魚鳥木☆

百年後にも多種多様な動植物を伝えたい!!その為にも、生物多様性の保全について勉強していきます

生物多様性を脅かすもの

2008-02-26 23:10:37 | Weblog
生物多様性は重要です

では、何が生物多様性を危機に追いやっているのでしょうか

それいは4です

 人間の活動や開発
捕獲・採取による個体数の減少
宅地開拓、農林地開拓のため森林伐採
埋め立てによる海の破壊
汚濁した排水による生態系の破壊

人間の開発により動植物の生息地を汚染、破壊、奪ってしまうことによる種の絶滅、生態系の破壊が起こっています

里地・里山の崩壊
雑木林は、さまざまな木が生い茂るため、さまざまな動物が生活できる場です。雑木林は、人が薪を採集することにより、遷移が起こらない為、育まれていました。しかしながら、人が入らないことにより、雑木林は衰退し、そこで生活していた動植物は生活できなくなってしまします。
絶滅危惧種に指定されたメダカは田んぼ等に生息していました。しかしながら、昔ながらの田んぼの衰退によりメダカが減少してしましました。

人間の自然に対する働きかけが減ったことによる影響で生態系のバランスが崩れてしまいました。
自然界は、つながりによって微妙なバランスで成り立っているため、どこか1つでもかけてしまうと、崩壊してしまいます。

移入種・化学物質の影響
ブラックバスの侵入により、ブラックバスがそこにもともと生息していた魚を食べてしまい、その種が絶滅してしまう
沖縄に駆除退治に持ち込まれたマングースが、ハブ以外のもともと生息していた種(ヤンバルクイナ等)を食べてしまい、その種への影響が心配されている
ニホンザリガニとまったく同じ場所に生息するアメリカザリガニの方が、強いため、ニホンザリガニが生息地を追われてしまう

このように今までその地域に無かったものが、侵入してくることで、その地域の生態を破壊してしまっています。
また、化学物質の中にはPCB、DDT,ダイオキシンのように動植物に対して毒性を持つほか、環境中に広く存在するため、生態系や生体内のホルモン作用への影響が懸念されるものもあります。

地球温暖化
地球温暖化により、今まで生息していた地域の種や生態に影響をおよぼす
現在、現れているのが高山植物の衰退、サンゴ礁の白化問題。サンゴ礁は水温が一定になると、共生している生物が活動できなくなり、サンゴ礁にも影響がおきる



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国規模での生物多様性への取り組み

2008-02-26 08:58:51 | Weblog
生物多様性保全を国家的に取り組んでいる国があります

コスタリカです。

“環境保護先進国”と評価されています

『コスタリカ共和国は米大陸と南米大陸の中間に位置する、四国と九州を合わせた程の大きさの国。
太平洋とカリブ海に面し、国土の中央部を現在も活動中の火山帯が占める変化に富んだ地形が、素晴らしい自然を育んでいます。スペイン語で、『豊かな海岸』を意味しています。

◆世界で唯一の非武装永世中立国
◆国連平和大学及び地球評議会事務所設立
◆アリアス大統領(当時現役) ノーベル平和賞受賞
◆国家予算の21%が教育費(2000年度)
◆200海里経済水域を世界で最初に宣言
◆国土の約24%が国立公園(保護区)
◆地球上の全動植物種の約5%が生息
◆ペンショナード政策・・・年金生活者の受け入れ
◆世界人権裁判所
                               』

コスタリカ政府観光局のホームページより引用
http://www.costarica.co.jp/


1949年に制定された“コスタリカ共和国憲法”の第50条に
「環境権」(健康的な環境への権利)を規定されています。

そして、1998年には 森林法が改定、生物多様性法が制定されました/kaeru_fuku/}

コスタリカは、地球上の陸地の0.034%に、地球上の全生物種の約5%、50万種の生物が生息している動植物の宝庫

ですが、


1950年代には国土の70%以上が森林でしたが
1980年代には国土の20%に減少
  原因 牧草やプランテーション農場、コーヒー畑に開拓

しかしながら、法を制定し、国を挙げて保全に取り組んだため

2000年代には国土の50%に再生されました


取り組み

国立公園 ・ 保護区 の設定
全国土の25%の地域を指定。
環境エネルギー省が管理し、土地の利用・活用を制限。
入場料で必要経費の4割を賄っているそうです
人が森林に入り、森林が荒れるのを抑えるため、空中散策路(リフトのかごバージョン?)等が整備されています。
エコツーリズムを開催し、観光客を増やしています。
そのため、国の財政の観光収入が増えています。

