REEママ気まぐれ日記

末っ子が ウィリアムズ症候群という個性をもっています。この子が与えられた天性を生かせるように見守って行きたいと思いす。

パパの爆笑発言。

2007年06月24日 | REE
REEのパパは本当に、しょうもないパパです。
頭にくるので、blogには、ほとんど登場しません。

どう、しょもないかは省略しますが(書ききれないから)
たまに、REEと遊んでは、親バカ発言。

今日は、朝、チョコットREEと遊んで

「良くしゃべるようになったなぁ。。。頭いいで!こいつ。きっとただのウィリアムズじゃないぞ」だって

この間まで、なんて言ってたと思います

「こいつのどこが、ウィリアムズなんだ!」って言ってました

私は知れば知るほど、「あぁ、確かにウィリアムズだなぁ。。。」って思ってますけど

でも、いいんです。ウィリアムズで。

可愛さといい、癒し系といい、笑顔といい、捨てがたい

まぁ、私も親バカですけどね!



問題点が多すぎる!!

2007年06月22日 | 仕事
計量をして、材料を渡しながら、後ろで、機械でクッキーの生地を回し、皆が間違いなく作業出来ているかを確認しながら、8人から、10人に次の仕事の指示を出し。。。
1人は販売に出る子達の送り迎えや、事務仕事を2階でやっていたりするので、私が1人、残されたり。。。
1人1人が何が出来て、何が出来ないか、出来ない子には出来る仕事を作っていかないとならないし、出来るつもりでやっている子も、卵を8個なのに、4個でやろうとしていたりします
自分が間違いなく軽量するだけでいっぱいなのに、機械を回して、更に全員に目を配るのは、今の私には、ほとんど無理です

今日なんて、機械でチョコチップクッキーの生地を作っていて、卵を1個ずつ、割っては入れてたら、間違って、殻を放り込んでしまいました
全部ゴミ箱行きです
卵を一個ずつ入れるので、左手に卵の入った小さなボール、右手に殻を持っていたので、つい、右手の物を放り込んでしまいました最悪です
早く、チョコチップの生地を作らないと、テンパンに並べていく子達の仕事が出来ないのですよ。。。
隣では、レモンケーキ、フルーツケーキ、オートミールクッキーの生地を手で作っている子達がいて、バターの溶かし具合も違うし、レンジでチンしながら、粉はかって、砂糖はかって、オートミールにチョコチップにミックスフルーツにココアに自分のミスったチョコチップを機械のドデカイボールから出し、ボールを綺麗にして、バターとマーガリンを軽量して、砂糖を計って、やり直し
気付くと、1人トイレに入ったきり、出てこない
さぼっちゃったりする訳で
クッキーの成型が出来ない子もいるので、シール貼りとか仕事もつくらないとならないし。。。どうにもこうにもなりません。

今日は20年のベテランのボランティアさんが、釜(オーブン)を全面的に見てくださっていたので、良かったですが。。。

午前中は最低3人は必要なんですわ

こんな状態なので、職員が続かずにすぐに辞めてしまうそうで。。。
余計に大変に。。。

でも、嬉しい事が
1人、スターゼンという、ハムの会社に就職が決まりました
もう1人も実習に行っています。
本部は今まで、就職に積極的に取り組んで来なかったそうですが、バリバリの方が、入社して、急にここの所、就職への動きが活発になったとの事。
良かったです

けど、仕事が出来る子が抜けると、クッキー班はさらにきつくなっていく訳で。
どうなるのか本当に不安ですが、この子達が、ずっとここにいて良いわけがない

お菓子はコストが高いし、手間もかかる。
何か良いものはないのでしょうか

親こそが最大の差別者???

2007年06月14日 | REE
作業所の施設長がまとめた、いくつかの作業所の開設からこれまでの道のりを小冊子にしたものを読みました。

実に色々ですが、皆、初めは小さな集まりから出発して、大変な苦労をして大きくなってきているようです。

その中のひとつに、
「親こそが最大の差別者」という言葉が出てきて、???と、ビックリしました。

よく考えると、そうなのかもしれない。。。

我が子を、障がい児と思いたくないけど、1番、障がいを気にして心配してるのは私なのだ。
何とかしなきゃ、少しでも良い道を歩かせたい、辛い思いをさせたくない、
この子は、1人じゃ生きていけないんだから、、、私が守らねば、、、
などなど。。。きりがないほど、ある意味、我が子を差別しています

確かに、手助けは必要です。

でも、ここ数日、作業所で、皆の様子を見たり、職員の接し方を見たりして、思いました。
職員からは、みんな、親が過保護過ぎるとの事。

親としての気持ちも痛いほど解るし、
職員としての立場から、障がいを客観的に見る事も出来るようになりました。

そして、気付いた。

「普通に育てればいいんだ」と言う事に。。。

もちろん、普通以上には色々、問題はあるのだけど、
親としての気持ち的には、他の兄弟と同じように。。。

愛情と過保護は別ですね。

出来る事はさせる。甘やかさない。手を出さない。
守るべきことは守らせる。礼儀、言葉使いをしっかり教える。

やはり、ハンディがあるので、どうしても親が甘やかしてしまうのですね。。。
その気持ちは、よーく解ります。
私もREEに甘くなってると思います

でも、その結果、本人は社会に出てからうんと苦労しなくてはなりません。
作業所は、仕事場です。商品は売り物であり、個人は社会人として扱われます。
厳しいです。出来が悪ければ即、やり直し。言葉も態度にも厳しいです。

でも、何年も働いている子達を見ると、偉いんですよ。。。本当に。
出来ない事は沢山あります。でも、それぞれが出来る事を一生懸命やっています。
でも、大人として、社会人として接する事で、教育していく事で、
これだけ、しっかりするものなのかと感心します。

私も、難しいけど、気負い過ぎず、REEを普通に育てなくてはと思いました。
可愛いからこそ、きちんと躾をしていく必要性を感じました。

REEを客観的にも見ることが出来るようになったかも。

普通に普通に。。。
差別しちゃいけないんだね。。。

「可愛い子には旅をさせろ」です。

可愛いなら外に出す!!

