本日は年金の記事です。
「厚生年金」は原則、65歳から支給開始となりますが、同時に「厚生年金基金」からの年金支給も始まります。実はこの「厚生年金基金」が結構忘れられていることが多いのです。
当記事をお読みいただき。「もしかして?」と思う方は一度、確認されてもよいと思います。
(出典:「企業年金連合会」さんHPより引用)
1.「厚生年金基金」とは
厚生年金基金は企業年金の一種で国が運営する公的な国民年金や厚生年金とは異なり、企業が設立する年金制度です。
公的な厚生年金の一部を代わりに運営・管理(代行)することや独自のプラスアルファの給付を行っています。つまり、厚生年金からの支給とは別に「厚生年金基金」からの支給があるのです。
2.「厚生年金」と「厚生年金基金」の違い
●繰り返しになりますが「厚生年金」が国が運営する公的な制度に対し、「厚生年金基金」は企業が運営する年金制度です。
●また、「厚生年金」は会社員や公務員等が加入対象なのに対し、「厚生年金基金」はその基金を運営してる会社の社員が対象となります。
●両者は名称が似ているため混同されがちですが、年金制度全体を階段に例えると、1階部分が国民年金、2階部分が厚生年金、3階部分が厚生年金基金とよく言われます。
3.「厚生年金基金」の盲点とは
国が運営する公的な国民年金や厚生年金は支給開始の前に国から通知書類が届きますが、「厚生年金基金」は厚生年金が始まった時に自分から会社や「企業年金連合会」(各企業の厚生年金基金をまとめる機関)に連絡して必要書類を受け取る手順となることが多いです。
自発的に動く必要があることと「厚生年金基金」への加入を忘れていたり知らないことが盲点となるのです。この手続きを行わない場合、本来受け取れる年金を受け忘れてしまうことがあります。
(出典:「企業年金連合会」さんHPより引用)
以上、「厚生年金基金」からの年金支給がある場合もあるので、受給手続きを忘れないよう気を付けましょう。ご不明な点は会社の人事部等や企業年金連合会へお問い合わせ下さい。
なお、「企業年金連合会」のHPはこちらです。
年金制度は複雑で分かり難いですね!年金事務所では丁寧に教えてもらえます。
私も、年金のお知らせに少し反応する年齢に
なってきました。
60過ぎたたら年金事務所に行って
確認してみようと思っています。