日本でも入山料を取ろうという動きもありますが、問題が多く、現実的な動きにはなっていないように思います。


1989年に国立生物多様性研究所

インビオ INBio の設立(非営利組織)

理念 : 生物多様性の研究・評価の上、活用することで人々の生活の質を向上

SAVE(保護) KNOW(理解) USE(利用)

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地球温暖化の目撃者

2008-02-23 17:31:22 | Weblog
「なぜ生物多様性が重要なの?」

という質問にどのように答えますか???



私は、簡単な言葉では答えられません

また、なかなか、万人を納得できるような回答も言えません

今後、勉強を重ねて知識を蓄えて、自分なりの回答を探していこうと思っています
なので、いい知恵&情報があれば気軽にコメントを残してください


で、話は、戻りますが、生物多様性は重要です。

それは、

芸術が生きていく上で必要か?

なぜ人に親切にしないといけないのか?

文化の伝承がなぜ必要なのか?

等々の議論と似ていると思います。


少しズレるかもしれませんが、基本的な考えてとしては
藤原正彦さんが“国家の品格”に執筆されている
『駄目なものはダメ
ってことじゃないでしょうか

この考え方は、生物多様性の重要性の認識にも当てはまると感じています。

前置きが大変長くなりましたが、今日は何が話したいかといいますと、
動物写真家の岩合光昭氏の写真について記載したかったんです

生物多様性の重要性をてっとりばやく(?)訴えるためには、映像を使用するのは大変有効的だと思います。

ってか、私も、野生動物に興味を持ったのは、岩合光昭さんの“おきて”という野生動物写真集の影響が大きいです

これらの動物が、地球上から姿を消してしまったら!!

って思うと、自分にできることを何かやりたい!!と

植林活動への参加
エコバックの持参
ごみの分別
節電・節水の心がけ
できるだけ公共交通機関&自転車&徒歩

etc...

を実践しています。
でも、もっと何かが自分でできたらという気持ちから、現在、生物多様性について勉強中です。


岩合氏の写真の魅力

動物を写実体として捉えるだけではなく、その動物のことを大変よく観察されて撮られていらっしゃいます。
観察して、その動物の行動・感情をそのまま写真に収めらてれます
職人技です

観察するって、その物に自分が興味・関心があるってことの表れだと思います。
好きな人のことは知りたい!!って思うし、好きな人が好きなことを自分が好きになったりしませんか?
それと一緒で、岩合さんは動物に愛情をもって接してらっしゃると思います。

そんな岩合さんの撮られた写真は動物の表情が大変豊かです。
野生動物の写真等を見たら、

動物も人間と同じように感情があるんだぁ

って再認識ができます。


丁度、今、オリンパスギャラリーで 
“地球温暖化の目撃者”を開催されてますので、足を運んでみてください
http://www.olympus.co.jp/jp/gww/

“地球温暖化の目撃者”

の感想

※ギャラリートークに参加しました

今回はアフリカのキリマンジャロの写真でした

キリマンジャロは現地語で
“白く光る山”
っていう意味だそうですが、
地球温暖化
麓で盛んに行われている焼畑の影響
また森林減少により樹木が空気中に放出する水分(蒸散作用)の減少により
雪が解け始めているそうです。

このまま、雪が解け続けてしまうと、その影響を受けるのが麓の草原に生息する動植物たちです。


生命の源になる“水”が不足してしまい生息の危機に瀕すると予測されてるようです。
そんな状況に置かれてることを
感じているのか
   
感じていないのか

残念ながら、本人に聞けないので
私たちには判りませんが、
そこで生息しているや野生動物たちの写真展です


キリンとシマウマが一緒に写っている写真があります。
キリンとシマウマだと目線が違うので、一緒に居ると危険を察知しやすい為、一緒に行動することが多いそうです。種は違うのに助け合いの心
利害関係が一致しただけと考える方もいるでしょうが、それでも動物の知恵には驚かされると思います。

