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カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

確変予告-池江Jr馬08

2010-06-23 | pog-stable
今年の2歳世代で最も充実したメンツを揃えたのは、じつは角居でも池江パパでも松国でも藤沢でも橋口でもなく、この厩舎だとhyracoは見ている。

(馬名未定)
  Be●nardini × F●ash By 牡 マクトゥーム家
(馬名未定)
  Dy●aformer × G●int in Her Eye 牡 藤田孟司氏
(馬名未定)
  In●ian Charlie × R●d Duchess メス 
(馬名未定)
  Ki●gmambo × T●sla メス 藤田孟司氏
ノ●ブルジュエリー
  Sm●arty Jones × N●ble Stella メス (有)社台RH
(馬名未定)
  Vi●dication × T●nderly メス 
ヘ●ヴンリーブリス
  アグ●スタキオン × ア●マイヤハッピー 牡 (有)サンデーTC
ア●ジェンタム
  アグ●スタキオン × ヒ●シルバーメイド 牡 マクトゥーム家
カ●ナ
  キン●カメハメハ × ピ●クパピヨン 牡 金子真人HD(株)
エ●ギベオン
  シン●リクリスエス × コ●ドネーム 牡 (株)ラッキーフィールド
プ●スウルトラ
  シン●リクリスエス × ト●ザヴィクトリー 牡 金子真人HD(株)
フ●ッティ
  シン●リクリスエス × ナ●ンミューズ 牡 前田幸治氏
ゼ●ノルジェロ
  シン●リクリスエス × フ●イチエアデール 牡 大迫久美子氏
オ●フェーヴル
  ステ●ゴールド × オ●エンタルアート 牡 (有)サンデーTC
(馬名未定)
  ステ●ゴールド × プ●プー 牡 橋修身氏←三協商事
フ●エラメンテ
  タニ●ギムレット × フ●アリードール メス (有)サンデーTC
ロ●ヤルインパクト
  ディ●プインパクト × シ●キングロイヤル メス ロイヤルF(有)
ロ●ドランパート
  ディ●プインパクト × ジ●ズキャット 牡 (株)ロードHC
ト●センレーヴ
  ディ●プインパクト × ビ●ハイジ 牡 島川哉氏
ダ●ンウィスラー
  ディ●プインパクト × ミ●フーバフーバ 牡 (株)ダノックス
ハ●ルバブル
  ディ●プインパクト × ラ●アンドバブルズ メス 金子真人HD(株)
モ●カートローザ
  ディ●プインパクト × ロ●ザロバータ メス 吉田勝己氏←社台OC
マ●ターオブライト
  ファ●タスティックライト × タ●ノクリスタル 牡 マクトゥーム家
ア●ジュドール
  ブラ●アンズタイム × レ●レドール 牡 (有)サンデーTC
(馬名未定)
  ワイ●ドラッシュ × ユ●キャンドゥイット 牡 

一般的にはプ●スウルトラやト●センレーヴ、ついでオ●フェーヴルあたりが人気なのだろうが、じっさいはそれほど注目されていないところから複数の重賞級が出てくるだろう。
今年の私撰馬にはそうした馬を6頭挙げたが、他にも挙げたい馬がいるほど、ほんとうに層が厚い。
池江Jr厩舎史上、最高の水準である。

これにパパの厩舎から筆頭格が転厩してきて加わるわけだから、来年のクラシックは池江Jrの多頭出しばかりとなるに違いない。
その様子はおそらく、「銀河系軍団」と称された03年産世代の松田博資厩舎を上回るだろう。

(ちなみに、03年産世代の松パク馬ではアドマイヤムーンなど4頭を私撰馬としたが、このうち未だ現役のキャプテンベガを除く3頭が、すでに種牡馬入りしている。
キャプテンベガもその血統と兄アドベガが死亡していることから、種牡馬入りするだろう。
ドリームパスポートさえ加えていれば、この世代の松パク卒業種牡馬を完璧に当てられたんだが・・・)。

世間ではラストイヤーの池江パパ厩舎が人気だそうだ。しかし現実はそう甘くない。
池江親子の世代交代は、じつはディープインパクトの翌年03年産世代からすでに行われているんである。
今年Jrの厩舎で2歳馬が粒揃いということは、パパ引退後、Jrの厩舎に転厩しきちんと出走できるものは限られる・・・ということであり、これらによって急激に馬房を圧迫される09年産世代のJr厩舎は狙いにくくなる、ということでもあるだろう。
因果のドミノ的展開を正しく読むのは難業だが、POGを楽しみ、かつ勝つためには欠かせない。

結論。

・池江ならJrの方、それもこの世代だ。
・人気の死角になった好配合馬に注意しろ。
・来年の春G1は池江Jr祭り。
・来年のドラフトもJr祭りだが、一歩引いて冷静になれ。

橋口馬08

2010-05-24 | pog-stable
7頭のハーツ産駒、2頭のリーチ同ライン馬などおなじみの馬主、そしていつも通りの頭数。今年も橋口は橋口だった。
客を大事にする人だから馬主や記者からの信頼も厚いのだろう。