なぜなら、親にはあまり厳しく出来ないからです。
きっと、私も出来ません。

うまく言えないけど、REEをしっかり差別せずに育て、
きちんと、社会に送り出せるように。。。

作業所も、実に様々ですが、
利用者が生き生きと、楽しそうに働いていて、
親が運営してるのではなく、第三者に任せる方が子供の為ではあるのかな。。。

漠然とですが、そんな事を思いました。


REEママ、早速今日は計量、間違えました

マーブルケーキ、計量して、渡し。。。

出来た生地を、受け取って、計りながら型に入れていったら、足りない
9本出来るはずが、7本しか出来ない

砂糖の分量を間違えたようです。

結果、やり直しです

Kくん、ごめんなさい
マーブルを2度、作らせてしまいました
他にも色々作ったのに。。。

Iくんにも、ボールを2回も洗ってもらって
洗い物いっぱいなのに。。。

でも、2人とも「ごめんね」って言ったら
「大丈夫」って、言ってくれるんだよ
優しいんです。。。みんな。。。

普通だったら、イヤーな顔されちゃうよ

間違えないように、頑張ろうと思うけど、
きっと、また何か、しでかしてしまうと思います

朝一の計量は、ほんとに大変。
ベーキングパウダーのもあれば、重曹のもある。
マーガリン、バター、ショートニング、
組み合わせも違えば、溶かし方も違う。
砂糖も三温糖に上白糖、単品もあれば、混ぜるのもある。
その日によって、作る量も違う。

次々に、「マーブルの砂糖下さい!」「レモンケーキの油下さい!」「フルーツケーキの粉下さい!」と取りに来るので、計量したものを覚えていないとならないし、その横で、機械で作る生地も、自分で回しながらやらないとならない
1つずつ、計量出来ればいいんだけど、それじゃ間に合わないんですよね。
何人かがいっせいに作り出すので、それぞれの手順に合わせて使うものから、計って渡していかないとなりません。

油と粉まみれ夕方には、綺麗に包装したクッキーやパウンドが沢山出来上がります。
立ちっぱなしで、毎日、クタクタ

でも、何か楽しいのは何でだろう不思議だなぁ


作業所の仕事

2007年06月08日 | 仕事
知的障がいの作業所で働き始めました。
色々なことをしている、社会福祉法人です。グループホームやお弁当班、ヘルパーステーションもあります。私は、クッキーやパウンドケーキを作っている所にいます。

初日は、生協の納品を控え、とても忙しい日だったので出勤するなり、パティシエの見習いに入ったように、クッキーにケーキ作りです
皆、出来る事が違うので、仕事を上手に振り分けていくのが私達の仕事ですが、まず、自分がすべてを覚えなくては、始まりません。
1番最初の計量は、職員の仕事。計量は難しく、間違えばちゃんと焼けないので、必死です。スペースは狭いし、15種類位のレシピを、みんなの手順に合わせて、計量していくのですが、量も多いし、真っ青です
その上、軽量しながら、皆が取りに来たら、間違いなく渡さなければならないのに、どの粉がレモンケーキだか、フルーツケーキだか、覚えていなければならないし、バターはレンジで程よく溶かさないとならないわ、そのうえ、機械で作るクッキーの生地を回したり。。。記憶力と力と、判断力と。。。私のボケ防止にはとても良いと思えますが。。。間違えて、ペシャンコのケーキが出来る日が来そうで怖いです皆、やってるから、そういう時が来ても気にしないで良いからと優しいお言葉。。。なるべく、そういう事がないよう頑張りますが。

お昼は、利用者の皆さんと食べています。会話が出来る人は、色々話してくれるし、仕事はプロ並みなのに、会話が成立しない人もいます。
ダウンちゃんの青年がとても礼儀正しく優しい子で、私のたどたどしい仕事を「とっても、上手!」と褒めてくれたり、「分からない事ばかりだから、色々教えてね!」とお願いすると、すっごく優しい「いいよ」が返って来て、涙でそうでした。だって、あんなに優しい「いいよ」は聞いたことなかったもの。みんな、純粋で、掃除でも一生懸命やるし、ある意味、今時の若い子よりずっと偉い。

この子達の収入を増やせるように、ちゃんと企業に就職が出来るように、私も頑張って早く仕事をマスターしたいと思います。

1人ねぇ。。。ウィリアムズではないかと思う、女性がいますよ。。。
腫れぼったい目といい、こじんまりした顔立ちがREEと似ています。
まだ、1人1人の詳しい事を聞いてないのですが、面接で、施設長に、長男がウィリアムズだと言った時に、ウィリアムズを知らないようだったので、(もし、利用者さんにウィリアムズの方がいれば、うちにもいますよと教えてくれますよね、、、)もしかしたら、ウィリアムズの診断を受けないまま、成人されている事も考えられます。
会話にも問題ないし、穏やかだし、優しいし。。。

個性豊かなメンバーですし、純粋なので、とても穏やかな気持ちで仕事できます。
足は棒、腕は筋肉痛、頭はフル回転ですけど、爽やかな充実感です