魚鳥木☆

百年後にも多種多様な動植物を伝えたい!!その為にも、生物多様性の保全について勉強していきます

生物多様性保全アイディア@北総里山フェスタ

2010-02-18 08:57:57 | Weblog
北総里山シンポジウムで得られたアイディアをメモっておきます

〓生物多様性の普及アイディア

可視化
・昔の写真と今の写真並べて展示して、自然の減少度を実感
・自然が無かった場合、防災や花粉媒体などにかかる費用を見積もる。
・生態系の上位種が生息することが、どういうことか、わかりやすく解説
・環境王国
自然が持つ健康度を100項目に渡って評価。条件を満たした農作物を好評。


里山体験機会の増加
・教育での自然体験の有用性
協調性・創造性・体力において、効果がある
例)ドイツ森の学校では、教育効果が出ている

・里山の解放
自由に入れる森が必要。(地権者との対話)
例)ミュンヘンの森では、どうぞ自由にお使い下さいという市民へのサービス精神が満載。市民が森に行く機会が多い
・身近な川を探検→発見→ほっとけん。
価値の再発見で、意識の向上から行動に。


〓保全促進のアイディア
・バカ者,よそ者,わか者に頼る。(最近、よく聞く言葉です。現在の取り組みや、地域だけの取り組みでは限界にきているのでしょうか。)
・子供たちに本物の味を知ってもらう場。(地産地消・旬食旬菜・伝統料理)

里山保全政策

2010-02-17 09:28:00 | Weblog
生物多様性の保全のためには、日本では、人間が手を加えて保たれる里山の保全が必要です。
里山には、多くの生き物が生息しています。
里山→人間が生産に使っている土地→農地・林業地

重労働にも関わらず所得の低さから低迷している農林業の活性化が必要です。

しかし、日本では採算が取れない小さな農地が多く、所得向上には技術向上などでは難しいです。

里山が生産だけでなく、みんなの財産である生き物や防災機能などがあることに着目したら
政府が税金を使用し保全していく必要があるのではないでしょうか。

最近、種(タネ)の多様性が貧弱になってきていると危機感を強くなってきています。

商業性の強い品種の栽培が盛んになる伝統的な品種が姿を消していってます。

将来、気候変動や病原体の出現などが起こったときに単一種の栽培ですと全滅してしまう恐れがあります。
また、そのような変化に対応した種を品種改良を行うためには、様々な品種があることが必要です。

商業的には価値は低くても将来必要になる可能性があるのであれば、政府がこれを保全していけばよいのではないでしょうか。

耕作放棄地などで伝統種の栽培に政府が何らかの補助金を出す
そんな政策があってもいいなぁ…

課題
・伝統品種の定義
・耕作放棄地の選出方法
・補助金の額

と考えてみたので、メモしておきます。

第二回北総里山フェスタ その2

2010-02-16 17:25:20 | Weblog
千葉県千葉ニュータウン周辺の里山のシンポジウムの午後の部の報告です。

午後は印西市長と白井長の挨拶から始まりました。
印西市長さんは最初、紙を読まれたのですが、その後、ご自身の想いをご自身の言葉で発せられました。
映画“命の食べ方”や“未来の食卓”の感想や、菅原文汰さんとの対談の話をされ、
農家所得が問題で農家を見直して欲しいとのべられました。
次に、白井市長さんはみんなで、よくしていきましょうって、ご自身の言葉で語られ、両市長の里山への想いが感じられました。

あんまくどなるどさん(国連高等研究所所長)は、外国人から見た日本の里山について、たくさんの写真を見せて頂きながらの講演でした。
〓日本の特徴
・各地域において歴史の土台がある(現代は過去の産物である)
・地域地域で多様である
・先祖から貰ったもの(土地)に対しての意識が高く、それが美しい警官に繋がった