(馬名未定)
  Da●akhani × シ●トゥーシュ 牡 臼田浩義氏 ← 社台F
(馬名未定)
  ア●グネスタキオン × グ●ッブユアハート メス 臼田浩義氏 ← 社台F
ス●イスクレイパー
  ア●ネスタキオン × ス●ィフトオブフライト 牡 前田幸治氏 ← ノースヒルズMgt
キ●ニアエタキセキ
  サ●ラバクシンオー × テ●シノキセキ メス (株)ヒダカBユニオン ← 駿河牧場
エ●ラルドヴァレー
  シ●ボリクリスエス × エ●ラルドアイル メス 吉田照哉氏 ← 社台OC ← 社台F
ベ●ラミーア
  ダ●スインザダーク × ク●ーンリザーブ メス 前田幸治氏 ← ノースヒルズMgt
フ●イアウェイ
  ダ●スインザダーク × コ●トローリング 牡 前田幸治氏 ← ノースヒルズMgt
ダ●スラナキラ
  ダ●スインザダーク × バ●ンルージュ 牡 橋口博氏? ← 鎌田正嗣
コ●ィリオン
  デ●ープインパクト × ジ●ミードレス 牡 金子真人HD(株) ← 社台F
ロ●ザアルラヴィス
  デ●ープインパクト × ロ●カラー 牡 (有)サンデーTC ← ノーザンF
サ●ーサファイア
  ネ●ユニヴァース × ス●リングコート メス 金子真人HD(株) ← ノーザンF
マ●アンデール
  ハ●ツクライ × ア●バローズ 牡 吉田勝己氏 ← 社台OC ← ノーザンF
ツ●マルレオン
  ハ●ツクライ × カ●トリア 牡 鶴田任男氏 ← 浜本牧場
レ●ドシェリフ
  ハ●ツクライ × デ●モニコキャット 牡 (株)東京HR ← 社台F
ダ●ンマックイン
  ハ●ツクライ × ハ●ウッドレビュー 牡 (株)ダノックス ← ノーザンF
ア●セナルゴール
  ハ●ツクライ × フ●ミリーバイブル 牡 渡邊隆氏 ← 社台F
ラ●トフレンズ
  ハ●ツクライ × メ●ボール 牡 山本英俊氏 ← 社台F
リ●トザウイングス
  ハ●ツクライ × レ●ドフェリーチェ 牡 (有)社台RH ← 社台F
シ●イニーホーク
  フ●キセキ × ス●リングネヴァー 牡 小林昌志氏 ← 雅牧場
ダ●ズンローズ
  フ●キセキ × ロ●ザネイ 牡 (有)キャロットF ← ノーザンF

松博馬08

2010-05-23 | pog-stable
たいへんに不発率の高そうなメンツ。
松パクの時代は、終わったわけではない。しかし確実に藤澤和と同じ道をあゆみつつある。
皐月に出せず、京都新聞杯に望みをたくすことになる馬が複数いる、そんな松パクでも愛してくれますか?(Y/N)

ペ●フィネ
  I●clude × キ●ズトゥデイ メス 市川義美氏 ← 社台Co白老F
レ●ヴディソール
  ア●ネスタキオン × レ●ヴドスカー メス (有)サンデーTC ← ノーザンF
ラ●ンダーベル
  ア●マイヤジャパン × ダ●ケベルグ メス 吉田和子氏 ← 山際辰夫
ア●マイヤリボー
  ア●マイヤドン × プ●ラット 牡 近藤利一氏 ← 社台Co白老F
ア●マイヤバートン
  ジ●ングルポケット × リ●ムオブザレイン 牡 近藤利一氏 ← 社台F
デ●サラード
  ゼ●ノロブロイ × テ●クミーハイヤー 牡 (有)社台RH ← 追分F
タ●ムズアロー
  タ●ムパラドックス × サ●デーエイコーン 牡 (有)社台RH ← 社台Co白老F
イ●パクトゲーム
  デ●ープインパクト × グ●ドゲーム メス (有)キャロットF ← ノーザンF
ア●マイヤカーリン
  デ●ープインパクト × ス●リットザナイト 近藤利一氏 ← ノーザンF
マ●セリーナ
  デ●ープインパクト × マ●バイユ メス (有)社台RH ← 社台F
ア●マイヤエバート
  デ●ープインパクト × ラ●ティックベル メス 近藤利一氏 ← 佐々木主浩氏 ← ノーザンF
ユ●バーサルバンク
  ネ●ユニヴァース × ヴ●クトリーバンク 牡 (有)サンデーTC ← ノーザンF
ア●マイヤスキップ
  ネ●ユニヴァース × テ●ティス 牡 近藤利一氏 ← 社台Co白老F
ア●マイヤサイモン
  ハ●ツクライ × ノ●ザンプリンセス 牡 近藤利一氏 ← ノーザンF
ミ●グロッサ
  フ●キセキ × グ●ースランド メス (有)社台RH ← 社台Co白老F
ロ●ルタ
  ブ●イアンズタイム × グ●ースアドマイヤ メス 近藤英子氏 ← ノーザンF
マ●ティーオーク
  ブ●イアンズタイム × マ●ティーダンサー メス (有)キャロットF ← 社台Co白老F
ア●マイヤアクア
  ロ●ジズインメイ × ビ●ーティトゥペトリオロ 牡 近藤利一氏←佐々木主浩氏 ← 社台Co白老F
ア●マイヤクーガー
  ロ●クオブジブラルタル × キ●ッチザゴールド 牡 近藤利一氏 ← 社台Co白老F
グ●ーリアスローズ
  ロ●クオブジブラルタル × グ●ーリアスデイズ メス 近藤英子氏 ← ノーザンF
タ●ノロックオン
  ロ●クオブジブラルタル × タ●ノチャーリーズ 牡 八木良司氏 ← 新冠タガノF

