりとなる。生徒の参加者も多く1〜2年待ち、今思えば夢のよう。
3年後に女性にも「遠州流茶道教室」を開講する。こちらは女性に限らず男性も受ける。今まで止めて行った人も数多く、顔も名前も忘れてしまった・・・。
最近管理能力が一段と落ち、金銭の扱いに不安を感じるようになる。NHKの教室も後輩に渡し、3月一杯で両教室から手を引く事を1年前から伝え、用意していた。
車も車検だし、免許証も書き換え、人を傷つける前に車のある生活から「さよなら」。
と思っていたら、この新型コロナウイルス。3月は授業も無く生徒さんにはさよならの機会も無い。
初めもなけりゃ終わりも無い。そう言えば私は小学校の入学式も出ていなかったわ!
道新文化センターの職員の方々、
「男の茶道塾」「茶道教室」の生徒の方々、
文化センターを止めて行った生徒の方々、
お菓子を世話していただいた方々、
お花を世話してくれた方々・・・
私を育ててくれた方々、
好きな事をさせてくれた家族に・・・あ り が と う。

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