カミノアナログ

POGに命を削る日々を綴る「紙の穴」ブログ編。ドラフト終了までは日当たりアクセス100以下に抑えたいんで、ご協力よろ。

地雷自重のお知らせ

2009-06-12 | pog-mine
地雷馬を指定するコーナー、休止前もやってたんで普通に復活するつもりだったんだが、ある読者の方から何度も自重を促されたので断念する。

たしかに「リ●駄馬ルwwwプギャーww」なんて大人げないもんな。

…やべ、書いちった。

今日の地雷指定、あるいは煙幕(7)

2005-05-10 | pog-mine
メジロバーネット(メジロブライト × メジロビューティー、牡、大久保洋吉厩舎)

メジロドーベルの弟で、ドーベルと同期で同じライアン産駒のブライトが父。ドーベルとは3/4同血ということになる。ほとんど6代アウトブリードの渋い配合。
すでに入厩しており、関東限定ルールでなくても、指名する人はいるだろう。

兄姉にはドーベル以降も、メジロキルデア(3勝。父はライアンの父アンバーシャダイ)、メジロジョーンズ(3勝。ドーベルの全妹)などが出ており、8頭すべてが大久保洋厩舎に入って勝ち上がり、通算27勝している。すばらしい繁殖成績だ。

だがこの母も、もう高齢。そもそもドーベルの時点で5番仔だったんである。順調に使いこめるとは思えない。
アンバーシャダイ、メジロライアン、メジロブライトと、3代連続する種牡馬との間に勝ち馬を出せれば、それだけでも快挙なのだが。

今日の地雷指定、あるいは煙幕(6)

2005-04-29 | pog-mine
シラユキヒメ03(牡、父ブラックホーク、母父サンデーサイレンス)

世代でたった一頭の白毛。そして馬主は父母とおなじ金子真人氏。
これだけで、赤本のクロスレビューに載ってしまいそうな気がする。下位でネタとして取る人もいるだろう。ダビスタ厨のおおいサラブレ読者にはとくに人気かも。

母はサンデーサイレンス産駒の白毛馬。白毛はこれまで日本で10頭くらいしか生まれておらず、誕生時から話題になった。5歳でようやくデビューしたが、未勝利のまま引退している。
その初仔で、これも白毛。クロフネ産駒の2番仔3番仔も白毛なので、ハクホウクンみたいに白毛を遺伝させる馬なのだろう。
ハクホウクンのような三流血統ではなく、この血統で白毛に出たのはたしかにすごい。

しかし、遺伝学的には毛色は競走能力と関係ない。ふつうに配合を見れば、ダートの二流馬である。
すべったネタ馬は、寒いだけだ。寒い笑いが好きならどうぞ(ドクロ

今日の地雷指定、あるいは煙幕(4,5)

2005-04-11 | pog-mine
ヒシバイタル-03 (父サンデーサイレンス、1億4000万円@ゴールドHC←1億円@0307セレクトセールHipNo46(金森圭史朗))
レインボーアルファ-03(父サンデーサイレンス、8000万円@ゴールドHC←主取@0307セレクトセールHipNo36)

配合は悪くない。どちらかといえばレインボーアルファのほうが良いが、いずれもサンデーサイレンス産駒の平均やや上の水準にある。だが・・・
ゴールドホースクラブを知らない人のために書いておこう。

前身はスター・ステラの冠名で知られたクローバークラブ。 朝日杯FSを3着したスターエルドラードは、俺も1位指名したことがある。故大川慶次郎氏の甥・大川博靖氏を社長として運営されていたが、ノボトゥルー、ノボジャックを彼が選んだ縁で、中古車販売業大手の会長渡辺氏が金主となり、拡大路線をとりはじめる。総額2億円のスターエルドラードなどの高額外国産馬、銀座に開いた会員サロンなどは、その象徴だった。
ところがまもなく渡辺氏が横領で逮捕され(今年懲役6年が言いわたされた)、経営が急激に悪化。スターエルドラードも(値段的には当然だが)募集満口の半分以上が売れなかったという。
行き詰まったクラブはスターエルドラード、スターキングマンの2頭を残し全頭を売却処分。その後、会員に無断で売却したエルドラードが福島民報杯で激走(テンシノキセキ、カルストンライトオ、キーンランドスワンを下して単勝18.1倍)するなどの経緯があり、残るスターキングマンが孤軍奮闘するなか、多くの会員が怒りを胸に退会していった。

