いつもTBSテレビの超一流料理職人グルメジャッジ番組「ジョブチューン」を興味深く観ていますが何処か腑に落ちません。
前回の「少し不満…:グルメジャッジ番組「ジョブチューン」の?」に続く第二弾です。お付き合い下さい。
(出典:「㈱セブン&アイ・フードシステムズ 」さんサイトより引用)
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前回の「少し不満…:グルメジャッジ番組「ジョブチューン」?」の掲載記事はこちら
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グルメジャッジ番組「ジョブチューン」の考察第二弾
考察1 : 合格基準
超一流料理人のお店と大衆向けチェーン店系の立ち位置/営業スタイルは大きく異なります。顧客ターゲットや価格帯等です。
その中、味/見た目/価格設定/顧客ニーズ等総合的な合格基準が明確でなく、感覚に委ねられ、ジャッジされる側は気の毒に思います。
ジャッジの基準が超一流料理人にきちんと統一して示されているか疑問です。
考察2 : 料理ジャンルによる甘辛評価
ジャッジする料理ジャンルはイタリアン/中華/寿司/ラーメン/ハンバーグ/ピザ等多様ですがジャンルによりジャッジの甘辛があるように見えます。
料理ジャンルによる甘辛(厳しい順)
①イタリアン
②寿司・中華
③ラーメン
④ハンバーグ・ピザ
特にイタリアンの厳しさ(=プライドの高さ)が気になります。そんなにイタリアンは違うのか/偉いのでしょうか。
番組を観ていると②~④は妙なプライドより同じ業界や料理人に対する同調感が見えます。まともなのです。
考察3 : ジャッジ回数(番組出演回数)による差
ジャッジの傾向を見ているとジャッジ回数(番組出演回数)が多い料理人の方が合格を出す傾向が高いように思います。
チェーン店側の努力や熱意等も強く感じている/分かっているのでしょう。それは忖度ではなく、味/見た目/価格設定/顧客ニーズ等の評価のバランス感が分かったのだからだと推測します。
(出典:「㈱セブン&アイ・フードシステムズ 」さんサイトより引用)
考察4 : 超一流料理人同士のジャッジ
思い切って超一流料理人が作った料理を名を伏せて超一流料理人同士でジャッジしてはどうでしょう。真の超一流料理人の実力、ジャッジ力が分かると思います。
高視聴率になると思いますが超一流料理人は反対するでしょう・・・。
考察5 : 素人による目利きジャッジ
ワインの試飲等がよくありますが超一流料理人とチェーン店が作った料理を名を伏せて素人がジャッジする企画も見てみたいです。超一流料理人は自信があれば受けて立つでしょう。
考察6 : 総合
番組制作上の狙い等は理解できます。ただ、超一流料理人とチェーン店系の対立軸を過度に際立たせることは長い目で見ると得策でないように思います。
お客さんが美味しいと感じ、喜んでもらえるという同じ目的の基に料理をしているのですから。
超一流料理人が作った料理は確かに美味しいのでしょう。食材が異なるのですから。また、料金と味が比例するとも限りません。場所代や人件費が異なりますから。
超一流料理人のお店がこれからも末永く続けられることを願います。一庶民より。
テレビは殆ど見ないけど、
番組というより宣伝ですから、仕方ないか・・・
なるほど!その見方がありますね。