角居馬08

2010-05-11 | pog-stable
検索避けの伏せ字を許してほしい。

シ●ドウエミネンス
  アグ●スタキオン × エ●ネントピークス 牡 飯塚知一氏 ← 社台F
レ●ィオスソープ
  アグ●スタキオン × ス●リームブリス メス 大島昌也氏 ← ノーザンF
サ●ダーストラック
  アグ●スタキオン × ロ●カルクィーン 牡 山本英俊氏 ← 千代田牧場
ヴ●イオラ
  キン●カメハメハ × シ●ザリオ メス (有)キャロットF ← ノーザンF
グ●ッツィア
  キン●カメハメハ × フ●アリーバラード 牡 山本英俊氏 ← 社台F
(馬名未定)
  クロ●ネ × タ●ノエクセレント 牡 谷水雄三氏 ← カントリー牧場
ダ●ンフェアリー
  サク●バクシンオー × サ●ンフェアリー 牡 (株)ダノックス ← 追分F
ア●ェンチュラ
  ジャ●グルポケット × ア●マイヤサンデー メス (有)キャロットF ← ノーザンF
サ●ニーデイサンデー
  ジャ●グルポケット × サ●デーピクニック メス 吉田照哉氏←社台OC ← 社台F
(馬名未定)
  シン●リクリスエス × ク●ヴァリー メス  ← ノーザンF
(馬名未定)
  スペ●ャルウィーク × エ●カニア メス  ← 下河辺牧場
キ●ジシ
  スペ●ャルウィーク × ス●ークドレス 牡 市川義美氏 ← ノーザンF
オ●ルザットジャズ
  タニ●ギムレット × ダ●ヤモンドピサ メス 市川義美氏 ← フジワラF
セ●ブリティ
  タニ●ギムレット × タ●ノシスター メス マクトゥーム家 ← カントリー牧場
ブ●ンシェール
  ディ●プインパクト × ア●ヴァーシティ メス 山本英俊氏 ← 社台F
グ●ヴェイグ
  ディ●プインパクト × エ●グルーヴ メス (有)サンデーTC ← ノーザンF
リ●ルダーリン
  ディ●プインパクト × エ●モエクセル メス 金子真人HD(株) ← エクセルMg
リ●ルタス
  ディ●プインパクト × カ●リング 牡 金子真人HD(株) ← 社台F
ウ●ンルキア
  ディ●プインパクト × ゴ●ルドデイ メス (株)ウイン ← オリオンF
レ●ドセインツ
  ディ●プインパクト × サ●ッティ 牡 (株)東京HR ← ノーザンF
(馬名未定)
  ディ●プインパクト × ス●イトリースター 牡  ← 三嶋牧場
ハ●キュリーズ
  ディ●プインパクト × タ●クスヘイブン 牡 (有)社台RH ← 社台F
ア●ールアラテラ
  ディ●プインパクト × デ●スカバリングビューティー 牡 (有)サンデーTC ← ノーザンF
(馬名未定)
  ディ●プインパクト × ビ●フェアー 牡 臼田浩義氏 ← 下河辺牧場
オ●リーザブレイヴ
  ディ●プインパクト × プ●ウドビューティー 牡 山本英俊氏 ← 社台F
イ●アス
  ディ●プインパクト × ポ●リザリス 牡 (有)キャロットF ← ノーザンF
(馬名未定)
  ディ●プインパクト × レ●ィパステル 牡 (株)ラッキーF ← ケイアイF
レ●ドラファール
  ディ●プインパクト × ロ●ドンブリッジ メス (株)東京HR ← 下河辺牧場
(馬名未定)
  ネオ●ニヴァース × コ●ディーライン 牡 広尾レース(株) ← 中島牧場
(馬名未定)
  ネオ●ニヴァース × バ●マー 牡 島川哉氏 ← ノーザンF
ト●センケイトゥー
  ハー●クライ × フ●イナルデスティネーション 牡 島川哉氏 ← 社台F
ス●ラロッサ
  ハー●クライ × レ●ドキャット 牡 (有)社台RH ← 追分F
(馬名未定)
  ブラ●アンズタイム × ジ●ストスマイル メス 谷水雄三氏 ← カントリー牧場
ロ●ドエスティーム
  ロッ●オブジブラルタル × レ●ィプラウド 牡 (株)ロードHC ← ケイアイF
(馬名未定)
  Medaglia d'●ro × シ●ヴァーグレイル 牡 佐々木完二氏 ← 千代田牧場
レ●ンボークォーツ
  Mr. ●reeley × マ●デラ メス (有)サンデーTC ← ノーザンF
(馬名未定)
  Tale of the ●at × ゲ●リーレディ メス 山本英俊氏 ← ノーザンF

簡潔に。

・現時点で37頭はさすがに多すぎる。
 かつての藤沢和でも30を越える程度だった。
 → これだけの陣容で出走機会を得るためには、仕上がりの早さは欠かせない。
・配合的にはG1馬の全妹をはじめ、牝馬にすぐれたものが多い。
 ただ駄配合馬や、名前の通り390キロしかない馬もいるので注意。
・牡馬は21頭もいるが、配合からは3頭に絞れる。
・角居は基本コース調教、レースは長距離志向。短距離馬は避けろ。
・ヴィクピサで社台Fも当てたが、今年はまたノーザンF側に戻っている。

厩舎タイポロジー

2009-06-03 | pog-stable
つねづね言っていることだが、野球におけるセイバーメトリクス的な視点が、競馬、とくにPOGや一口馬主には足りない。
厩舎に近いところにいるマスコミには、どうしても取材対象を突き放すことができない。
したがって冷静な分析は、POゲーマーや一口出資者がみずから行うしかないんである。

ドラフト前なので、厩舎研究の内容からひとつ大事なことを指摘しておこう。
過去5世代について、ダービーまでで1走当り賞金の高い厩舎から順に並べると、こうなる(池江寿のみ、実質的に調教した過去4世代の平均とした)。

