TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

模型/手を動かすことの大切さ

2015-04-07 13:32:57 | *西根の家
私たちは、設計段階で様々な縮尺で数多くの模型を作り、実際の空間を検討しています。


建築で多く用いられる図面は実際の3次元の空間を平面的に投影した二次元の世界。
これら2次元の図面をもとに建築が作られるので、目にする機会も比較的多いと思います。

一方で、図面に描かれている間取りや寸法を見て、実際の空間の広さをイメージできる人は、専門家を除くと一般的にそれほど多くはありません。
畳のある環境で育った世代は、○畳といえば、だいたいどの位の広さなのか空間をイメージすることができるといわれていますが、これは世界的に見ても日本人だけがもつ優れた能力とされています。


西根の家では、1/100、1/50、1/30と設計の進捗に伴い縮尺を変えながら、検討を進めてきました。
検討時に作った模型は、現場が始まってからも職人さんとの意思疎通に有効です。
現場では、必要があれば、モックアップと呼ばれる1/1の実物大模型を作り、外壁や色などの仕上げを検討しています。

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