指を器用に使って棒で遊ぶマントヒヒの子供
自然な動物の行動を撮影するため、40分間、動かず動物の警戒心が無くなるのを待っていたそうです。
人間の子供と同じように、無邪気な顔で遊んでいます

森の中のブルーモンキー
しっとりとした森の中を写すために、わざと明るさを落とされたらしいです。
みずみずしい、もののけ姫に出てきそうな森の感じが出ています。
森って水の恵みで育っているんですね

ヌーの写真
たまに角が折れたヌーが居るそうで、そういう個体を目印に、群れの識別や個体識別をしているそうです。
ヌーは群れで行動しますが、水のみ場で水を最初に飲みだす個体や、危険を察知して一番最初に逃げる個体は、決まっていないそうです。しかし、群れの個体は同じ行動をとるそうです。
写真を撮るために観察され、そんなところまで見られている岩合さんの観察力に驚きました。

チーターの写真(親子・ハンター中)
チーターは狩の名人かと思っていましたが、そうでもなく失敗に終わることの方が多いそうです。目標を一頭に定め、途中で変更することは、まず無いそうです。本能がそうさせるんですかね
また、チータは他の肉食動物よりも弱いらしく、草食動物が大勢集まる場所(肉食動物も集まる)には近づかないそうです。ライオンやヒョウ、ハイエナから追い払われてしまい、子供等は食べられてしまうことがあるそうです。
唯一、勝てる相手がイヌ科のジャッカルぐらいだそうです。
最近、1個体のチーターのメスが同時に出産する個体数が減少しているように岩合さんは感じるそうです。。。
チーターは、優雅なので、私は大好きです
チーターの子供もかわいい
なので、チーターの写真の前で釘付けになってしましました

象の写真
下からのアングルで、接近されて撮られた像の写真があったのですが、
芸術性を感じる素晴らしい写真でしたその写真の中心のお母さん象の鼻は、小象の方に向いているのは、お母さん象が小象を心配してだそうです。カメラマンが接近していたので、お母さん象は子供の安全を確認している仕草だそうです。
母の優しさ
しかし、象にとって群れは絶対で、小象が病気等で群れについて行けなくなったら親象は子供を見捨てて群れに付いていくそうです。
ちなみに象の鼻は500m先のにおいも嗅ぎ分けるそうです。

野生動物の強さ・やさしさ・儚さ、そして野生動物も私たち人間と同じように感情を持って生活をしていることをあらためて感じた写真展でした。
この動物たちが幸せに生息していける環境を私たちは維持していくべきだと感じました。

そして岩合さんの写真の魅力に、さらにはまってしまいました。
素晴らしい写真を見せていただき、ありがとうございます


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地球温暖化と生物多様性

2008-02-22 10:56:30 | Weblog

シンポジウム開催のお知らせ

前回、環境NGOの生物多様性JAPANが主催するシンポジウム(3/8 千葉県幕張メッセ)についてお知らせしましたが、

なんと、
翌日にも幕張メッセで・・・

しかも

同じ環境問題を扱ったシンポジウムを開催するらしいです。

偶然なのかなぁと思えば、2つのシンポジウムには関連性が!!
実は、千葉県ではG20が3/14~16が開催され、その記念事業だそうです。

G20

私も今回、初めてこの対話の存在を知ったのですが、正式名称を「気候変動、クリーンエネルギー及び持続可能な開発に関する対話」といい、2005年にイギリスで開催されたグレンイーグルズサミットにおける合意をきっかけに発足しました。世界の80%以上の二酸化炭素を出す温室効果ガス主要排出国20ヵ国の環境・エネルギー担当大臣に加え、関係国際機関、産業界やNGO/NPOの代表等が参加し、気候変動・地球温暖化問題について議論を行います。この対話の成果は、8月の北海道・洞爺湖で開催されるG8サミットに報告される予定です。

このG20の開催がされるということもあり、今、千葉県は環境に熱いです

県、それから県民の皆様が 熱い

そんな千葉県で開催されるシンポジウムなので3/8.9ともに行く価値ありです。

しかも、3/9は豪華です。

環境に熱い県の千葉県堂本知事と
コウノトリの保護等の自然保護に力を入れている兵庫県の井戸知事との対談
兵庫県は博物館が元気です。
人と自然の博物館。今回の講演をされる岩槻先生
先生が、その博物館の館長をされています。
岩槻先生は昨年、文化功労者に選ばれた業績&人物ともに本当にたいへん素晴らしい先生
私の憧れの先生です