〓事例紹介
・石川県では、里海プロジェクトがあり、県・市の農林水産部・環境部・地域振興部・国交省系、漁業関係者、ダイバー、大学など、たくさんの方が集まって取り組みを行っている。
・宮城県で農業用水を考えるフォーラムを緑ネットが開催
・塩づくりのために森林を作っている地域がある
・宮城県大崎市は、水田をラムサール湿地登録をした
・焼き畑には、100年という長期的な時間軸が存在している

〓まとめ
・陸の人間の活動が海へとつながるように、全部繋がっていることを忘れてはいけない
・子供たちに何を伝えていくのか、何を伝えていきたいか。

嘉田さんは、“どうすれば里山を保全できるのか”という、みんなが一番知りたいことを題として講演されました。

〓現状
・“里山”とは25世紀かけて整備された2次林
・人々の関心が“里山”から“都市”に移ってしまい里山の崩壊が起きている。
・棚田が耕作放棄され、水が張られなくなると、乾燥しクラークが入り、地滑りが起きる。そうなると災害防止のため、公共工事が入る。7反で10億円かかったそうです。10億円あるば2000年間の棚田の整備費になるが、そういう考えにならない。

〓里山をどうすれば守れるか
・“みんな”で対応
・経済的・社会的“持続性”が必要。
・生物多様性に関心がない人に伝えるためには、生物多様性の可視化が必要
・持続可能な資源利用の道筋
・里山の新しい利用の開拓
・政策の見直し

第二回北総里山フェスタ

2010-02-13 17:18:21 | Weblog
千葉県千葉ニュータウン周辺の里山のシンポジウムに行ってきました〓

いろんなアイディアを頂けました

地域密着型のシンポジウムで、
地域(千葉ニュータウン周辺)の問題について考えました

午前中は、千葉大学&東邦大学の学生さんの発表でした。
生態学的な研究や里山を活用した町づくりによる里山保全方法の研究がありました。

例えば)
・ニュータウン住民の90%が里山問題を知らない、
周辺19校のうち2校しか里山を教育に取り入れてないことから、
学校教育での里山の活用

・サイクリングロードの整備

・ごみをアートとして活用。
ゆくゆくはゴミを減らして里山への関心を高まることを期待。

・ジャノメチョウが居るか居ないかで、その土地の生物の豊かさを調べられないか!?

などなど。

ポジティブな発想が多く、参考になりました(^w^)

里山保全活動の課題ということで

・ニュータウン住民と農家の方々との関係
(日本は集落の中の結び付きが強く、新規参入が難しい
・ニュータウン住民の里山への認識
(昔から住んでいる土地じゃないと、なかなか地元の問題って目がいかないと思います。しかも、自然に目を向けるって、なかなか…
・活動の継続性
(完全なボランティアだけでまわすと長期的な継続が難しいですし、カリスマ性のある指導者でもっている活動だと、その人が活動できなくなったら…
の3つをあげられて午前の部は終わりました。

お弁当

2010-02-12 18:40:49 | Weblog
今日のお昼はお弁当を持っていきました〓
最近は不景気の影響もあるのでしょうが、お弁当を持参する人が増えていて、
“弁当男子”と言われるような自分でお弁当を作る男性も増えているようです。
職場にも、素敵なお弁当を作って来られる男性がいらっしゃいます

私は、お弁当持参も環境には優しい場合が多いのではと思っています
もちろん、一概には言えず、人によるかと思いますが

私の場合は、

①家にある“残り物”を詰めることが多い。
お弁当を作ることで家にある食材を有効に使えます

②使い捨てパックの使用を減らせる〓。
お弁当を持参しないと、出来合いのお弁当を購入することが多く、そうすると使い捨て容器に入っているので、プラスチックを無駄に使用してしまいます
③自分で作ると、油を少なく、野菜を多く、さらに、無駄な食品添加物を使用していない物が食べれる〓
 〓
健康であるって、無駄なエネルギーを使わないですみますよ。
医療って、エネルギーや生物資源をたくさん使っていますよね。
健康であることが省エネにも繋がりますよね。


