「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーのお出かけ:亀戸天神の梅まつり散策

2020年02月28日 | お散歩・お出かけ・遊び

 2月23日(日)、亀戸天神の梅祭りを妻と見に行きました。人が集まる場所は、コロナウイルスの伝染が心配の昨今ですが、マスクを着用して万全の準備で出かけました。地下鉄新宿線の西大島駅から歩いて北上し、JR亀戸駅まで行き、その先の蔵前橋通りを左折すれば、亀戸天神へ行きます。

 けれども今回は、ラーメン二郎の亀戸店で、ラーメンを食べることも目的の一つとしていました。そこで、交差点を右折して、まずはラーメン二郎亀戸店へ行きました。ラーメン二郎は、知ってはいましたが、まだ食べたことはありませんでした。開店前にも拘らず、既に行列ができていました。

 麺は独特の太麺で、汁はちょっと濃い目、トッピングは自由にオーダー可能。普通のラーメンには、チャーシューが2枚入っていますが、とても分厚く切ったチャーシューでした。繊細なラーメンとは言い難いのですが、病み付きになる理由は分かりました。食べ応えのあるラーメン(780円)でした。

 食後、交差点に戻り、亀戸梅屋敷でしばし休憩し、亀戸天神へ向かいました。人出はさほどありませんでしたが、梅は見頃を迎えていました。

  東風吹かば匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ

 九州の太宰府に出発する時に、菅原道真が詠んだ和歌です。やはり、天神様には、梅の花が似合っています。ただ、亀戸天神は、梅の花よりも藤の花の方が有名かもしれません。天神様の前に藤・・・菅原道真も苦笑いをすることでしょう。道真の政敵は、藤原氏だったわけですから。










 神社主殿の両脇に、白梅と紅梅が咲き、その下に絵馬の掛け所があり、多くの受験生の願いが込められた絵馬が掛かっていました。受験シーズンももうわずかで終わりです。中高年の参拝客が多かったようですが、孫の合格祈願でしょうか、あるいは合格の御礼参りでしょうか。境内には、甘酒も販売されていました。100円でしたので、いただきました。ほどよい甘みで美味しく感じました。梅の花に甘酒はとても似合います。

 万葉集で詠われた春の花は、桜ではなく梅の花が多かったようです。中国から渡来した梅が、中国の影響を受けた文化と共に、花と言えば梅を指していました。けれども、遣唐使を廃止し、国風文化の機運が高まった頃、すなわち菅原道真が表舞台から姿を消した平安時代中頃には、花と言えば桜を指すようになりました。遣唐使廃止の建議は菅原道真であり、菅原道真と梅の関係も、何か複雑ですね。








 帰りに、船橋屋の葛餅を買って帰りました。関東版 くず餅は、葛を原料とする関西の葛餅とは違い、小麦澱粉を原料としています。船橋屋では、厳選した小麦粉の澱粉質を十五か月乳酸発酵させて作るそうです。一般的な葛餅よりももっちりとした食感の葛餅です。亀戸天神では、ゴールデンウイーク前頃が藤の花の見頃を迎えます。また、訪れたいと思います。

 帰途に周辺の公園を散策しました。下の画像は、自宅周辺の公園に咲く寒緋桜と河津桜に、真っ白いツバキの花です。また、日本水仙の中に咲いていた黄色の水仙は、キブサスイセン ( 黄房水仙 )です。 黄房水仙は、フランス、スペイン原産の水仙で、大正時代に日本に渡来してきたといわれています。日本水仙に少し遅れて咲きだしますが、色が違うだけで驚くほど似ています。西洋スイセンのペーパーホワイトと異なり、日本水仙と同様に良い香りがする花でした。








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