GBIF事務局長のジェームズ・エドワード氏の講演も聴けます。
もちろん同時通訳付き!!
前回のブログで触れさせていただいたGBIF(地球規模の生物多様性情報機構)のトップの方がわざわざ日本に

ユルゲン・マイヤー氏の講演もあります。
ドイツのNGOの方です。ドイツはNGOの力が大変強いので、この方の影響力は大変強い。

さらにさらに、豪華なことが多々あるのですが、詳しくは下記をチェックして下さい。
会場ではパネル展示等もあるそうなので、勉強にもなるし、
他の方の活動が分かりよい刺激にもなるかと思います。


☆国際シンポジウム:地球温暖化と生物多様性 From ちば

ちばG20、神戸環境大臣会合から、北海道・洞爺湖サミット、そして世界へ ・・・・

開場 9:30 

基調講演 10:00~11:20

岩槻邦男氏(兵庫県立人と自然の博物館館長)

(仮題)「地球温暖化と生物多様性の危機」

ジェームズ・エドワード氏(米国スミソニアン協会)

ユルゲン・マイヤー氏(環境と開発に関するドイツNGOフォーラム代表)


知事対談 11:30~12:30

堂本 暁子氏(千葉県知事)と井戸敏三氏(兵庫県知事)の対談


地域の取り組み紹介 13:30~15:30

①ネパール シダルサ・バジュラチャルヤ氏(ネパールナショナルトラスト理事)

     (仮題)温暖化によるチベット氷河の危機と自然保護について

②コスタリカ アルマインド・ゴメス氏(国立生物多様性研究所 生物多様性部長)

     (仮題)コスタリカの気候変動と生物多様性の研究について

③ちば(里山・里海) ちば生物多様性県民会議

     (仮題)ちば生物多様性県民会議の取り組みについて

まとめ 16:00~17:00

*展示発表   NPO、市民団体等の活動紹介の展示多数(15団体以上)


【お申し込み・お問い合わせ】

できるだけ3/5までに事前申込みをお願いします。お名前・ご所属・連絡先(e-mailまたはTEL)をメールもしくFAXで下記宛に申し込み下さい。なお、定員を超えた場合にはやむを得ずお断りすることもございますのであらかじめご了承下さい。

また、席に余裕がある場合は当日会場においても先着で申込みを受け付けます。

千葉県環境政策課G20推進プロジェクトチーム メール:g20team@mz.pref.chiba.lg.jp
TEL:043-223-4705 FAX:043-222-8044ホームページ:http://www/pref.chiba.jg/sc/08020



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生物多様性情報 GBIFの取り組み

2008-02-21 15:32:17 | Weblog

地球規模で生物の情報を集めたデータベース作りが始まっているそうです。

すごい

ってことで、今日は、そのお話


GBIF(Global Biodiversity Information Facility) 訳すと、地球規模生物多様性情報機構。
↑これがその生物多様性の情報をデータベース化させている組織です。

目的
インターネット経由で生物多様性情報を無料で提供する

経緯
生物多様性を資源として考えたときに、持続的に利用し続けるためにも基礎情報の集約が必要であり、その情報は政府や研究者のみが持っているだけでは不十分で市民、一般の方々への情報提供も必要ではないかという議論がOECD(経済協力開発機構)で話し合われ、そこから構築に至った。
2001年に発足して、2002年から正式に活動を始めた。

最初の5年間の成果
1億件の標本や観測データが集約された。

構築から5年~10年の間の数値目標
2011年までに180万種(今知られているすべての種類の情報)とそれに関する10億件の生物多様性情報を提供する。

内容
生物に関するデータベース。たとえば、“その種の形態的特徴”“どの種がどこで見つかった”“DNA情報”“文献情報”等、現在、大学や博物館、または一般の方で生物に興味のある方や写真家さん等が個別に持っているデータを集約する。
グーグルアースと提携して、その種が生息が確認された位置を詳細に確認できる。希少種等は、大まかな位置のみ。

