コバルトブルーのような風に包まれて

俳優の赤楚衛二くん、ミュージシャンの藤井風くん、好きなドラマについて、日常生活などを中心に書いてます。

映画「レジェンド&バタフライ」

2023年02月06日 | 映画

映画「レジェンド&バタフライ」を観に行ってきました。

キムタクと綾瀬はるかちゃんの共演で織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年を記念して製作された歴史大作です。

物語は、webニュースをお借りしてます。

”尾張の織田信長は、格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれていた。この男の元に嫁いできたのは、「マムシの娘」と呼ばれる男勝りの美濃の濃姫だった。権威を振りかざし尊大な態度で濃姫を迎える信長と、臆さぬ物言いで信長に対抗する濃姫。敵対する隣国同士の政略結婚という最悪の出会いを果たした二人は、性格も真逆で、お互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態、まるで水と油のような関係だった。
そんなある時、強敵・今川義元の大軍が攻めて来る。圧倒的戦力差を前に絶望しかけた信長であったが、彼を奮い立たせたのは、濃姫の言葉であった。二人はともに戦術を練り、激論の末に奇跡的勝利を収める。真っ向から対立していた二人はこの日から次第に強い絆で結ばれ、やがて誰も成し遂げたことのない天下統一へと向かっていくのであった──。”

この映画のタイトルは”レジェンド”は信長で、”バタフライ”は濃姫なんですよ。(帰蝶とも呼ばれていたからだと思います)上映時間は2時間45分で長め。でも、観ていて長いとあまり思わなかった。

まず、注目して欲しいのは、このポスターです。このポスターにはものすごく深い意味があります。これから観に行かれる方は、ぜひこのポスターを目に焼き付けてから観て欲しい。

そしてポスターに書かれた「まだ見ぬ世界へー。」この言葉にも奥深い意味があります。私は、映画を観た後、このポスターを観て泣きそうになりました。あーもうネタバレしたいー!いろいろ言いたいー!ですがブログでネタバレしたくないので我慢します。

キムタク信長は、やはりスター性がすごく感じられたし、とにかくかっこよかった!キムタクって織田信長の生まれ変わり?って思うほどのハマり役でした。そんなスターキムタクの相手役は、やはりスター性と凛々しさを持つスター綾瀬はるかちゃん以外に考えられないと思いました。

映画は、ほぼ歴史どおりの展開でした。織田信長は、気性が激しく、冷酷で、残酷な武将だと取り上げられてますが、この映画でもそんなシーンがたくさんありました。正直、そんな信長をヒーローだとはとても思えないし、果たしてレジェンドと呼んでいいものかと思います。

でも、戦国時代の歴史って、まだまだ未知なところが多くて、ホントのところ織田信長って、ホントのところはどんな人で、どんな思いで生きてきたのか曖昧です。曖昧だから、描けた世界がこの映画には、たくさんあったように思う。

この映画では、信長は気性が激しく、冷酷で、残酷なところもあるけれど、それ以上に夢や冒険などへの強いあこがれを持つ人間らしい男だったと思う。その傍には愛する妻が居て。

信長の描いている夢や冒険は天下統一よりも壮大なもの。私は観ていて、その夢をいつの間にか叶えてもらいたいと願ってしまった。その夢が一体何だったのか劇場で見て欲しい。壮大なロマンを追い求める信長はやはりレジェンドだったと思えてしまった。

時代劇ですが、信長と濃姫の壮大なラブストーリーでもあります。戦国時代を生きる武将は、恋愛するのも一筋縄ではいかないけれど、当時は戦いに勝ってホームに帰ってくることが愛情表現の一つだったのかもしれません。もちろん、信長もその一人です。

映画では、信長が「わしは帰らねばいかんのじゃー!(ならんのじゃー!だったかも)」と言うセリフがあります。涙が出るほど一番心に刺さったセリフでした。このセリフがどのシーンで出てくるのか注目して欲しいです。信長の夢、希望、愛情のすべてがこのセリフに集約されてます。

それから意外ですが、超大作なので、配役も大河ドラマのように豪華俳優陣をたくさん揃えていると思いましたが、そうでもなく、むしろ歴史上有名人物の存在感がすごく薄かったように思います。その分、信長と濃姫の生き様がより丁寧に描かれてました。

「レジェンド&バタフライ」興味のある方は、ぜひ劇場でご覧ください。私はおススメです。

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