flatな日々

栃木県小山市の自転車出張修理 星野輪業(HRG)のブログです。
店主の独り言を綴っています。

一苦労

2015-09-14 17:11:00 | 自転車なお仕事
栃木県小山市の「自転車出張修理 星野輪業 enjoy bicycle life HRG」です。

昨日の作業から



ママチャリのフロントフォークって、前面から何かにぶつかったとき衝撃を緩和するように、曲がって衝撃を吸収するようになっています。(たぶん)それゆえよく曲がっている車両があります。

先日、RINSEI LABさんでいろんな話をした時もこの話が出て、競輪選手などはコラムまで曲がってしまうんです、なんて話も聞きました。

大概のフォークは前から押されたように、前後方向に曲がるのがほとんどです。

昨日のものは3Dに曲がっていました。ステムも抜けません。斜ウスをコラムに落として単体にすると抜けました。ハンドルロックの溝が入ったスリーブも抜けません。(写真がないとわかりづらいですね、抜くのが大変でそれどころではありませんでした。)

そんな時RINSEI LABさんの話を思い出しました。



よく見ると微妙に曲がってるんですね。

結局コラムを金切り鋸で切って、たがねで溝の部分を切って、内側に織り込んで、何とか抜くことができました。

隣で持ち主の女の子が「外れて!」と祈るもんだから(笑)途中で投げ出せなくなりました。

何とか直せてよかった。


今日はハンドル周り、サドル周りのカスタムでスコットがドック入り、ハンドル周りはこんな感じになりました。



シャローからアナトミックへ。シャローだと図のようにブラケットとハンドルでVの字ができてしまい、オーナーさんも掌が痛くなってしまったようです。

そこでフィジークのコクピットシリーズのハンドルとステムに変更です。



なかなか良いですねえ。

もともとサドルはアリオネをお使いだったので、シートポストもフィジークシラノにしました。パーツに統一性が出てかっこよくなりました。

S様、バーテープ入荷すれば予定通りにお引渡しができます。





ではでは