この取り組みの意義
生物の分布予測
生物の生息確認ポイントのデータを入れていき、そのデータ量が多くなると、その生物の生息環境がわかるようになる。そこからその生物の分布予想ができるようになる。また、それが家庭のパソコンで可能になるようにシステムが構築されている
移入種の拡大予測
生物の分布予想が可能になれば、外来種(移入種)が侵入してきた際に、どこまで分布域を拡大するのか予想できる。また、侵入の可能性がある種も予測できる。
生物の変動がわかる
生物については、データが少ないため、まだ未知な部分が多い。しかし、データを集約することで、今まで、変化に気づいた時には過去のデータが無いため比較ができなかったが、それが可能になり、変化の発見が早くなる。また、1からデータを集める必要が無くなると、研究のスピードが速くなり、生物学の進歩に貢献できる。
新薬・新技術への応用
生物から新しい技術や新薬を開発する際にデータがあることで、開発が行いやすくなる。

課題
ヨーロッパと北アメリカのデータがほとんどで、アジアでは日本が少しあるだけ、アフリカや南米のデータが少ない。
まだまだデータ量が少ない。特に必要なものが、過去のデータ。しかし過去のデータはタイムマシーンが無い限り、今から測定ができないため、今後は、地域や博物館や大学に依頼し、過去のデータ(標本や調査記録等)を見つけ出して、データ量を増やしていく。

情報化社会といわれているだけあって情報の価値は高くなってきています。技術も進んで、人間はさまざまなことを解析してきましたが、生物学は、どのように進化が起きてきたのか?なぜ生命が生きているのか?等、解析は進みつつありますが、明確な結論が出ていません。また、アメリカで何億円をかけて人口環境を作り上げましたが、結局、人間はそこで一年も暮らすことができなかったそうです。このように、まだまだ生物の分野は、分からない事だらけです。そのため、現在の人間の生活が環境にどのような影響を与えるのかは、明確にデータに基づいて予測ができません。そのため、生物の情報を集約するこの取り組みは意義があり、必要なことだと思います。しかしながら、現在の生物の絶滅スピードを考えると、このデータベースに記載される前に、地球上から姿を消してします生物も多々います。ひっそりと息を絶えていってしまってるような気がして、悲しいです。
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テレビ局の温暖化への取り組み

2008-02-20 21:15:00 | Weblog
環境話題って、このブログのジャンル選択だと、どれになるんだろ?
どれもピンとくるものがなく、とりあえず社会にしてみました。

今日は、温暖化の勉強会に参加した報告です。
講演者は、公共放送でディレクターをされている方。
放送局が温暖化問題を今後、どう扱っていけばいいのか?ということを話して下さりました。

他国では
環境問題を日本以上に取り上げていて、イベント的ではなく日常話題として扱っている。イギリスのニュースでは“温暖化”が話題にならない日がない。
IPCCの第4次評価報告書が発表されたとき、イギリスの全国紙(日本でいうところの朝日新聞レベル)では、10ページ程にわたる記事になった。

ここで取り上げられた他国とは欧米諸国を指していますが、欧州は環境NGOの活動も活発で、市民の方々の関心度の高さが伺えます。
日本も見習いたいです。

放送局の動き
2007年度までは、局内でも京都議定書という言葉は知っているが、期間・削減目標等まで認識している人がほとんどおらず、興味関心がある人が少なかった。
しかし、昨年のG8 ハイリゲンダムサミットで安部首相が“2050年までに半減”等の宣言をだしたあたりから、意識の変化が見られた。

ハイリゲンダムサミットがあって、IPCCの第四次報告があって、そして2008年には洞爺湖のG8。日本国内で開催されるG8にしては、まだまだ盛り上がりにかけていると思います。どんどん盛り上がっていって欲しいです。日本では市民運動が国を動かした歴史が無いためか、市民が動けば国が変わる意識が低いと思います。G8を対岸の火事にせずに、私たちの生活に大きな影響をあたえることについて国際的に方針を決めることなので、もっと興味関心を持って欲しいです。ハイリゲンダムサミット等もNGO(市民)のパワーは凄かったと聞きました。

放送局の取り組み
今年は元旦に環境番組が組まれ、“地球の非常事態である”と多数の豪華有名人に出てもらって訴えた。
定番番組でも環境問題を取り上げるようになった。
また、環境番組も多く放送されるようになり、それらの情報をまとめた環境のウェブサイトも立ち上げた。
今までの常識では、番組のウェブは、番組の宣伝であったが、環境問題に関しては、ウェブでも情報発信という考え方が取り入れられた。

