東京に行こうか岩手に行こうか、前日ぎりぎりまで迷ったあげく東京に行きました。
東京は30度近くまで気温が上がると聞いて、今年初めて初夏の服装に。いつも東北との気温の違いに配慮しすぎて、服装面でのずれを感じていました。今回、30度の予報は当たりましたが、初夏の風がさわやかで真夏の気温も苦になりませんでした。
東京での本命は『藤田展』や『プラド展』だったのですが、混雑を考えるとなかなか勇気がわきません。まずはこれまで行ったことのない美術館を訪問して、帰り際に勇気が出れば上野の界隈でどちらかの美術館を訪ねてみることにしました。
出かけるぎりぎりまでネットで検索し、決めたのが練馬区立美術館。予想通りこの美術館はとても静かで、規模からみてもじっくり見たい人向けです。今回は和歌山県立近代美術館展を開催しており、それはラッキーだったものの、この美術館の収蔵品をひとつもみることができませんでした。その代わり、受付カウンター近くのパソコンで検索すると所蔵品をすべてみることができるようにしてありました。
和歌山県立近代美術館展「大正期の異色画家たち」・・・展示品は野長瀬晩花や佐伯祐三、川口軌外など、1930年協会のメンバーと言われる人たちの作品を中心とした126点。
佐伯祐三の『下落合風景』、大正期の作品とはいえ、とても懐かしい感じがしました。この画家の作品からくるイメージは、どこかで出会ったことがある、初対面とは思えない、言葉にすればそんな感じです。
原勝四郎の『画工像』はモデルが萬鐵五郎ではないかと思われるのですが・・・。
この企画展のチケットを飾ってる川口軌外の『少女と貝殻』、丸い卵のようなモチーフがいっぱい描かれていて奇妙ですが、思わず見入ってしまうインパクトのある絵です。
それにしても、和歌山県立美術館は収蔵品が1000点以上とパンフレットにもありますが、どんな美術館なのでしょうか。これまで全く視野に入れていなかった美術館です。とても気になりました。
西武池袋線の中村橋駅から歩いて1分、練馬区立美術館は静かで監視の人の笑顔もいい雰囲気でした。
僕も行きました土曜日に。
ギャラリートークが開催されていて、ちょうど大正期の画家は西洋とのはざまに悩んだということでした。
版画のコーナーが面白かったです。
yukoさんの美術館めぐりもしゃれてますねー。
そうでしたか。okiさんも行かれたのですか。ギャラリートークが確か2時頃からでしたから、1時間ほどの時差でしたね。聞いてみたいなあと思いながら、美術館を後にしたのでした。