コバルトブルーのような風に包まれて

俳優の赤楚衛二くん、ミュージシャンの藤井風くん、好きなドラマについて、日常生活などを中心に書いてます。

「耳をすませば」

2022年10月16日 | 映画

映画「耳をすませば」を観に行ってきました。客層はほぼ女性でしたが、年長者も多い印象を受けました。

この映画は1995年に公開されたジブリのアニメ作品でした。娘が幼いころ、私も一緒に何度も見ていた大好きな作品の一つでした。そして、主人公が恋をする少年(天沢聖司)の声が、あの高橋一生だということでも話題となっていました。

ジブリ映画の中では、珍しく壮大な作品でもなく、青春の煌めきを描いた淡いものでした。物語を書くことに挑戦する主人公の月島雫。バイオリン職人になりたいと言ってイタリアで夢を叶えようとする天沢聖司。

そんな二人は互いに惹かれ合い、その思いを伝えて映画は完結した。甘酸っぱさが残った良きラストだった。当時、二人はまだ中学生。15歳だった。

「耳をすませば」ファンは、あれから「二人はどうなったんだろう?」と思ったことありませんか?

実は、私は二人が遠距離恋愛になってしまえば、別れてしまうと思っていたんです。当時は今のようにSNSも無い時代、エアメールで連絡を取り合うことしか交流手段がなかった。電話代も高いし、行き来するにも費用がかかる。遠距離恋愛がイタリアと日本という距離は長すぎる。

幼い二人は、自然消滅となり、やがて甘酸っぱい初恋の思い出になるだろうと思っていました。

ところが、映画で二人の10年後を実写化すると知ったときには、そりゃもうビックリしました。

アニメとの環境設定は違えど、二人は10年経っても付き合っていた。初恋が続いていたことに驚きました。この10年で多くの男女と出会いがあっただろうし、身近にいる人に心変わりしても全然おかしくない。だから初恋なんて結ばれないものだという考えでした。私もそうだったから。笑。それなのに二人の純愛がこんなにも固いものだったとは。。。こりゃ見ないとなぁ。雫と聖司の関係が気になって仕方なかった。10年経って二人の関係はどうなってしまうのか?

ラストは、二人の関係が大きく変わります。さぁどんなラストでしょうか?言えません。笑 ただ私はラストを見て号泣しました。映画を見ていただけに泣けました。「耳をすませば」ファンの方にはぜひ見てもらいたい一作です。エンドロールもしっかり見てください。(瞬き禁止です)そして雫と聖司の物語はこの映画で完結です。)

松坂桃李くんの大ファンの方には絶対この映画は見て欲しい。彼は天沢聖司そのものでした。ラストの桃李くんを見たら倒れると思います。笑 

ここに貼ってあるポスターにも意味があります。ポスターにもぜひ注目してください!