TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

アーキテクツウィーク

2022-12-18 22:53:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
日本建築家協会の宮城地域会主催のアーキテクツウィークにて話す機会をいただきました。
メインの講演は建築家の中山英之さん。
私たちは、東北の建築家という括りでひとり30分ずつ、いま取り組んでいることなどを話しました。


金曜の午後という時間帯でしたが、学生の皆さんも結構いて、思っていた以上に人が入っていました。
大学1年生のときに「ゆく都市くる都市」というイベントに先輩と参加してせんだいメディアテークのことを知りました。
ちょうど伊東豊雄さんがメディアテークのコンペで勝って、そのコンペの記念講演会でした。
その後、建築にのめり込むきっかけになった建物で、自分が話すことになるとは、感慨深いものがありました。
次はメインの講演で呼ばれたいものです(笑)。

さて、私の話題提供は、前日にピーエスの平山さんの話を自分なりに解釈して、「選択的不均質な快適性」の話をしました。
建築の高性能化、高断熱高気密化のその先のはなし。
戦略的に温熱的に不均質な場所をつくる(選択する)ことで、均質な快適のその先へ、建築の可能性を拡げるということを話しました。

温熱的に不均質なことをあえて選択することで、建築の間取りや間仕切が違ったものになる可能性。
ちょっとした高低差によって、温熱的に不均質な状態をつくりだすことができる。これによって、建具と同じように空間を分けることが可能になるかもしれない。
そう考えると、建物の平面形ももっと自由度が広がり、そこに新しい建築が見出せるかもしれません。

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