2004年JRA全国リーディング 26位の栗東・松田博資厩舎はダービールールのPOGではどうなのか。1997~2001年生世代(5世代)をダービーまでの期間でそれぞれ集計した。
全体成績 >
通算 34-35-28-209/306 勝率 11% 連対率 23% 複勝率 32%
期間内重賞 3-2-0-17/22 勝率 14% 連対率 23% 複勝率 23%
1世代当り 19頭登録 13.6頭出走 5.8頭勝馬 1頭当平均 4.5走
期間内出走率 72% 期間内勝馬率 43% 期間内出走占有率 24%
1頭当平均 833万円獲得 平均勝利距離 1715m
牡馬のみ >
1世代当り 9.4頭登録 7.2頭出走 4.6頭勝馬 1頭当平均 5.1走
期間内出走率 77% 期間内勝馬率 64%
1頭当平均 1240万円獲得 平均勝利距離 1758m
牝馬のみ >
1世代当り 9.6頭登録 6.4頭出走 1.2頭勝馬 1頭当平均 3.8走
期間内出走率 67% 期間内勝馬率 19%
1頭当平均 374万円獲得 平均勝利距離 1575m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
2001年産:ドルチェリモーネ 2000年産:アドマイヤテレサ
1999年産:アドマイヤドン 1998年産:タガノテイオー
1997年産:カーネギーダイアン
特徴 > 牝馬は極端に不得意で数も使わない、出走率がやや低い、長距離志向(とくに牡馬)、晩成志向
今年はかなりの駒を抱えそうな厩舎。気になっている人が多いだろう。
結果から言うと、心配ない。牡馬に限れば、松田博は一流厩舎だ。
つまり、牝馬がこの厩舎の弱点。
ベガやノースサンデー、ブゼンキャンドル、レッドチリペッパーの印象から、牝馬でも期待できそうに思えるが、じつはさいきんずっと不振。上の数字に入っていない3歳世代でも、アドマイヤメガミがG1に駒を進めたものの、8頭中1勝馬が3頭だけとふるわない。
それに比べて、牡馬の成績はリーディング上位厩舎とくらべてもまったく見劣らない、すばらしいものだ。朝日杯勝ち馬アドマイヤドンの世代を除くと、牡馬の数字はなんとさらに上がる。この年はアドドン以外、ダディーズドリームが期間内2勝しただけで、世代全体では平年より下だったからだ。
この牡馬偏重ぶりは、おそらくこの厩舎の調教方法によると思われる。この厩舎では、長めを終い重点で追われることが多く、その成果は、単純な脚の速さや行きっぷりが問われる牝馬よりも、心肺能力・基礎体力を鍛え鞍上の意思に従うことが重要な牡馬で現れるのではないか。2歳戦をガンガン使うよりも、3歳の成長期を迎えて伸びてくる馬の方が目立つのも同じ理由だろう。朝日杯を勝ったアドマイヤドンはそれからもっと強くなり、全く違った分野で活躍した。タガノテイオーも、無事ならもっと大きな仕事ができたのかもしれない。
今年は牡馬にベガの子だけでなく好配合馬が多く入るので、期間内に複数の重賞勝ち馬を出す可能性がある。個人的には、古馬になればベガの子を越えられそうなBT産駒にも注目している。
・ 松田博は牡馬では五指に数えられる優秀な厩舎
・ ぎゃくに牝馬は要注意
・ 今年の松田博は、藤沢和にも負けない好メンツが入厩予定
全体成績 >
通算 34-35-28-209/306 勝率 11% 連対率 23% 複勝率 32%
期間内重賞 3-2-0-17/22 勝率 14% 連対率 23% 複勝率 23%
1世代当り 19頭登録 13.6頭出走 5.8頭勝馬 1頭当平均 4.5走
期間内出走率 72% 期間内勝馬率 43% 期間内出走占有率 24%
1頭当平均 833万円獲得 平均勝利距離 1715m
牡馬のみ >
1世代当り 9.4頭登録 7.2頭出走 4.6頭勝馬 1頭当平均 5.1走
期間内出走率 77% 期間内勝馬率 64%
1頭当平均 1240万円獲得 平均勝利距離 1758m
牝馬のみ >
1世代当り 9.6頭登録 6.4頭出走 1.2頭勝馬 1頭当平均 3.8走
期間内出走率 67% 期間内勝馬率 19%
1頭当平均 374万円獲得 平均勝利距離 1575m
世代ごとの期間内最高賞金獲得馬 >
2001年産:ドルチェリモーネ 2000年産:アドマイヤテレサ
1999年産:アドマイヤドン 1998年産:タガノテイオー
1997年産:カーネギーダイアン
特徴 > 牝馬は極端に不得意で数も使わない、出走率がやや低い、長距離志向(とくに牡馬)、晩成志向
今年はかなりの駒を抱えそうな厩舎。気になっている人が多いだろう。
結果から言うと、心配ない。牡馬に限れば、松田博は一流厩舎だ。
つまり、牝馬がこの厩舎の弱点。
ベガやノースサンデー、ブゼンキャンドル、レッドチリペッパーの印象から、牝馬でも期待できそうに思えるが、じつはさいきんずっと不振。上の数字に入っていない3歳世代でも、アドマイヤメガミがG1に駒を進めたものの、8頭中1勝馬が3頭だけとふるわない。
それに比べて、牡馬の成績はリーディング上位厩舎とくらべてもまったく見劣らない、すばらしいものだ。朝日杯勝ち馬アドマイヤドンの世代を除くと、牡馬の数字はなんとさらに上がる。この年はアドドン以外、ダディーズドリームが期間内2勝しただけで、世代全体では平年より下だったからだ。
この牡馬偏重ぶりは、おそらくこの厩舎の調教方法によると思われる。この厩舎では、長めを終い重点で追われることが多く、その成果は、単純な脚の速さや行きっぷりが問われる牝馬よりも、心肺能力・基礎体力を鍛え鞍上の意思に従うことが重要な牡馬で現れるのではないか。2歳戦をガンガン使うよりも、3歳の成長期を迎えて伸びてくる馬の方が目立つのも同じ理由だろう。朝日杯を勝ったアドマイヤドンはそれからもっと強くなり、全く違った分野で活躍した。タガノテイオーも、無事ならもっと大きな仕事ができたのかもしれない。
今年は牡馬にベガの子だけでなく好配合馬が多く入るので、期間内に複数の重賞勝ち馬を出す可能性がある。個人的には、古馬になればベガの子を越えられそうなBT産駒にも注目している。
・ 松田博は牡馬では五指に数えられる優秀な厩舎
・ ぎゃくに牝馬は要注意
・ 今年の松田博は、藤沢和にも負けない好メンツが入厩予定