朝、エサお求めて庭に野ウサギがやって来た。タンポポの花を食べている。私がカメラに収めようと窓を開けるや否や逃げ出した。
毎日出没するリスは、垣根をすばやく走り抜ける。自然に囲まれた環境は、お金では買えない。
今日は、昨日出来なかった野球観戦の日だ。
観戦前に日本食材を取り扱うみつわマーケットに寄った。そこで、昼食用の寿司と「山頭火」の豚骨塩ラーメンを食べた。量は少し小ぶりだが、おいしかった。本にしても日本で買うより値段は高い。でもひととおりの物は揃う。さすがシカゴは大きい街だと実感した。
シカゴ・ホワイトソックスのホームグランドであるU.S.セルラーフィールドは、シカゴの治安の悪い南部地区にある。私たちは車で直接球場に行ったので、その様子は解らなかった。どでかい駐車場では、キャンピングカーでバーベキュを楽しんでいるパーティーも見かけた。観戦前にもう出来上がっている。そのハイテンションの人が、もし私の横に座ったらと思うと恐ろしい。それでなくても頭に「SOX」の剃りこみしている人が私の左前に座っているし、周りの雰囲気は、熱狂的なファンでいっぱいだ。私の横に座っていた中年女性は、何杯もビールを飲みほし、攻勢に出ると立ち上がって私とハイタッチをした。私は、おおいに雰囲気を楽しんだ。
フェンスは低く、選手の動きがダイナミックに見える。実際、ファウルをキャッチした選手が客席に飛び込む姿も鮮明に目に入った。そんな球場を撮ろうと、最前列にいたところ、係員に注意されたようだが、私は理解できず、そのうち声を荒げてきた。恐ろしい。私は、チケットを示し席に戻って、事なきを得た。
2日前の試合が雨のため中断したらしく、その試合が行われいた。そして勝った。バックグランド上に花火が打ちあがって、場内は大変盛り上がった。オレンジの輪切りの入ったビール「ブルームーン」はフルーティで飲みやすい。
それにしてもアメリカ人の太った人は、半端なくすごい。前に座っている中年女性は、シカゴ・ホワイトソックスが攻勢に出ると立ち上がって応援する。その女性は、椅子から立ち上がろうとするとジャージが下がってハンケツ状態になり、すぐ慌てて手でジャージを引き上げる。その動作を隣の座っている婿に日本語で知らせて、お互い顔を見合わせ二人で大笑いをした。