最近、様々な思考を凝らした環境番組が放送されるようになり、環境問題を知らない人は日本ではいなくなったと思います。しかし、正確な情報を持っている人が少なすぎ、錯綜する情報に翻弄されているような気がします。きちんとした環境教育を全国民を行っていく必要性を感じます。


今後の課題
環境問題はどうするれば解決できる?この答えは出ていないので、局としても方針も定まっておらず、またテレビの力でどこまでできるのか?という疑問もある。
しかし、メディアの影響力は大きいので、アイディアを出し合って伝えていきたい。

メディアの力はこの問題の解決のためには必要です。しかしテレビの前の私たちも、情報を受ける受身の姿勢だけではなく、自ら考えていくことも必要だなと感じました。

大変勉強になりました。環境問題は、地球規模の問題で、南北問題、人口問題、貧困等、様々な国際問題も絡んできます。
また現在の社会システムで環境問題を解決することは大変困難だと思います。
しかし、メディアが少しづつ動き出したりと、解決への糸口探しが始まったと思います。遅すぎるとの意見もありますが、ここまで科学技術が発達した人間なら、解決する力は持っているはずです。一人ひとりの意識の向上は必須ですので、環境問題について、もっともっと勉強していきたいです。
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生物多様性ブログ開設

2008-02-19 00:31:00 | Weblog
地球上の動植物を絶滅から守るためには、生物多様性の保全が重要らしいです。
生物多様性とは、簡単に言うと、地球規模で考えたときに多種多様な生物種が居るということらしいですが、私も、現在、勉強中です。
その勉強で知ったこと等を自分の頭の中に留めるのではなく、ブログにして、発信したいと思い始めました。
勉強中ですので、お気づきの点があれば是非、ご指摘ください。

で、生物多様性を知るために、私は生物多様性JAPANという環境NGO団体が主催するシンポジウムによく参加してます。
この団体はアカデミックな話を集めてきて下さってるので、聞きに行く度に発見があり、面白いです。
会員等を募集していないので、情報は、ホームページで自分でチェックしないといけないんですが・・・

ちなみに今度あるのが千葉県の幕張メッセである下記シンポジウム。
討論会形式があるので、疑問に思っていることを専門家に直接聞けるという機会です。
なので、私は参加を予定してます。


シンポジウム:地球温暖化と生物多様性
一緒に考えよう!?地球温暖化が生物多様性に及ぼす影響について
3月8日(土) 幕張メッセ 国際会議場301号室
第一部 10:00~12:30
● 樋口 広芳 氏(東京大学大学院教授)
 “温暖化と生物多様性の危機”
● 桐谷 圭治 氏 
   (日本応用動物昆虫学会名誉会員)
 “昆虫と地球温暖化”
● 堂本 暁子 氏(千葉県知事) 
“「生物多様性ちば県戦略(案)」について”
第二部 13:30~17:00
地球温暖化と生物多様性の将来について、現状の事例紹介・
会場の皆様からの意見を交えて語り合います。
コーディネータ:西田治文氏(中央大学理工学部教授)
コメンテータ:岩槻邦男氏(兵庫県立人と自然の博物館館長)
       小堀洋美氏(武蔵工業大学教授) 他 
事例紹介 : 呉地正行氏(日本雁を保護する会代表)
        “鳥類と地球温暖化”
      中村松洋氏(夷隅東部漁業組合・松鶴丸船長)
        “漁業と地球温暖化”
主催 :生物多様性JAPAN  
共催 :千葉県・ちば生物多様性県民会議
協力 :WWF
※ このシンポジウムは地球環境基金の助成を受けて開催されます。
参加費:無料 
事前申込みをできるだけお願いします。お名前・ご所属・連絡先(e-mailまたはTEL)をメールもしくFAXで下記宛に申し込み下さい。なお、定員を超えた場合にはやむを得ずお断りすることもございますのであらかじめご了承下さい。
また、席に余裕がある場合は当日会場においても先着で申込みを受け付けます。
 メール:sympo07@bdnj.org FAX:03-3817-1880
生物多様性JAPAN事務局  
〒112-855東京都文京区春日1-13-27中央大学理工学部生物学教室内
ホームページ:http://www.bdnj.org
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