「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの教育:「世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」を観る

2017年01月08日 | その他

  

 
にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
ブログ人気投票にクリックいただけると幸いです!


 年末年始は教室の講習会で、元旦一日を除いて学習指導を行いました。時間的にも精神的にも余裕が無く、ブログの更新もままならない状態でした。講習終了後の1月8日(日)、上野の科学博物館で行われている特別展「世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」を、小学2年生の娘を連れて観に行きました。

 今から2万年ほど前、フランス南西部のヴェゼール渓谷にある洞窟に、躍動感溢れる動物たちの彩色画が描かれました。そこはラスコー洞窟、壁画を描いたのはクロマニョン人です。ラスコー洞窟の壁画は、彼らが描いた数ある壁画の中でも色彩の豊かさや、技法、そして600頭とも言われる描かれた動物の数と大きさなどが格別に素晴らしいと言われており、1979年に世界遺産にも登録されました。

 壁画を保存するため、洞窟は現在非公開となっていますが、その魅力を広く人々に知ってもらうべく、フランス政府公認のもと制作された展覧会が開催されました。
世界各国で人気を博しているこの巡回展に、日本独自のコンテンツを加えた特別展「世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~」が、今回観に行った企画展でした。

 
本展では、謎に包まれたラスコー洞窟の全貌を紹介するとともに、1ミリ以下の精度で再現した実物大の洞窟壁画展示によって、普段研究者ですら入ることができない洞窟内部の世界を体験することができます。また、クロマニョン人が残した芸術的な彫刻や多彩な道具にも焦点をあて、2万年前の人類の豊かな創造性や芸術のはじまりを知る機会となる展覧会です。

 



 入口で「音声ガイド」を二人で借りて、観始めました。見どころは、ラスコー洞窟を再現した暗室でしょう。世界遺産に登録され、現在では閉鎖されている洞窟を模擬的に体験できます。この洞窟の壁画は、地元の子どもたちによって発見されたそうです。子どもたちもびっくりしたことでしょう。そして、それがとても重要なものであることを知った時、冒険のワクワク感が驚きに変わったはずです


この洞窟の壁画を描いたクロマニヨン人は、どういった気持ちでこれらの絵を描いたのでしょう。人類は、本能的に美術を作成し鑑賞する性質を持っているのだろうと思われます。力強く生きいきと動物を描いています。





 ネアンデルタール人が姿を消した2万年前、現生人類と直接に繋がるクロマニヨン人は、この洞窟の中を照らす照明を発展させ、どういった思いでこうした壁画を眺めていたのだろうと想像してしまいます。

 この時代、日本列島では旧石器時代に当りますが、こうした壁画等は日本では見つかっていませんが、たぶん同様に描いていたのだろうと思われます。日本の気候風土は、そうした物を残すには適さないことが、未発見の原因となっているのだろうと思われます。

 特別展を鑑賞した後、常設展で渋谷駅前の銅像で有名な「忠犬ハチ公」の剥製と、南極の基地で生き抜いた樺太犬の兄弟「タロとジロ」のジロの剥製を観ました。下の画像の白い秋田犬がハチ公で、その後ろの右手の犬がジロです。

 博物館は、知的好奇心を活性化させてくれるワンダーランドです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マッキーの山登り:箱根旧街... | トップ | マッキーの受験アドバイス:... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

その他」カテゴリの最新記事