REEママ気まぐれ日記

末っ子が ウィリアムズ症候群という個性をもっています。この子が与えられた天性を生かせるように見守って行きたいと思いす。

親こそが最大の差別者???

2007年06月14日 | REE
作業所の施設長がまとめた、いくつかの作業所の開設からこれまでの道のりを小冊子にしたものを読みました。

実に色々ですが、皆、初めは小さな集まりから出発して、大変な苦労をして大きくなってきているようです。

その中のひとつに、
「親こそが最大の差別者」という言葉が出てきて、???と、ビックリしました。

よく考えると、そうなのかもしれない。。。

我が子を、障がい児と思いたくないけど、1番、障がいを気にして心配してるのは私なのだ。
何とかしなきゃ、少しでも良い道を歩かせたい、辛い思いをさせたくない、
この子は、1人じゃ生きていけないんだから、、、私が守らねば、、、
などなど。。。きりがないほど、ある意味、我が子を差別しています

確かに、手助けは必要です。

でも、ここ数日、作業所で、皆の様子を見たり、職員の接し方を見たりして、思いました。
職員からは、みんな、親が過保護過ぎるとの事。

親としての気持ちも痛いほど解るし、
職員としての立場から、障がいを客観的に見る事も出来るようになりました。

そして、気付いた。

「普通に育てればいいんだ」と言う事に。。。

もちろん、普通以上には色々、問題はあるのだけど、
親としての気持ち的には、他の兄弟と同じように。。。

愛情と過保護は別ですね。

出来る事はさせる。甘やかさない。手を出さない。
守るべきことは守らせる。礼儀、言葉使いをしっかり教える。

やはり、ハンディがあるので、どうしても親が甘やかしてしまうのですね。。。
その気持ちは、よーく解ります。
私もREEに甘くなってると思います

でも、その結果、本人は社会に出てからうんと苦労しなくてはなりません。
作業所は、仕事場です。商品は売り物であり、個人は社会人として扱われます。
厳しいです。出来が悪ければ即、やり直し。言葉も態度にも厳しいです。

でも、何年も働いている子達を見ると、偉いんですよ。。。本当に。
出来ない事は沢山あります。でも、それぞれが出来る事を一生懸命やっています。
でも、大人として、社会人として接する事で、教育していく事で、
これだけ、しっかりするものなのかと感心します。

私も、難しいけど、気負い過ぎず、REEを普通に育てなくてはと思いました。
可愛いからこそ、きちんと躾をしていく必要性を感じました。

REEを客観的にも見ることが出来るようになったかも。

普通に普通に。。。
差別しちゃいけないんだね。。。

「可愛い子には旅をさせろ」です。

可愛いなら外に出す!!

なぜなら、親にはあまり厳しく出来ないからです。
きっと、私も出来ません。

うまく言えないけど、REEをしっかり差別せずに育て、
きちんと、社会に送り出せるように。。。

作業所も、実に様々ですが、
利用者が生き生きと、楽しそうに働いていて、
親が運営してるのではなく、第三者に任せる方が子供の為ではあるのかな。。。

漠然とですが、そんな事を思いました。


REEママ、早速今日は計量、間違えました

マーブルケーキ、計量して、渡し。。。

出来た生地を、受け取って、計りながら型に入れていったら、足りない
9本出来るはずが、7本しか出来ない

砂糖の分量を間違えたようです。

結果、やり直しです

Kくん、ごめんなさい
マーブルを2度、作らせてしまいました
他にも色々作ったのに。。。

Iくんにも、ボールを2回も洗ってもらって
洗い物いっぱいなのに。。。

でも、2人とも「ごめんね」って言ったら
「大丈夫」って、言ってくれるんだよ
優しいんです。。。みんな。。。

普通だったら、イヤーな顔されちゃうよ

間違えないように、頑張ろうと思うけど、
きっと、また何か、しでかしてしまうと思います

朝一の計量は、ほんとに大変。
ベーキングパウダーのもあれば、重曹のもある。
マーガリン、バター、ショートニング、
組み合わせも違えば、溶かし方も違う。
砂糖も三温糖に上白糖、単品もあれば、混ぜるのもある。
その日によって、作る量も違う。

次々に、「マーブルの砂糖下さい!」「レモンケーキの油下さい!」「フルーツケーキの粉下さい!」と取りに来るので、計量したものを覚えていないとならないし、その横で、機械で作る生地も、自分で回しながらやらないとならない
1つずつ、計量出来ればいいんだけど、それじゃ間に合わないんですよね。
何人かがいっせいに作り出すので、それぞれの手順に合わせて使うものから、計って渡していかないとなりません。

油と粉まみれ夕方には、綺麗に包装したクッキーやパウンドが沢山出来上がります。
立ちっぱなしで、毎日、クタクタ

でも、何か楽しいのは何でだろう不思議だなぁ