タイプ 厩舎 出走馬の勝上率 勝率 1頭当り賞金 = 平均出走数 × 1走当り賞金
狙撃タイプ 栗・松田博 53% 19%  1731 = 4.2 × 411
狙撃タイプ 栗・角居勝 42% 16%  1646 = 4.2 × 388
連射タイプ 栗・松田国 49% 16%  1650 = 4.7 × 352
狙撃タイプ 栗・池江郎 60% 21%  1431 = 4.1 × 344
精密タイプ 栗・藤原英 50% 21%  1154 = 3.5 × 330
狙撃タイプ 栗・池江寿 67% 23%  1316 = 4.0 × 324
精密タイプ 美・萩原清 52% 20%   996 = 3.2 × 314
狙撃タイプ 美・藤沢和 68% 22%  1305 = 4.2 × 306
連射タイプ 栗・橋口弘 46% 13%  1547 = 5.8 × 267
狙撃タイプ 栗・友道康 44% 16%  1042 = 3.9 × 267
普通タイプ 栗・橋田満 40% 13%  1085 = 4.3 × 254
普通タイプ 栗・音無秀 53% 17%  1088 = 4.3 × 254
狙撃タイプ 栗・松元茂 46% 15%   892 = 3.9 × 226
普通タイプ 美・国枝栄 50% 16%   952 = 4.3 × 222
普通タイプ 栗・石坂正 48% 15%   936 = 4.4 × 214
狙撃タイプ 美・加藤征 51% 16%   780 = 3.8 × 207
狙撃タイプ 栗・大久龍 38% 14%   771 = 3.8 × 204
爆撃タイプ 美・二ノ宮  39% 14%   731 = 3.7 × 197
狙撃タイプ 栗・森秀行 32% 11%   764 = 3.9 × 196
普通タイプ 美・小島太 45% 13%   812 = 4.3 × 188
連射タイプ 栗・山内研 44% 11%   957 = 5.7 × 167
普通タイプ 栗・鮫島一 41% 13%   651 = 4.0 × 162
爆撃タイプ 美・田村康 25% 10%   577 = 3.6 × 162
連射タイプ 栗・浅見秀 41% 10%   944 = 5.8 × 161
(06世代全体の平均は 25% 7%  436 = 4.4 × 99)

「連射タイプ」の松国、橋口、山内、浅見は、回数使いながら稼ぐ厩舎。中堅では宮、中竹、坂口則、美浦の堀井などもこのタイプだ。とくに早熟馬に適しており、ダービールールのPOGでは指名価値のある厩舎だと言える。

「普通タイプ」はここではおいておく。

「狙撃タイプ」の松博、角居、池江親子、藤沢、友道などは、回数をやや抑えながら大レースを狙う厩舎。名門といわれる厩舎に多いスタイルである。

そして「精密狙撃タイプ」の萩原、藤原英はきょくたんに回数を抑えて、狙いうつ厩舎。ロジユニのように使いこめない馬に合い、ほかでは藤岡健、堀などが思い当たる。かつては藤沢和もこのタイプであったが、最近ではやり方を変えている。

いっぽう「爆撃タイプ」の二ノ宮、田村も出走数の少なさから一見「精密狙撃タイプ」に見えるが、こちらは登録頭数が段違いに多く、1頭当り賞金は低くとも、厩舎ぜんたいで小銭を稼ぐ形。中堅どころでは領家、池上、戸田、奥平、和田道なども同様だ。
(外厩と組んで馬をつぎつぎ入れ替え、高回転させることで勝てなくても稼げるスタイル。最低限使ってくれるので馬主や一口出資者も一応満足、という、森イズムの悪い意味での後継者なんだが、さいきん美浦にどんどん増えている。そして、社台系の割合が高い厩舎が多い。イヤな言い方になるが、つまりこれらは現在、社台の馬余りを処理する工場のような役割を果たしているんである。
頭数多い分、もちろんブレイクランアウトのような一発もある。しかし確率はひどく低い。いまの西高東低は、坂路のつくりがどうこうといった話ではなく、持ち乗り助手の有無から始まる人事制度の違いが原因だと俺はかんがえているが、それがさらに上記「爆撃タイプ」厩舎の増加をまねき、結果として西高東低をさらに強固なものとしているように思う。)
ちかごろPOGや一口で危険なのは、じつはこの手の厩舎ではないだろうか。

予告編:恐怖の厩舎研究

2009-05-08 | pog-stable
ダービー終了後に過去5年間を集計し、pog-stableカテゴリの最新版記事を随時掲載しようと思う。
旧版とあわせれば10年分のデータになる。
名門厩舎の意外な真実、知られざる良厩舎、隠された地雷厩舎…などなど、POゲーマーにとって、あるいは一口出資者にとっても、かなり衝撃的な内容になりそうだ。

対象厩舎は以下40厩舎を予定している。2008年度リーディング順に並べておこう。

1位 栗東・池江泰寿
2位 栗東・池江泰郎
3位 美浦・藤沢和雄
4位 栗東・角居勝彦
5位 栗東・藤原英昭
6位 栗東・音無秀孝
7位 栗東・鮫島一歩
8位 美浦・国枝栄
9位 栗東・矢作芳人
10位 栗東・松田博資
11位 栗東・領家政蔵
12位 栗東・松田国英
13位 栗東・石坂正
14位 栗東・橋口弘次郎
15位 栗東・西園正都
16位 美浦・池上昌弘
17位 美浦・萩原清
18位 栗東・宮徹
19位 栗東・岡田稲男
20位 栗東・河内洋
21位 栗東・大久保龍志
22位 美浦・加藤征弘
23位 美浦・戸田博文
26位 美浦・田村康仁
30位 栗東・森秀行
38位 栗東・安田隆行
39位 美浦・尾形充弘
40位 栗東・橋田満
41位 栗東・友道康夫
48位 栗東・佐々木晶三
49位 美浦・手塚貴久
53位 栗東・浅見秀一
55位 美浦・二ノ宮敬宇
57位 美浦・小島太
59位 栗東・白井寿昭
63位 美浦・堀井雅広
77位 栗東・松元茂樹
81位 栗東・山内研二
88位 美浦・河野通文
104位 栗東・坂口正則

