「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの『四季を楽しむ』:沈丁花の花が咲いている

2016年02月25日 | 四季の植物と風景



にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ 
ブログ人気投票にクリックいただけると幸いです!


 24日、都立入試が終わりました。ふと気がつけば、都心ではジンチョウゲの花が咲き始めていました。ジンチョウゲは強い芳香を放ち、香りで春を告げる花です。原産は中国で雌雄異株の植物ですが、日本にある木はほとんどが雄株なので、挿し木で増やすのだそうです。

 私の周囲では、ジンチョウゲは建物の影になった部分や、地下鉄の地上出口などで見かけます。どちらかと言えば、日陰に咲いている印象の花です。春を感じる芳香で、その存在を主張しているようです。

 蕾のときは、濃い紅色をしていますが、咲きはじめると淡い色に変わります。時折、白い花を付けるシロバナジンチョウゲを見かけます。ただ、毎年楽しみにしている近所のシロバナジンチョウゲが、どういった理由かは知りませんが、ほとんど枯れかけていて残念に思いました。

 季節を艶やかに演出する花を、~の公園の片隅に、~の神社の境内に、そしてあそこの路傍にと、自分の密かな楽しみとして持っている人は幸せです。それはなにも、自宅の花壇である必要はないのです。



 ジンチョウゲが咲いた後、自宅近隣では、低木のヒュウガミズキ・ミツマタ・ヒイラギナンテン、そして小高木のマンサク・サンシュユ・ミモザなどが次々と咲きはじめる季節がスタートします。

 これらの花に共通した特徴がありますが、分かりますか? 正解を言える人は、植物に詳しい人です。植物名を知っているか否かで、四季折々の植物を鑑賞する深みが異なります。

 ・・・いずれも黄色い花を付けます。綺麗な花を付ける植物は、間違いなく虫媒花です。色と香りと蜜などで昆虫を引き付け、花粉を運んでもらい子孫を残す植物の工夫が、昆虫と同様に、私たちが花に魅せられる理由を作り出しているのです。

 黄色い花が多いのは、黄色に反応する昆虫が多いせいでしょう。ただし、近年の園芸品種のように、神の如く人間が作為的に作り出した品種は、昆虫ではなく人間の好みに合わせた花が多いことも事実です。

 ところで、春一番に舞い始める蝶は、翅が黄色のキチョウです。理由は、キチョウは成虫で冬越しする数少ないチョウの仲間だからです。多くの蝶がさなぎで越冬するのに比べて、キチョウは陽気に誘われて飛び立つのが、そうした理由で早いのです。

 私も聞いたことがあるのですが、「黄色い蝶は、幸運のしるし」と言われることがあります。それは、キチョウが春一番に飛び立つ蝶であり、春の訪れを告げ、農耕のスタートを知らせる蝶であることから、吉兆と考えられたのかもしれません。冬眠から覚めて、キチョウが飛び立つ日も間近になりました。

 高校受験生・大学受験生にも、温かい春がやってきますように。


(都営新宿線浜町駅地上出口のジンチョウゲの花)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マッキーの学習指導法:今年... | トップ | マッキーの学習指導法:今年... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
春到来で (藤村眞樹子)
2016-02-26 11:13:31
所沢でも梅や椿、菜の花など色とりどりの花が満開になっています。
これは青森の2月や3月では考えられない景色です。
祖母が雪のない冬がうらやましいといっていたのを思い出します。
また新潟にいる二男の話では、関東出身の人が新潟にいると日光不足を感じてウツっぽくなるとか。
空き家問題や民泊ということが話題になっていますが、国内で上手に利用してリフレッシュできる仕組みがあってもよいかと思います。
たとえば短期アルバイトとセットで、とか。
出稼ぎをうんと合理的にしたものですね。
また、高齢者の関東平地での湯治といったものとか。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

四季の植物と風景」カテゴリの最新記事