いろいろ見方はあるだろうが俺的には、大川氏の無能、よく言えば馬バカぶりと、渡辺氏の悪辣、よく言えば銭ゲバぶりが、みごとに噛み合わなかった結果だと思う。大川氏の暴露話には、フジテレビ騒動で儲けた村上ファンドや、最近評判の悪いアルゼの岡田氏なども出てきて、財界のヤミをかいまみることができる。

その後、会社は大川氏の友人でパチンコ業者・金森氏に買い取られ、タレントの見栄晴こと藤本氏を社長に据えて、ゴールドの冠名で2001年産世代から募集を再開した。
設立記念パーティでノボノボやスタキンの森調教師が「体制もしっかりとして、預託料もようやくちゃんともらえるようになり…」と述べたそうだが、じっさいには美浦・堀宣行厩舎にほとんどの馬が入り、1勝止まりにとどまっているのが現状。再建当初は同情を頼りに、安い馬を高く売る方針だったようだが、まもなく高額馬をさらに高く売る、拡大路線当時に近い状態になっている。

新スポンサーの金森氏という人物。POGーマーにとっては、藤沢和雄厩舎に入るデインヒル牝馬として去年人気を集めたSupamova-02の馬主、と言われたほうがわかりやすいかもしれない。この馬も、今年になってギャロップ誌に「体質が弱い」と書かれていた。

キャリアの浅い馬主が成功しにくいのは、所有馬を走らせるためにはどこにカネをかけるべきなのかわかっていなかったり、じっさいにカネをかけられなかったりするからだろう。金子氏のように社台に惜しみなくカネを払い、人脈や設備を丸ごと借りて手続きをクリアしないと、最初から成功するのは難しい。
金森氏とゴールドホースクラブは、その点まだまだ難がある。仮に大川氏の目が健在だとしても、クラシックをめざすためには陣営のギアがトップに入っていなければならない。そこまでとは正直思えないのだ。

今日の地雷指定、あるいは煙幕(3)

2005-03-30 | pog-mine
Leading Light-03(父Fusaichi Pegasus、社台の海外預託生産)

母25歳時出産て。不出走繁殖入り濃厚じゃん。

エイシンプレストンの父は年の差25(種付け時24歳)だったが、母の高齢・高産次には厳然と生物学的なデメリットがあり、活躍馬はより少ない。記憶にあるかぎりではWild Againが母22歳時出産だったのが最高。

ちなみに、1990年以降15年間の日本ダービー勝馬の産次を調べると、初仔が4頭でもっとも多かった。
母の出産年齢で見ると、6歳8歳10歳がそれぞれ3頭ずつで、ネオユニヴァースの母16歳時出産が最高齢、つぎはスペシャルウィークの母12歳時出産だ。

今日の地雷指定、あるいは煙幕(2)

2005-03-27 | pog-mine
エアグルーヴ-03 (父フレンチデピュティ、伊藤雄二厩舎予定)

母は粘度大(以下略
初仔がGIを勝ったものの、続く2頭が不発(つーかこの配合は牝馬でこそ、なので)。父が代わってこの2歳牝馬と、フサイチが4億9千万で落札したダンス牡馬がつづく。
微妙な値段、微妙な厩舎、微妙な馬体・・・と言われていたが、やはりデビューするのは難しそうだ。

なんというか地雷は地雷でも、交差点の中央に電飾看板付きで置いてある地雷、みたいな。

でも踏む奴いるんだよな。

今日の地雷指定、あるいは煙幕(1)

2005-03-22 | pog-mine
イタい配合馬など活躍が見こめそうに馬を、1回に1頭ずつ晒していく企画。
指名しても泣かない、走られても恨まない方向で読むこと。

レッドキャット-03(父Kingmambo、8400万円@0307セレクトセールHipNo76(荻原昭二))

父キングマンボの持ち込みでセレクト高額取引馬と聞くと、某新二冠馬を思わせるのでダービー候補として指名する人はいそうだが・・・配合的にはせいぜいダート向きのスプリンター。残念!