追加してほしい厩舎があればこの記事にレスで。

山内研二厩舎研究 II

2009-04-08 | pog-stable
厩舎研究も更新すべく作業している。キリがいいので、今期のダービーと来期のドラフトが終わってから、今期までの5年分で集計しようかと。
(血統分析と並行すると時間が足りないので、TARGET使いで協力してくれる人がいれば、データの加工集計ファイル+私撰馬ドラフト版提供しますよ。連絡よろ。)

とりあえず山内馬にさんざんお世話になった者として、これだけは貼っておくか。
こっちにある古いデータに2002年産駒を加えたものがこれ。
2004年JRA全国リーディング 15位の栗東・山内研二厩舎はダービールールのPOGではどうだったのか。1997~2002年生世代(6世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 119-89-68-416/692  勝率 17% 連対率 30% 複勝率 40%
  期間内重賞 12-9-6-62/89  勝率 13% 連対率 24% 複勝率 30%
  1世代当り 20.8頭登録  19頭出走  12頭勝馬  1頭当平均 6.1走
  期間内出走率 91%  期間内勝馬率 63%
  1頭当平均 2107万円獲得  平均勝利距離 1569m
牡馬のみ >
  1世代当り 12.5頭登録  11.7頭出走  7.2頭勝馬  1頭当平均 6走
  期間内出走率 93%  期間内勝馬率 61%
  1頭当平均 1981万円獲得  平均勝利距離 1639m
牝馬のみ >
  1世代当り 8.3頭登録  7.3頭出走  4.8頭勝馬  1頭当平均 6.2走
  期間内出走率 88%  期間内勝馬率 66%
  1頭当平均 2307万円獲得  平均勝利距離 1446m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2002年産:ダンツキッチョウ 2001年産:フィーユドゥレーヴ 
  2000年産:ラントゥザフリーズ 1999年産:アローキャリー
  1998年産:ダンツフレーム 1997年産:チアズグレイス
特徴 > 牝馬は非常に得意、非常に数を使う、出走率が高い、非常に早熟志向、下降中

ところが、これがこうなる。くらべて唖然。
2008年JRA全国リーディング 81位の栗東・山内研二厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。2003~2005年生世代(3世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 36-48-28-243/355  勝率 10% 連対率 24% 複勝率 32%
  期間内重賞 0-0-1-16/17  勝率 0% 連対率 0% 複勝率 6%
  1世代当り 23.7頭登録  21頭出走  10頭勝馬  1頭当平均 5.6走
  期間内出走率 89%  期間内勝馬率 48%
  1頭当平均 765万円獲得  平均勝利距離 1497m
牡馬のみ >
  1世代当り 17.3頭登録  15.3頭出走  8.3頭勝馬  1頭当平均 6走
  期間内出走率 88%  期間内勝馬率 54%
  1頭当平均 898万円獲得  平均勝利距離 1545m
牝馬のみ >
  1世代当り 6.3頭登録  5.7頭出走  1.7頭勝馬  1頭当平均 4.6走
  期間内出走率 89%  期間内勝馬率 29%
  1頭当平均 408万円獲得  平均勝利距離 1200m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2005年産:ダンツウィニング 2004年産:コンゴウダイオー
  2003年産:シルクドラグーン
  :
特徴 > 03年産から突如急降下、かつて得意だった牝馬は壊滅。出走率が高く、非常に数を使うのは変わらず


…おお やまうち よ。しんでしまうとは なにごとだ…。
172頭もの数を平均しているのに、前後で比較して勝馬率が2/3、1頭当賞金が1/3近くにもなるというのは、ぶっちゃけありえない。
牝馬に限って言えば勝馬率1/2以下、1頭当賞金は1/5以下である。
諸君らが愛してくれた山内厩舎は死んだ! なぜだッ?!

2005年度の2歳馬からすでに異常な兆候があった。
この年俺が山内でゆいいつ私撰馬に挙げたシルクドラグーンが期間内稼ぎ頭になったが、ダービーまで1-4-0-2、有馬まで2-6-1-6では苦笑するしかなかった。
突然の不振は、仕入れを担う自称「日高の帝王」に原因があるのか? どん底にいた武英智を拾ったせい? いや、そればかりではない。

2007年に山内厩舎は管理馬を大量処分、活躍馬を含む多数の所属馬が引退、あるいは転厩していった。そのなかには一度は入厩し山内馬として調教されていた、デビュー前のディープスカイもいたんである。
一説には中央馬主登録したダーレージャパンの馬を管理するために、それまでの馬主との関係を清算しようとしたとか。たしかに、社台はじめ既存の大馬主に参入を妨害されていたダーレーにとって、社台とのつながりが希薄でかつ実績のある山内師は最適の調教師だったのかもしれない。前々年からすでに水面下で話は進んでいたのだろう。
しかし同年秋、アドマイヤムーン(こいつも私撰馬であった。上記リンク参照)のジャパンカップ後、ダーレージャパンはいったん解散することになる。おかげで山内師はハシゴをはずされた格好になったのだという。

その後の山内馬の不振ぶりは、目を覆わんばかりだ。今期ゼットサンサンの走りぶりは、それを象徴するかのようだった。

この件にかんしては別の機会にもう少し掘り下げてみたい。

松田博資厩舎研究

2005-05-13 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 26位の栗東・松田博資厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 34-35-28-209/306  勝率 11% 連対率 23% 複勝率 32%
  期間内重賞 3-2-0-17/22  勝率 14% 連対率 23% 複勝率 23%
  1世代当り 19頭登録  13.6頭出走  5.8頭勝馬  1頭当平均 4.5走
  期間内出走率 72%  期間内勝馬率 43%  期間内出走占有率 24%
  1頭当平均 833万円獲得  平均勝利距離 1715m
牡馬のみ >
  1世代当り 9.4頭登録  7.2頭出走  4.6頭勝馬  1頭当平均 5.1走
  期間内出走率 77%  期間内勝馬率 64%
  1頭当平均 1240万円獲得  平均勝利距離 1758m
牝馬のみ >
  1世代当り 9.6頭登録  6.4頭出走  1.2頭勝馬  1頭当平均 3.8走
  期間内出走率 67%  期間内勝馬率 19%
  1頭当平均 374万円獲得  平均勝利距離 1575m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:ドルチェリモーネ 2000年産:アドマイヤテレサ
  1999年産:アドマイヤドン 1998年産:タガノテイオー
  1997年産:カーネギーダイアン
特徴 > 牝馬は極端に不得意で数も使わない、出走率がやや低い、長距離志向(とくに牡馬)、晩成志向

