花のアート写真工房

Ⅰ:透明水彩画集
Ⅱ:旅エッセイ(海外編)

【アートに対する情熱は、青春そのものです!】

台北フォトエッセイ~その1:職員旅行のはじまり

2014年03月05日 18時39分37秒 | 旅エッセイ⑪~台北
                                          

                      

                                          


 私が働いている内科医院の職員旅行として、2013年7月11日から7月13日、2泊3日の台北旅行に出かけた。職員8名と院長の友人3名、しめて11名の個人旅行である。職員旅行と言っても半額個人負担(38500円)と一般のツアー並みの料金で、ハードな計画に職員全員進んでの参加ではなかった。しかし、決めた以上はそれなりにお互い大いに楽しもうと前向きに考えた。

 まだ昼前であったが、セントレアのラウンジでビールを2杯飲んだ。あまり強くない私にとっては、ペースが速い。真っ赤な顔して出国した。機内では、台湾ビールを頂いた。さっぱり系で飲みやすいビールであった。もう1本と思ったが、以前、機内で気持ちが悪くなったことを思い出し自制した。一般に、気圧の関係で酔い易いという。

 最初に龍山寺を観光した。東南アジアでよくみかけるお供え物の花や食べ物を置く台がある。その中に、入学試験の通知表もあった。個人情報もへったくれもない。ひたすら仏にすがる気持ちなのか?

 中正紀念堂によってホテルに向かった。そのホテルは、饒河街観光夜市に近い所にあった。
 夜市内は、むっとするやなにおいが漂っていた。臭豆腐の匂いである。しかし、地元の人は、その食べ物に群がっていた。においの感覚が独特である。ただ食べず嫌いかも知れない。納豆のように・・・。
 狭い通路は人で身動きするのがやっとであった。そんな中で屋台では、もうもうと煙を上げて匂いで人を誘い、また、人の冷静な判断ができないくらい周り全体が眩しくひかり輝いていた。夜市ならではの演出である。
 ガイドブックに載っていた福州世祖胡椒餅を食べた。屋台の中で、具を詰め、窯で焼いていた。その手際の良さを見ているだけでもおいしそうである。7か月以上たってから、その味を思い出そうとしたが記憶に残っていない。友達に聞いても、酔っ払っていてわからないという。目から入る記憶と違って、匂いとか味の記憶は、曖昧である。

       

台北フォトエッセイ~その2:台風接近中の市内から九份へ

2014年03月05日 18時39分21秒 | 旅エッセイ⑪~台北
                           

                  

                                 

                  

 二日目の朝、雙連朝市を散策した。雙連朝市をシュアンリェンジャオシーと発音するらしい。ガイドブックに表記してあるカタカナの地名は、どれをとっても大変難しい。私は、まともに発音したことがない。つばのみが前に飛び出してくる。
 ツアーには、よくその地の暮らしを垣間見れる市場を観光することがある。本当は、日本で買えないような食材を使ってホテルで食べてみるのもいいのでしょうが、慌ただしいツアーでは、ただただ写真に収めるのが精いっぱいである。フルーツも、食べるのに勇気がいる。

 
 その後、忠烈祠で衛兵交替式を見て、故宮博物院を見学した。故宮博物院は、中国文化と芸術の殿堂として世界屈指のコレクションを誇るとガイドブックに書いてあった。その中に有名なものに、翠玉白菜、肉形石がある。私にはどうみてもアートとは思えない。白菜や肉そっくりなものを造ろうという発想が生まれない。辛口コメントで、気を悪くされた方ごめんなさい。

 九份は、台北の東に位置している。その高台からは、東の方向から迫ってくる台風の雲が確認できた。台風の勢力は、かなり強いらしい。心配である。
 そこは、映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったことで人気がある。日本のツアーでは、その中の阿妹茶酒館で、必ずと言っていいくらい食事をする。私たちもそうである。宵闇迫る頃の九份は、もっと情緒があるらしいが、残念ながら私たちは昼食をしたのだ。

 台風の影響で、明日観光する予定の行天宮と占い横丁を見学した。占い横丁は、やたらと日本語表記の宣伝が多く、日本の芸能人の写真も飾っていた。そこは、日本人観光客のための横丁かと錯覚する。

 眠りに就くころ、建物は全く揺れなかったが、風の音が、ゴーゴーとすごかった。

 
 
             

台北フォトエッセイ~その3:台風の影響でもう1泊

2014年03月05日 18時39分04秒 | 旅エッセイ⑪~台北
               

                                           

 台風が夜中に通り過ぎたが、飛行機の手配が付かなく、AM4時20分の出発便に変更になった。私たちは、もう少し安いホテルでもう一泊することになった。私は、その事にひそかに喜んだ。バスで次から次へと名所をめぐり、慌ただしい日々を過ごしていたので、やっと自由時間が持てるかも?と期待した。
 遅めのホテル出発のため、私は、ホテルの周りや夜にぎわった夜市あたりを散策した。通りから一本道を離れると建物が密集した路地裏である。前日の台風の影響で、立て看板が倒れ、ゴミが散乱していた。思ったより行きかう人は少なかったが、朝の食堂はちゃんと開いていた。朝の夜市あたりは、祭りの後のように、静まり返っていた。

 ホテルは、台北の中心街にある六福客棧というホテルに決まった。客室もいいし、その周辺には、マクドナルドやコンビニそして近くに地下鉄「松江南京駅」があり、立地条件がよい。
 私たちは、ホテルのチェックインを済ませ、3時ごろ台北の若者たちが集う永康街に向かった。ひとこと言っておくが、私たちはおばさん、おじさんである。しかし、現地の地下鉄に乗りたかったことと少しコジャレタ店を散策したかったからである。

 以前台北を旅行した人が、マンゴ-のかき氷で有名な「思慕昔」と言う店に入ったことがあると指差した。その店は、なるほど込み合っていた。屋台とは違って、かき氷の盛り方がおいしそうであった。一息ついたところで、あたりを散策したが、これと言って買うものもないしひたすらブラブラした。
 カフェでおいしいコーヒーを久しぶりに頂きたいと店に入ったが、コーヒーアートがでできた。あま~い。

 前回の職員旅行は、北京を予定していたが反日運動の高まりで前日にキャンセルをした。そして、今回の職員旅行は、台風の影響で延泊になった。次回は、ソウル旅行という。ハプニングはブログの材料になるし楽しいが、どうなることやら・・・。