ヒデ系の瞳

平和憲法尊守

復興は『自助自立』  被災者無視の暴論

2011-07-02 | 震災復興
 五百旗頭氏と竹中氏が意気投合

 政府の東日本大震災復興構想会議の五百旗頭(いおきべ)真議長と竹中平蔵元総務相(慶応大教授)らが同席して震災復興を議論する討論会(主催・慶応義塾)が27日、東京都内で開かれ、五百旗頭、竹中両氏が「『自助自立』が基本」と意気投合する一幕がありました。
 討論のまとめで竹中氏は「日本社会は『自助自立』が基本だ」と、『公助』を否定。「先般、小泉(純一郎元首相)さんと久しぶりに食事をしたら、このこと(自助自立)を言っていた。どんな政権、どんな時代になろうとも『自助自立』がないと社会が成り立たない。この教育がおろそかになっている。国民は賢いから「助けてやる」と言ったら、普通は「お金ください」と言う。そうなってしまう」と暴論を展開しました。
 竹中氏の発言を受けて、25日に復興構想会議の『提言』を発表したばかりの五百旗頭氏が「『自助自立』が基本という良いお話をいただいた」と賛同しました。
 実際、五百旗頭氏が中心となってまとめた『提言』の『結び』は、「復興が苦しいのもまた事実だ。耐え忍んでこそと思うものの、つい『公助』や『共助』に頼りがちの気持が生ずる。しかし、恃(たの)むところは自分自身との『自助』の精神に立って、敢然として復興への道を歩むなかで『希望』の光が見えてくる」と明記。被災者に『自助』や忍耐を求めるなど、竹中氏と同様の主張をしています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。