今年はかなりの駒を抱えそうな厩舎。気になっている人が多いだろう。
結果から言うと、心配ない。牡馬に限れば、松田博は一流厩舎だ。

つまり、牝馬がこの厩舎の弱点。
ベガやノースサンデー、ブゼンキャンドル、レッドチリペッパーの印象から、牝馬でも期待できそうに思えるが、じつはさいきんずっと不振。上の数字に入っていない3歳世代でも、アドマイヤメガミがG1に駒を進めたものの、8頭中1勝馬が3頭だけとふるわない。

それに比べて、牡馬の成績はリーディング上位厩舎とくらべてもまったく見劣らない、すばらしいものだ。朝日杯勝ち馬アドマイヤドンの世代を除くと、牡馬の数字はなんとさらに上がる。この年はアドドン以外、ダディーズドリームが期間内2勝しただけで、世代全体では平年より下だったからだ。
この牡馬偏重ぶりは、おそらくこの厩舎の調教方法によると思われる。この厩舎では、長めを終い重点で追われることが多く、その成果は、単純な脚の速さや行きっぷりが問われる牝馬よりも、心肺能力・基礎体力を鍛え鞍上の意思に従うことが重要な牡馬で現れるのではないか。2歳戦をガンガン使うよりも、3歳の成長期を迎えて伸びてくる馬の方が目立つのも同じ理由だろう。朝日杯を勝ったアドマイヤドンはそれからもっと強くなり、全く違った分野で活躍した。タガノテイオーも、無事ならもっと大きな仕事ができたのかもしれない。

今年は牡馬にベガの子だけでなく好配合馬が多く入るので、期間内に複数の重賞勝ち馬を出す可能性がある。個人的には、古馬になればベガの子を越えられそうなBT産駒にも注目している。

・ 松田博は牡馬では五指に数えられる優秀な厩舎
・ ぎゃくに牝馬は要注意
・ 今年の松田博は、藤沢和にも負けない好メンツが入厩予定


橋田満厩舎研究

2005-05-13 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 70位の栗東・橋田満厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 30-20-18-98/166  勝率 18% 連対率 30% 複勝率 41%
  期間内重賞 3-1-3-14/21  勝率 14% 連対率 19% 複勝率 33%
  1世代当り 14.6頭登録  9.6頭出走  4頭勝馬  1頭当平均 3.5走
  期間内出走率 66%  期間内勝馬率 42%  期間内出走占有率 18%
  1頭当平均 1001万円獲得  平均勝利距離 1720m
牡馬のみ >
  1世代当り 8.6頭登録  4.8頭出走  3頭勝馬  1頭当平均 3.7走
  期間内出走率 56%  期間内勝馬率 63%
  1頭当平均 1518万円獲得  平均勝利距離 1714m
牝馬のみ >
  1世代当り 6頭登録  4.8頭出走  1頭勝馬  1頭当平均 3.2走
  期間内出走率 80%  期間内勝馬率 21%
  1頭当平均 484万円獲得  平均勝利距離 1738m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:スズカマンボ 2000年産:スズカドリーム
  1999年産:アドマイヤマックス 1998年産:アドマイヤセレクト
  1997年産:サザンスズカ、アドマイヤサーベル
特徴 > 非常に数を使わない、牡馬は出走率が非常に低い、長距離志向、晩成志向

ほとんどアドマイヤ=近藤利一氏とスズカ=永井啓弍氏の持ち馬だけでなりたっている、非常にめずらしい厩舎。
ごぞんじのように大物が入るが、じつはけっしてPOゲーマーにやさしい厩舎ではない。

数字からわかるように、牡馬の1頭当たり平均獲得賞金は一流厩舎並みに高く、長距離志向もあいまって大物感があふれいる。しかしいっぽうで藤沢和(の登録馬)・伊藤雄より期間内出走率が低く、出走回数も少ない。つまり地雷原でもあるのだ。
またアドマイヤベガ、サイレンススズカ、アドマイヤコジーン、アドマイヤグルーヴ、アドマイヤマックス、スズカドリーム、スズカマンボと活躍馬のいずれも、才能に恵まれながら順調さを欠いたり故障したり、突然惨敗したりスランプにおちいったり、と思ったら復活したり、不安定な(よくいえばドラマチックな)競走生活を送るのもこの厩舎の特徴。ある意味、POGの楽しみを凝縮したような経験ができる。じつは有馬ルールや終身ルールで、大物をじっくり追いかけるのに向いた厩舎なのかもしれない。

教訓。

・ 橋田馬は、二大馬主の大駒でなりたっている。
・ 当たれば稼ぐので、不発覚悟で上位指名せざるをえない。
・ 牡馬は出てこない、牝馬は稼がない危険がそれぞれある。
・ 藤沢馬より激しく一喜一憂できる。