“生物多様性の保全”って難しくて、自分では無い誰かが守ってくれたらいいなぁと思ってしまいますが、
日常生活のちょっとしたことで、貢献できるのではないかと思い
思い付いたことを書き留めていますので、
科学的には間違ってたり、表面的な部分しか見えてなかったりすると思うので、
今後、気が付いたときに訂正していきます。

購買選択による意思表示

2010-02-11 17:39:27 | Weblog
今日はスーパーで“小さなことしかできないが
温暖化は地球規模
できることからはじめたい”
とパッケージに記載された卵を買いました。
これを買うことで、どれだけ貢献できるかはわかりませんが
少なくとも、この商品を選んだという意思表示はできたと思いました。
今後も、このような商品を選びたいです

生物多様性と貧困

2010-02-10 22:18:14 | Weblog
アグネスチャンさんが書かれた文章を読みました。
温暖化により、水不足を引き起こし、貧困で苦しんでいる地域がある。まだ育ち盛りの子供たちが鉱山で働いている。一日働いても一食程度しかならないのに労働環境も悪く、危険と隣り合わせで、多くの命が無くなっているそうです。

温暖化の原因は、私たち先進国の快適な生活です。
多くの方は、この話を聞いたら心を痛めると思います。
しかしながら、温暖化問題は、なかなか解決に向かっていきません。
今後も、更なる貧困をもたらすと思います。

生物多様性の問題も、貧困地域にとっては深刻な問題です。
貧困地域の生計は、ほとんど直接的な自然からの恵み、一次産業で成り立っています。
ここに影響があると、それは、生死に関わる重要な問題になります。

自分達の生活が、他の地域の方々の犠牲になって成り立っている事実は決して忘れてはいけないことです。

ポジティブ

2010-02-10 12:18:43 | Weblog
生物多様性は人間活動の影響で急速に損失しており、現在、危機的な状況に陥っています
国際的には約170ヶ国が締約している生物多様性条約では、“2010年までに生物多様性の損失スピードを顕著に原則させる”といういわゆる2010年目標を掲げました
今年、2010年ですので、目標達成年です。
10月に名古屋で開催されるCOP10で報告されますが、
国際的も目標達成はなされていないと認識が強くされています

この原因解析もCOP10では、行われますが、
原因の1要素に、ネガティブな目標であったことが揚げられています。

生物多様性の問題は、“誰か”がすればよいのでは無く
“みんな”で、社会全体での対応が必要です。
“みんな”で対応するには、マイナスよりプラスの方が行動しやすいもののようです。
確かに、楽しいことは進んでしますが、大変なこと面倒なことは、できればしたくないですよね

“みんな”が進んで出来る楽しい取り組みをみつけていきたいですね

“愛”

2010-02-07 14:45:22 | Weblog
どうすれば生物多様性を守っていけるのでしょうか〓〓〓

みんな、自然が豊かな方がいいと思っているのに、
現実は、豊かな自然がどんどん破壊されています

自然を守るために使われる費用はごく僅かです。

自然を守るためにお金が必要ですが、里山と呼ばれるような人の手が入ることで
守られる自然には、
半永続的に費用がかかってきます

長期的にお金を回すシステムを、市場経済で考えると…

税金でしょうか…。

現在、環境省中心に保全活動に費用が使われていますが、
あまり上手くいっていません。

費用が少なすぎるということもありますが
このご時世に急増させるのは難しいと思います

もうひとつの原因は、地域地域に状況がことなり一律の対応ができず、
地域のニーズと対応策がマッチしていないんだと思います。

そう考えていくと
地域の自然を守るためには地域の人々が動かないといけない

地域の人々が地域のために動く原動力はなんでしょうか

「地域が好き〓」
っていう郷土愛などの愛情ではないでしょうか。

愛着を持つためには、自分が地域と繋がりがあることを実感することが必要だと思います

そのためには地域の人々の繋がりを深めることが大切では無いでしょうか