労使協定が異常に長引き、今シーズンはもう見れないのかと諦めかけてた12月、突然のクリスマス開幕に世界のNBAファンが沸いた。あれから駆け足で過ぎた4ヶ月、30チームが各66ゲームの短縮レギュラーシーズンでそれぞれ64~65ゲーム消化してやっと東・西のPO出場各8チームが出揃った。
激しいゲームが続く中、主力の怪我、ゲーム中の揉め事が例年より多いシーズンになったのではないだろうか。
その中でもひときわクレイジーな一昨日起きた世界平和事件、被害者ひげ男爵の頭部検査結果完了前にその処分内容がリーグ側から発表された。
ご存知な方多いでしょうが、「7ゲーム出場停止」という裁定が下された。この裁定を甘いと見るか、妥当と見るか、ちょっと厳しいと見るかは個人差あるでしょう。
私が腑に落ちないのは、被害者ハーデンの身体的ダメージ結果出てから、つまりその被害状況がはっきりした地点で処分内容に反映されるのではと思っていたこと。
たとえば、万一の話だがハーデン頭部に異常が見つかりPO出場できない状況になったとき、それでも加害者ワールドピースは1回戦7ゲーム目か2回戦途中からPO出場できるというのは、「ちょっとおかしくない」と思うわけ。レイカーズが1回戦スウィープで勝つと2回戦3ゲーム目から出場できる。
それとも1回目の頭部検査である程度大丈夫な(良好な)結論が出たのだろうか?
この写真は2004年ペイサーズ時代若き日のメタ(ロン・アーティスト)、この年NBA前代未聞?の事件(観客を殴るファイト)起こしてしまい86ゲームもの出場停止処分を受けてしまった。
メタもNBA経験15年過ぎてベテラン選手の域、若き日の過ちは誰にだってあるが、誰だって年とともに経験を積み成長していく。レイカーズにはコービーという素晴らしいお手本選手がいる。彼だってデビューした90年代は今のような模範的選手ではなかった。マスコミへの口の利き方、NBAを支えてきた先輩プレイヤーへの不遜な態度・言動が目に余ること、鼻につくことがたびたびあった。
人は責任背負う立場になったり、回りから信頼され、よい結果、評価されることが積み重なって「人間的に」成長することがたくさんある。親からもらった根っこは変らないかもしれないが、環境や努力でいくらでも変ることができると思いたい。
人は人に影響を与え合いよいものが生まれる
メタが負のエネルギーを正へと変換するのは、何より自分自身にかかっているがチームリーダーのコービーやコーチ陣の役割も大きいだろう。いくら結果がすべてのプロスポーツにおいても、真に素晴らしい結果を手に入れた選手やチームには、その過程においても同じくらい素晴らしい人間的成長を果たす努力してるものだ。サンダーファンには申し訳ないが、メタの変化をこのPOでよく見てみたい気持ちにもなった。
フェニックス・サンズ(33勝32敗) 88-100 ユタ・ジャズ(35勝30敗)
ジャズが1試合残してホームでウェスタン8位・9位直接対決を制した。
ウェスタンには、LAやNYほどの大都市ではないが地元に根付いた、金にものを言わせたトレードや大物選手獲得に頼らないよいチーム作りのGoodTeamSampleがいくつかある。
ジャズ、ナゲッツ、グリズリーズはほんといいチーム作りをしてると思う。
サンズの司令塔ナッシュ、惜しくも残念な結果になった。恵まれた(筋肉的)身体能力なくとも、卓越した判断能力でゲームメイクするまさに伝統的PG、あと何年頑張ってくれるのかな・・・
東も西も6位から8位の最終順位はラスト2ゲーム消化しないと確定しないのか?
この5月は、4月以上にあわただしい日々になりそうだ。