安田隆行厩舎研究

2005-05-12 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 24位の栗東・安田隆行厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 46-44-43-213/346  勝率 13% 連対率 26% 複勝率 38%
  期間内重賞 0-5-3-22/30  勝率 0% 連対率 17% 複勝率 27%
  1世代当り 18.8頭登録  13頭出走  5.8頭勝馬  1頭当平均 5.3走
  期間内出走率 69%  期間内勝馬率 45%  期間内出走占有率 29%
  1頭当平均 1091万円獲得  平均勝利距離 1346m
牡馬のみ >
  1世代当り 10.8頭登録  8.2頭出走  4.6頭勝馬  1頭当平均 5.4走
  期間内出走率 76%  期間内勝馬率 56%
  1頭当平均 1234万円獲得  平均勝利距離 1358m
牝馬のみ >
  1世代当り 8頭登録  4.8頭出走  1.2頭勝馬  1頭当平均 5.2走
  期間内出走率 60%  期間内勝馬率 25%
  1頭当平均 846万円獲得  平均勝利距離 1300m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:コンコルディア、カリプソパンチ 2000年産:ホーマンアピール
  1999年産:ホーマンウイナー 1998年産:ムーンライトタンゴ
  1997年産:ピサノガルボ
特徴 > 非常に短距離志向、やや数を使う、牡馬は得意、出走率がやや低い(とくに牝馬)、早熟志向

かつてトウカイテイオーに跨った元騎手で、いまでも調教師みずら稽古をつける。ノーザンファーム、千代田牧場、ノースヒルズ=マエコウ、稲原=びらとり等、有力牧場から馬が入るため成績は良いが、爆発力に欠け重賞では2着止まり
そして短距離馬がほとんどである。期間内の1頭当平均賞金が1000万を越えている厩舎で、平均勝利距離が1400mを切っているのはここしかない。外国産馬がとくべつ多いわけでもないので、厩舎のやり方が表れているのだろう。
牡馬も牝馬も同じような使い方をするが、結果を見るかぎりは牡馬向き。安田隆牝馬はタフでなければ勤まらない。
ムーンライトタンゴは長距離血統なのに、年明けデビューから桜花賞2着。しかも、ほとんど1年間しか走れなかった。
以上から、上位指名するほどの厩舎ではなく、下位で小銭稼ぎに向いていると言える。師の人当たりがよいためか、記者が取り上げることも多いので、過剰人気にひっぱられないよう注意したい。

教訓。

・ 安田隆馬は、牡馬を下位指名して短距離路線で2勝狙い

伊藤雄二厩舎研究

2005-05-10 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 25位の栗東・伊藤雄二厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 53-31-35-139/258  勝率 21% 連対率 33% 複勝率 46%
  期間内重賞 0-1-2-17/20  勝率 0% 連対率 5% 複勝率 15%
  1世代当り 22.2頭登録  13頭出走  7.2頭勝馬  1頭当平均 4走
  期間内出走率 59%  期間内勝馬率 55%  期間内出走占有率 25%
  1頭当平均 1030万円獲得  平均勝利距離 1740m
牡馬のみ >
  1世代当り 13.6頭登録  8頭出走  5.6頭勝馬  1頭当平均 4.4走
  期間内出走率 59%  期間内勝馬率 70%
  1頭当平均 1294万円獲得  平均勝利距離 1767m
牝馬のみ >
  1世代当り 8.6頭登録  5頭出走  1.6頭勝馬  1頭当平均 3.3走
  期間内出走率 58%  期間内勝馬率 32%
  1頭当平均 606万円獲得  平均勝利距離 1636m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:ヴンダー 2000年産:センターアンジェロ
  1999年産:サンショーオー 1998年産:ダイイチダンヒル
  1997年産:ダイヤモナーク
特徴 > 登録数が多く出走率が非常に低い、数を使わない(とくに牝馬)、牝馬は不得意、長距離志向、晩成志向

現役唯一の1000勝トレーナーで、栗東最多の馬房数を与えられている。定年間近だが、さいきんは圧力をかけたりと横暴な言動がめだち、「老害」との指摘も。(MAX愛馬会の大里氏は、今でも伊藤雄をPOG有力厩舎と扱っているのだろうか。会員の方教えてください。)
確かにむかしはすごかった。期間内に数も使ってくれた。しかし成長放牧を乱発するようになってからは、出走率・出走数とも激減。いまやダービールールでは地雷原である。

 マックスビューティ 9戦 7勝 G1
 シャダイカグラ   9戦 6勝 G1
 スカーレットブーケ 9戦 3勝 G3
 マチカネタンホイザ 9戦 2勝
 ウイニングチケット 7戦 5勝 G1
 エアダブリン    6戦 3勝 G3
 プライムステージ  7戦 3勝 G3
 センターライジング 8戦 4勝 G2
 エアグルーヴ    6戦 4勝 G1
 ロイヤルタッチ   6戦 3勝 G3
 マックスキャンドゥ 8戦 4勝 G2
 ロードプラチナム  2戦 1勝
 エアエミネム    5戦 3勝
 メイショウラムセス 5戦 1勝
 ファインモーション 1戦 1勝


代表馬の期間内成績はこの通り。マックスキャンドゥ以来7年間重賞勝ちはない。のちの重賞勝馬も、ダービーまでは条件馬に留まっている。重賞出走回数はそれなりにあるのだが・・・。
唯一ねらい目があるとすれば、北海道デビュー馬である。伊藤雄馬にとって、中央場所とは北海道開催のことなのかもしれない。2歳の函館・札幌でデビューした馬は、期間内13戦を消化したヴンダーのように、使いこまれる可能性がある。このさい、血統は地味でかまわない。

教訓。

・ かつての名門も、今は地雷原。成長放牧が待っている
・ へたに本格派を指名するより、下位で北海道デビュー馬を

佐々木晶三厩舎研究

2005-05-09 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 23位の栗東・佐々木晶三厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。

全体成績 >
  通算 36-38-28-211/313  勝率 12% 連対率 24% 複勝率 33%
  期間内重賞 5-4-1-15/25  勝率 20% 連対率 36% 複勝率 40%
  1世代当り 16.2頭登録  13.4頭出走  5.4頭勝馬  1頭当平均 4.7走
  期間内出走率 83%  期間内勝馬率 40%  期間内出走占有率 27%
  1頭当平均 1106万円獲得  平均勝利距離 1603m
牡馬のみ >
  1世代当り 10頭登録  8.8頭出走  4.4頭勝馬  1頭当平均 5走
  期間内出走率 88%  期間内勝馬率 50%
  1頭当平均 1510万円獲得  平均勝利距離 1616m
牝馬のみ >
  1世代当り 6.2頭登録  4.6頭出走  1頭勝馬  1頭当平均 4走
  期間内出走率 74%  期間内勝馬率 22%
  1頭当平均 332万円獲得  平均勝利距離 1520m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:コスモサンビーム 2000年産:タカラシャーディー(道営からの転厩)
  1999年産:カゼニフカレテ 1998年産:マイネルジャパン
  1997年産:マイネルビンテージ
特徴 > 牡馬は得意、牝馬は非常に不得意、やや長距離志向、やや晩成志向

おもにマイネル=ラフィアンとシチー=友駿の馬でこの成績は、けっこうすごい。
スタミナあふれる馬を仕上げるのがうまく、ダービールール向きでない馬を、期間内に走らせることも多い。
朝日杯のコスモサンビームしかり、土曜の京都新聞杯を勝ったインティライミしかり。あのタップダンスシチーも、期間内に2000万ちかく稼いでいる。

教訓。

・ 佐々木晶馬はシチーといえども侮るな
・ 地味な長距離血統が狙える

厩舎バロメータ

2005-05-08 | pog-stable
ダービールールにおける、おもな厩舎の位置づけ。中間付近は省略で。

使う、早熟 ←------+-------→ 使わない、晩成
  岩元  北橋  橋口     松田博   藤沢和
   山内  松田国       橋田    伊藤雄
   堀井  安田隆          松山
    浅見    瀬戸口       大久保洋
     小島太

勝ち上がる ←------+-------→ 勝ち上がらない
   山内  松田国       手塚    大久保洋
  藤沢和 伊藤雄       森 北橋
       河野       岩元
       浅見       堀井
       二ノ宮     佐々木晶
       小島太

賞金を稼ぐ ←---------+----→ 稼がない
  松田国   橋口  伊藤雄    松山 大久保洋
    山内  池江郎  森     手塚 加藤征
   藤沢和 瀬戸口  橋田      石坂
        浅見 小島太      萩原
          佐々木晶      手塚
          安田隆

長距離志向 ←-------+------→ 短距離志向
  藤沢和  音無  橋口   瀬戸口 松山 安田隆
  伊藤雄 池江郎 佐々木晶  坂口則 坂口大 堀井
   松田国 河野       浅見 国枝
   松田博 角居          手塚
   橋田              岩元

牝馬が得意 ←-------+------→ 不得意
  山内  松田国 坂口大   石坂  松田博
  藤沢和 小島太 河野   国枝   白井
      瀬戸口      萩原  大久保洋
               坂口則  佐々木晶
               伊藤雄 角居
                   松山

堀井雅広厩舎研究

2005-05-07 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 65位の美浦・堀井雅広厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計しました。

全体成績 >
  通算 49-48-49-409/555  勝率 9% 連対率 17% 複勝率 26%
  期間内重賞 2-4-4-27/37  勝率 5% 連対率 16% 複勝率 27%
  1世代当り 19頭登録  17.8頭出走  7.2頭勝馬  1頭当平均 6.2走
  期間内出走率 94%  期間内勝馬率 40%  期間内出走占有率 27%
  1頭当平均 904万円獲得  平均勝利距離 1394m
牡馬のみ >
  1世代当り 9.8頭登録  8.8頭出走  4.2頭勝馬  1頭当平均 6.4走
  期間内出走率 90%  期間内勝馬率 48%
  1頭当平均 1107万円獲得  平均勝利距離 1467m
牝馬のみ >
  1世代当り 9.2頭登録  9頭出走  3頭勝馬  1頭当平均 6.1走
  期間内出走率 98%  期間内勝馬率 33%
  1頭当平均 706万円獲得  平均勝利距離 1279m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:アポインテッドデイ 2000年産:マイネルモルゲン
  1999年産:シベリアンメドウ 1998年産:デルマカポネ
  1997年産:マルターズスパーブ
特徴 > 出走率が高い、非常に数を使う(とくに牡馬)、短距離志向(とくに牝馬)、非常に早熟志向、上昇中

浅見秀一厩舎研究

2005-05-07 | pog-stable
2004年JRA全国リーディング 58位の栗東・浅見秀一厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計しました。

全体成績 >
  通算 52-37-49-292/430  勝率 12% 連対率 21% 複勝率 32%
  期間内重賞 2-3-9-29/43  勝率 5% 連対率 12% 複勝率 33%
  1世代当り 16.6頭登録  13.4頭出走  7.2頭勝馬  1頭当平均 6.4走
  期間内出走率 81%  期間内勝馬率 54%  期間内出走占有率 29%
  1頭当平均 1386万円獲得  平均勝利距離 1462m
牡馬のみ >
  1世代当り 10.2頭登録  8.8頭出走  5.6頭勝馬  1頭当平均 6.6走
  期間内出走率 86%  期間内勝馬率 64%
  1頭当平均 1479万円獲得  平均勝利距離 1468m
牝馬のみ >
  1世代当り 6.4頭登録  4.6頭出走  1.6頭勝馬  1頭当平均 6走
  期間内出走率 72%  期間内勝馬率 35%
  1頭当平均 1207万円獲得  平均勝利距離 1436m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
  2001年産:ヤマニンシュクル 2000年産:セイウンバクフーン
  1999年産:ヤマニンセラフィム 1998年産:ノブレスオブリッジ
  1997年産:マチカネホクシン
特徴 > 非常に数を使う、短距離志向